⭐️【並列読書】は【無意識の学習・創造的】に有効!?アイデアが溢れ出すそのメカニズムとは? (並列読書②)
🔴はじめに
本日は、前回に引き続き、読書術【並列読書のススメ】です。
以下では「読書」と書きますが、そっくりそのまま「仕事」や「タスク管理」と読み替えていただければ、爆発的なパフォーマンスにつながる「可能性のある」ものになっています。
前回の記事はこちら。(多分、読んだ方がわかりやすい)
今日の記事は、
①読書や作業を効率化し、
②記憶や潜在意識に定着させ、
③日常生活への重大な影響を与えることのできるテクニック(仮説)
を書きたい思います。
⭐️こんな問題意識のある人に是非。
・読書を習慣化したい。
・読みたい本はあるけれど、なかなか消化できない。
・読んだ内容が【その時は理解】するけれど【定着】しない
・『読む』と『整理する』を一体化して読書の成果を高めていきたい。
・同時に読みたい本が2~3冊以上ある。積読ばかり。
・読書の内容を潜在化して、日常生活での【気づき】や【アクション】につなげたい。
それでは行ってみましょう。
🔴前回のおさらい
前回は、複数の読みたい本やタスクを、1日ごとに区切る(=直列)ではなく、1日を短く切って、毎日少しずつやるという並列のススメを書いた。
まず、①最初に実例を図とともに示し、
◆直列読書・・・例)A~Eの本を1日1冊。5日で5冊読む。
◆並列読書・・・A~Eを小分けにして、それぞれ毎日少しずつ。
②次に、【並列読書】にはさまざまな心理メカニズムがあり、【集中力】【記憶力】が高まることを仮説として提示した。
⭐️並列読書の効果(こちらの記事の抜粋)
【締切効果】による集中力UP
【学習スケジューリング】による記憶効率UP
今回は、並列読書がもたらす【学習・発見・ひらめき】効果について書いていきたいと思います。それではよろしくお願いします😎
🔴読んでいなくても【学習】【発見】【ひらめき】を引き起こす【スコトーマの解放】とは!?
⭐️スコトーマとは?
さて、【記憶力UP】とやや近い点ではあるが、この話をしないわけにはいかない。
『スコトーマ(心理学的盲点)』という言葉をご存知だろうか?
「盲点」というように、私たちの「脳みその目」が、一時的に見えなくなることがある。
以前、こちらの記事で触れたので、そこから引用する。
引用
私たちの頭の中には大量の情報があります。そして、全ての情報を意識に上げることはできません。例えば、友達とおしゃべりに夢中になっている時に、座っている椅子の感触や、服が手に擦れる感触、唾液の味、これら全ての感覚を感じ始めたら話に集中できないですよね(笑)
したがって、私たちの脳は、【今は、この点に注意して生きていきましょうね~】という情報のみを【発火】させていると考えられています。
例えば、メールアプリのアイコンを見た途端、つぎのような連想ゲームが起こることはないでしょうか?
返信→仕事→企画書→月曜日のプレゼン→苦手な上司
こういう現象も、この【発火】によるものではないでしょうか
逆に、【関係ねえや】と判断された情報は、認識が難しくなります。これを心理学的盲点(スコトーマ)と言います。カラーバス効果とは、一定の対象に興味関心を持つことによってスコトーマが外れ、我々の無意識がそこに対して注意を向けやすくなっている状態のことです。
このように私たちは、日常生活の情報を『無意識のフィルター』にかけているのだ。スコトーマがある状態では、様々な【気づき】や【学習】は生じない。
この意識に上がっている情報というのは、次のいずれかになってくる。
❶【興味・関心】 好きなもの、感情の動く出来事など
❷【手に入れたばかりの情報】
体験談だが、新車を購入した途端、私は同型車が街に増えたことに気づいた。また、Apple Watchを買った途端、なんだか周囲の人もApple Watchをつけ始めた。
いや、違う。
私の無意識からの【興味・関心】の指示を受けて、【脳みその目】が開化したのだろう。
⭐️スコトーマと並列読書 の関連とは!?
さて、並列読書とスコトーマの関連について。
並列読書は、反復学習によって、『忘れかけていた頃に復習する』という仕組みになっている。
❶直列読書の場合
A〜Eを5日かけて読んでいく。
1日目に学んだことは、復習をする機会がないので、3〜4日目には、だいたい意識から抜け落ちているだろう。
ここでしっかり踏みとどまって考えたいのは、
書籍Aの健康情報自体は、【忘れてはいるわけではない】
ということだ。
【頑張って思い出そうとすれば】思い出せる。忘れているのではなく、【意識に上がっていない】可能性がある。
Aで得た学びが「古い情報」として、『スコトーマ』になっているのだ。❷並列読書の場合
A〜Eを毎日、少しずつ読んでいく。
Aの内容を忘れそうなころに、再びAを読む。B~Eも同じ。
【脳みその目】が眠りに入りそうな頃に、ちょうど次の読書サイクルが回ってくる。それによって、私たちの脳は盲点から目覚め、『スコトーマ外し』をし続けることになる。
🔴スコトーマ外しの結果得られるものとは?
さて、これは、前章で述べた【記憶力UP】とどう違うのだろうか?
並列読書をすることで、『スコトーマ』が外れた状態を維持できれば、どんないいことがあるだろうか?
スコトーマが外れると無意識に怒ること
❶日常的気づきが得られる
>仕事、生活のあらゆる行動が、学んだ内容との関連で捉えられる。=【行動改善】【学習加速】【ひらめき】
❷関連情報の入手が容易くなる
>SNS、ニュース、雑談などの中から、関連情報が【聞こえてくる】
並列読書、ええもんでしょう!?
☠️取扱注意
最後に、一つ警告しておきたい。
学んだことを常に意識にあげる、いわゆる『アンテナを貼っておく』ということは、裏を返せば、『他のアンテナを下ろす』ということだ。毎日A~Eの各ジャンルのノウハウを意識するのは正直辛いこともある。食事に気を使い、コミュニケーションを意識的にコントロールし、デスク周りの仕事道具が最適なものかどうか気になってしまう。子どもと接するたびに、「この言葉がけは正しいのだろうか?」と考えてしまう。
そして、目の前の小さなことに【脳みその目】を開く余裕が少し減ってしまう。
結局人間のリソースは有限だと思う。優先順位をつけた上で、実践することを強く推奨する。
🔴まとめ
今回は、【並列読書】が引き起こす学習・ひらめき・発見などの無意識学習的なメカニズムを考えてみた。定期的に反復する再学習スケジュールを組むことで、スコトーマが解除され、【脳みその目】が開く。それによって、日常生活全てが、今読んでいる書籍の学習機会として生かされる。これは読書ではなく、タスク管理でも同様だ。
ちなみに、こんな反論もあるかもしれない。
(反論)マルチタスクはやめろって色んな人が言っていたぞ!
これについては、並列読書は、そうはなり得ないという点をいずれ書いていきたいと思う。
ちなみに、次回は、並列読書のさらなる効果として【継続・習慣化】や【目標設計】に関連したnoteを作っていきいたいと思っている。
次回以降(仮)
⭐️並行読書のもたらす効果
・並列読書が習慣化のメカニズムに最適な理由とは?
・【ツァイガルニク効果】による【継続効果】とは?
・WIGとWirlwindの振り分け
・「マルチタスクは良くない!?」という意見も・・・
この記事が少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです😼
最後までお読みいただきありがとうございました‼️
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