私たちの最終目的地は 「自分」からの自由
アーユルヴェーダでは
人生の目的を4つの段階に分けています。
ダルマ、アルタ、カーマ、
最後の4つ目が
モークシャ。
この4つ目の最終段階である
「モークシャ」とは
「自由、解脱、悟り」のこと。
何からの「自由」かといえば、
「自分自身」からの自由、
「我」という囚われから
いかに自由になるか、です。
私たちを苦しめているのは自分自身です。
「自分」や「我」に固執したり囚われていると、
視野がどんどんと狭くなり、
柔軟な考えができず、
私たちは苦しくなっていきます。
誰しも経験があると思います。
そうして
自分に対しても、他人に対しても、
社会に対しても、
決めつけが激しくなり、
ことあるごとに周りを裁いて、
腹を立てたり、イライラして、
怒りや虚しさでいっぱいになっていきます。
また、
みんな「本来の自分」を
観ないようにしているために、
自分のことも分からず、
さらには他人のことも理解できず、
周りに対しての猜疑心は増していくばかりで、
本来の自分で生きいないために、
劣等感を抱えて、見栄を張ってしまったり、
上手くいかない理由を
他人のせいにしてしまったりをしています。
これらが「我」になります。
私たちの問題のほとんは、
この「我」からきていて
悩みも「我」があるから起きてきます。
だから
私たちが生まれてきた最終目的は
この「我」から自由になること。
ややこしいですね(笑)
でも、私たちが普段行っていることは
この「我」を
さらに強化していくことばかりです。
必死で何かを得ようとしたり、
誰かと比較をしたり、競争したり、
これは「我」を強くしていくばかりですから、
結果、
ますます私たちは問題や悩みを
多く抱えることになります。
この「我」を強化させないためには
私たちは、1日に何回も立ち止まって、
静かに自分を感じる時間が大切になります。
朝は
お白湯をゆっくり飲む、
ヨガをする、
瞑想をする、
ジャーナリングをする、
お仕事中、
何か焦ったり、イライラしたり、
思考がまとまらない時には、
軽く10秒間目をつぶって、呼吸に集中してみる
トイレで1分間瞑想をする、
夕方は
疲れが出て
つい「我」が出やすくなってきますから、
忙しくてもあえて坐って、
身体を温かくしながら、
ゆっくりと温かいお茶を飲んで、
何も考えない時間を過ごす。
夜は
温かいお風呂に入って、
ストレッチやヨガをして、
瞑想をする。
そんな風に
1日の中で、何度も立ち止まることが
「我」が強化されない方法、
「我」に振り回されない方法だと思います。
急ぐ必要もないし、
焦る必要もないし、
我慢する必要もないし、
無理をする必要もなし、
立ち止まってみたら、
すべて「ここにあった」ということに気づくことが
最終目的地である
モークシャの領域なのかな、なんて思います。
アーユルヴェーダもヨガも瞑想も
時々やれば良い、というものではなく、
当たり前の日常の中で、
いかにそれを取り入れていくか、だと思います。
できるところから、
取り入れてみませんか。
私もはやく
モークシャ(自由、解脱、悟り)のご近所まで
いきたいものです
なんて欲を言っているうちはまだまだですね(笑)
今日は気持ちの良い青空の1日でしたね、
明日もどうぞ穏やかで素敵な1日をお過ごしください。
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