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#604 あなたはどこで中島みゆきと出会ったか

2024.7.13.
先日、NHKで中島みゆきさん(以下、敬称略)の特集番組が放送されていた。

私の印象では、「日本を代表するシンガーソングライター」で、いくつも楽曲を知っているし、なんなら歌うときはモノマネしちゃうし、とにかくすごい人!という感じだったのだが、
その番組で紹介される歌はやはりどれも素晴らしかったし、本人が歌っている映像では不敵な笑みと手をひらひらさせながら踊る様子が印象的だったし、字幕が出てくる歌詞も生きるとか愛とか…普遍的なことが多くて。(絶対に会いたくて会いたくて震えたりする歌とか作らなそう。)

いやあ、一体どんな生き方をしてどんな才能をおもちならこんなミュージシャンになれるのだろうと、興味をもった。

なので、今回は浅いところでWikipediaベースで「調べ学習:中島みゆき」をしてみようと思う。これを書きながら、中島みゆきメドレーを聴いている。



いやもう、ページのど頭からびっくり!72歳だと???
札幌生まれ、高3の文化祭で初めてステージに立つ(しかも歌ったのはオリジナル曲)、大学は藤女子大学文学部国文学科(文学部っぽい!)、在学中から音楽活動をし、卒業後も家業を手伝いながらアマチュア活動を続ける。23歳でデビューするまでに作った楽曲は100を超え、既に多くのファンを獲得していた。

デビュー以降の話は、私が覚えのある曲の紹介も絡めて↓

★1970年代

2作目のシングルとして「時代」をリリース。1976年にファーストアルバム「私の声が聞こえますか」を発表。その後現在まで、1年につきアルバム約1枚のペースでコンスタントに作品を発表し続けている。

「時代」…本当に素敵な曲だし、これを23歳で作っているって信じられん!ちなみに私はこの曲が作られた頃は生まれていない。この曲と出会いは、小さい頃に家族と乗っていた車で聞いた薬師丸ひろ子バージョンである。中島みゆきのことは全然知らず、薬師丸ひろ子の曲として認識していた。


★1980年代

1981〜2年に人気はピークに達し、その後アルバムセールスが下降線を辿る。作風を模索し、本人がその後振り返って「御乱心の時代」と称した時期が数年続く。瀬尾一三というプロデューサーとの出会いでその時期を脱し、1988年から始まった演劇とコンサートを融合した舞台「夜会」は、その後のライフワークともなる活動となった。

私はこの年代に作られた曲はあまり馴染みがないのだが、母優子は先日のNHKの番組を見ながら、3年B組金八先生の挿入歌として使われた「世情」は本当に印象深かったと話していた。警察が学校に突入してくるシーンで、全くセリフがなくこの曲がフルコーラスで流れたそうだ。
シュプレヒコール…聞いて思わず意味検索しちゃったよ。


★1990年代

この時代は、テレビドラマやCMとのタイアップで日本の音楽業界が盛り上がり(テレビの時代だったんだなあ…)、中島みゆきも3枚のミリオンヒットを出す。特に、「空と君のあいだに」が大ヒット。1999年には、文部科学省の国語審議会委員を務めた。

いやもう、この辺は私の学生時代なので記憶がある。中島みゆきというミュージシャンを認識し始めた頃だろう。特に、ドラマ「家なき子」は小学生の頃に放送されていたが、流行っているという認識はあったが見てはいなかった。でも「空と君のあいだに」は、よくモノマネしながら歌っていたなあ。


その後の「旅人のうた」も歌っていた。なんとも凛とした曲。これ、調べてみたら「家なき子2」の主題歌ってなっていて、2あったんだ!と驚き。いやあ、やっぱりヒットしたものは2作っちゃうよね。そして大抵1を超えられない。

あの日々は消えても まだ夢は消えない
君よ歌ってくれ ぼくに歌ってくれ
忘れない 忘れない ものも ここにあるよと


そして、「命の別名」と共に発表された「糸」も超有名&人気曲。私が「糸」を知ったのはMr.Childrenの櫻井さんがBank Bandで歌っているものが先だった。結婚式の曲としても定番で、もともとも結婚を祝う曲として作られたものらしい。比喩表現凄すぎる。


★2000年代以降

ヤマハミュージックに移籍し、最初にリリースされたのがプロジェクトXの主題歌である「地上の星/ヘッドライト・テールライト」である。中島の作品にこれまで馴染みの薄かった中高年層のサラリーマンを中心に大きな人気を集め、TOP100に連続174週にわたってランクインするという驚異的な記録を打ち立てた。2006年には文部科学大臣賞を受賞、また同年、TOKIOに提供した「宙船」でレコード大賞の作詞賞を受賞。2009年には紫綬褒章を受章。

いやあ、紅白で黒部ダムから中継された「地上の星」、すごく記憶に残っている!サビの歌詞、ツバメに呼びかけてるんですけど!こんな歌詞よく出てくるなあ。


そしてその後のリリース曲が「銀の龍の背に乗って」ね。これはもうDr.コトー!というイメージ。その前はツバメに呼びかけてるけれど、今度は銀の龍の背に乗っちゃってるから。いやー、かっこいい!!!
調べてみるとどうやら、銀の龍の背に乗る…はメスを持つ医師、龍は命の水の化身などという意味があるらしく、なるほどと。

急げ悲しみ 翼に変われ
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに
僕はこの非力を嘆いている


地上の星と同じく、紅白で「麦の唄」を歌っていたのも印象深い。なぜかこれを聞いて涙が流れてきちゃったのよね。なんでだろう。紅白のトリって、やっぱり中島みゆきとかMISIAとか、聞いてて震えるようなアーティストがやるべきなんだなって思った。(あれ、その年のトリだったんだっけかな?)

麦に翼はなくても 歌に翼があるのなら
伝えておくれ故郷へ ここで生きていくと
麦は泣き 麦は咲き 明日へ育っていく


TOKIOに提供した「宙船」もすごい曲だよね。

その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールを任せるな

いやいや、どんな敵が周りにいるんだよ!と聞いた当初は思っていた。笑。


★付け加えておきたい曲

ここまで、順を追って自分にとって印象的だった曲を羅列してきたが(本当に、超メジャーソングばかりですみません…)、一つ付け足すとすれば、吉田拓郎さんに提供した「永遠の嘘をついてくれ」である。

これね、YouTubeで検索したら、吉田拓郎さんのライブに中島みゆきさんがゲスト出演する映像が出てきたのだが、その姿がもう超・超・かっこよくて!!!貫禄しかない登場から、マイクに近づくときの表情、歌ったら礼だけして去っていく姿。


本人が歌っている映像どれもから感じるのは、本当にこの人は歌で生きているんだなということ。生きる=歌う、みたいなことなんだろうな。



ということで、以上が私の調べ学習まとめ。

皆さんが出会った、中島みゆきのイチオシ曲は何でしょう?



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