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2分で読める子育てエッセイ№582『息子が歌いだしたのは、まさかのあの曲』
ある休日の朝、子供たちがお気に入りの動画の話を始めた。
「学校の給食時間にあった、変なリクエスト曲っていうのをやっていたの」
変なリクエスト曲?
期待値がぐいぐいと上がる。
すると、息子が歌いだしたのはまさかのあの曲。
1歩店内に踏み入れると、「ドンドンドン、ドーン・・・キ」
とかかっているあの超有名総合ディスカウントストアの曲だった。
えー。それ学校でありなの? 給食時間大爆笑だったよね絶対。
リクエストする方もすごいけど、それをOKする先生もすごい。
それを聞いたちょっぴり負けず嫌いのダンナがこう言い出した。
「自分も中学時代に、放送委員が好きな曲を募集していたから、よくリクエストしていたよ。『え~。またその曲なの~』って言われるくらい好きだったその曲はなーんだ」
変な曲の話をしていたのに、変な行動をとったダンナの話、いや変なダンナの変な話にチェンジ?
そのうえ、時代が違い過ぎて全然当たる気すらしない。
大ヒントを出してもらった挙句、やや同じ世代のワタクシ、ギリギリ当てたものの、子供たちは予想どおりポカーン。
これは実際に聞いてみるに限るよね?
と、わが家のAIスピーカーちゃんに声をかけた。
「銀河鉄道スリーナインの曲をかけて」
すると、本日も絶好調、わが家のAIスピーカーちゃん。
シリーズのなかでもわざわざメッチャレアな曲をかけて家族を困惑させる。
なんの時間?
「気分を取り直して、ドンドンドンドーンを聞く?」
誰からともなく、リクエストがあってAIスピーカーちゃんにまた声をかける。
ところが、
「ドン・キホーテの・・・・です」
というものの、同じような名前の曲が流れたり、全然違うグループの謎の音楽がかかり、リクエストした曲がかからない。
本日も絶好調だね、AIスピーカーちゃん。
そこは我ら家族も慣れたもの。
いつの間にか音楽を聴こう、から
「誰がAIスピーカーちゃんに希望の曲を再生させることが出来るか」
というゲームに変わってしまっていた。
休日ののんびりとした時間。
謎の時間の過ごし方。
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