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【勘違いかも?】介護休暇は「介護するために使う」(その1)

こんにちは。訪問介護サービス提供責任者のスタッフkです。

介護離職を防ぐための制度が少しずつですが、整いつつあるように思います。

でも、介護休暇や介護休業を「自分が」介護をするために使っていては、いくらあっても足りません。


⭐️そもそも介護は平均すると8-12年くらい続く。

厚生労働省のホームページには、平均寿命と健康寿命についてのデータが掲載されています。

このページによると、2016年時点での平均寿命と健康寿命は男女それぞれ以下の通りです。

男性・平均寿命80.98歳|健康寿命72.14歳
女性・平均寿命87.14歳 |健康寿命74.79歳

令和2年版厚生労働省白書

健康寿命とは「日常生活に制限のない期間の平均」のこととあるので、その間の期間が多かれ少なかれ「何らかの支援・介護が必要な期間」と考えられます。

だとすると、男性は平均8.84年女性は平均12.35年の支援や介護が必要な期間があります。

8-12年と聞いて、いかがですか?

私は「平均データでは意外と短い」と思いました。

私の感覚だと、女性の場合は20年くらい支援や介護が必要なイメージです。実際にもっと長く訪問介護サービスを利用されている方もいらっしゃいます。

ただし、これはあくまで2016年のデータですし、平均寿命が伸びていることを考えると、介護が必要な期間も長くなる可能性が高いと思います。

”現在70歳の人の平均余命(残り何年生きられるかという数字)から考えると、介護が必要な期間は男性14.53年女性15.77年”となっているサイトも見たことがあります。

⭐️介護休暇と介護休業

本題の前に、介護休暇と介護休業の違いを簡単に確認したいと思います。(厚生労働省ホームページを参照の上、まとめています)

〜共通点〜
どちらも「労働者が、要介護状態にある対象家族を介護するために」休暇・休業できる制度です。

要介護状態とは、負傷、疾病または身体上もしくは精神上の障害により、2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態を指します。

対象となる労働者:対象家族を介護する男女の労働者(日々雇用を除く)
※介護休業の場合、期間を定めて雇用されている方は一定の条件あり。

対象となる家族:配偶者(事実婚を含む)、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、孫

〜相違点〜
⭐️介護休暇⭐️
取得できる日数:対象家族が1人の場合は、年5日まで。対象家族が2人以上の場合は、年10日まで。

取得単位:1日または時間単位。

手続き方法:書面の提出に限定されておらず、口頭での申出も可能。

⭐️介護休業⭐️
利用期間・回数:対象家族1人につき3回まで、通算93日まで。

手続き方法:休業開始予定日の2週間前までに、書面等により事業主に申出。

ものすごくざっくりまとめると、介護休暇と介護休業の違いは休める日数です。(※できる限り正確に要約するよう努めましたが、詳しくは厚生労働省ホームページでご確認をお願い致します。)

制度の概要を確認するだけで長くなってしまいました💧
次回(長期戦での介護休暇・休業の使いどころ)へ続きます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!


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