本当に進みたい道を見つけるためには「ない」から「ある」の意識に変えていくこと
【音声で聴きたい方は一番下の「ラジオ配信」からどうぞ】
私たちは、
今以上に、
優れていないとダメ、
完璧でないとダメ、
強くないと、努力しないと
幸せや豊かさを受け取ってはいけないと、
思いがちです。
自分に厳しい私たちがハマるところ。
インドの古典や、聖典や経典を読めば、
「修行が必要」と書かれていて、
その意味の受け取り方を間違えると、
ますます今の自分を否定して、
さらに完璧を目指したくなります。
でも、本当はそこではありません。
何かができるから素晴らしい人になれる、とか
何を持っているから幸せで豊かになれる、
ということは
書いていません。
むしろ、
失敗ばかりで不完全で、
努力も三日坊主で、
弱々ですぐに逃げたくなる
情けない自分も、
何も持っていなくて、
何もできない自分も、
今、この瞬間、
幸せで豊かになれますよ、と
書かれています。
これが出来きたら
幸せになっていい、
これを持っていたら
幸せになっていい、
そんな条件付けは
一切書いていないですし、
そもそも、その考え方自体が
一番いらないのだと思います。
幸せに豊かになるためには、
今の自分を否定して、
もっともっと完璧に近づかなければ、と
努力することでも
人より
優れようとすることでもなく、
今の自分を赦して、
受け入れて、認めて、
今の自分に感謝すること。
人より優れることばかりに必死な人より
不完全な自分でも
今、自分に与えられた環境や状況に
感謝してる人の方が幸せになるのは
想像がつくと思います。
自分の欠けている部分を
必死に埋めようとするのではなく、
今、ないものを追い求めるのではなく、
すでにあるものへ感謝する
感性を磨いていくこと。
そうすることで、
私たちは
「個」の力ではなく
「全体」の力で生きることができ、
その時、
奇跡の連鎖が始まっていきます。
「ないない」
「もっともっと」
「もっとくれ、もっとくれ」と
外側を見るのではなく、
今、ここに存在している
自分をしっかりと見て、
十分すぎるほど、感謝していくこと。
私たちの本質は「ブラフマン」。
全体の存在であって、
全体であるということは
無限の力を持っている、ということ。
まずは「ない、ない」状態から
目の前に全ては「ある」に
意識を変えていきませんか?
全てが「ある」になれば、
私たちは
今、この瞬間から、
心地よさと安心を感じることができるようになって、
安心で平和で心地よさの中にいたならば、
当然のように
そこに自分の本当に進みたい道が見えてくると
思います。
「ない」から「ある」の意識で。
アーユルヴェーダもヨガも瞑想も呼吸も、
「ない」を「ある」に変えてくれる
手助けをしてくれます。
できるところから
はじめてみませんか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?