✏️我慢貯金 〜我慢を『資産』にして楽しむ〜【記録で行動改革①】
はじめに
ついつい買ってしまう / ラーメン、アイスがとまらない / おかわりの「もう一杯」がやめられない。そんな悩みに向けて、【記録による貯金改革】というテーマで書いていきます。
・コーヒーもういっぱい
・ラーメン食いてえ!
・アイス食いてえ!
という我慢が苦手な人は、最後までぜひお読みください。
シリーズ記事一覧
🔥①『やりたい』が続き、『やめたい』を遠ざけるためのコツとは?
🔥②自己管理の決定版『価値付け』と『価値外し」
前回の記事の最後から引用する。
〜引用〜
今回は、自分の目標に対して頭の中でああだこうだと考えるのではなく、落ち着いて価値と損害を考えてみようと言う話をした。
『やりたい』『やめたい』と思った時、それらの価値や害悪は考え抜かれたものではなくて、【脳がショートカットして得た雑な結論】でしかない。(ヒューリスティクス)
それを防ぐテクニックとして、『価値付け』『価値外し』と言うテクニックを紹介した。このテクニックの背後には、【強制思考装置としての『書く』】【理由の数】【空白の魔力】【分解思考】 という4つのコンセプトがある。
ちなみに、このような【記録による行動管理】の類には、WOOPやDefinition of Fearといったやり方もある。これについても、次回ちょろっと触れてみようかと思っている。(触れないかもしれない)
ということで、今回以降、【💡記録による行動改革】と言うより広い視点から、応用的な技術を3つ紹介する。
紹介するのは、次の3つ。
❶我慢貯金
❷WOOP
❸Define the fear
3つの技術に共通する要素は次の通り。
✅全て無料のアプリGoogle Spreadsheetを利用したもの。
✅記録という手段を取ることでヒューリスティクスを克服し、多角的、合理的に考えられる。(以下、『正しく考える』)
✅短期的には、書くだけですぐに効果が得られる。
✅長期的には、データを累積することで、最大限の心理的効果が得られる。
便宜上、以下では、記録することでヒューリスティクスの働きを抑え、多角的、合理的に考える行為のことを、一旦歩みを止めて丁寧にかんがえることから『立ち寄り思考』と呼びたい
本日は、❶我慢貯金について書いていきます。最後までよろしくお願いします。
⭐️我慢貯金
これは、『価値付け』『価値外し』のお金バージョンだ。過去記事でも少しだけ触れたので、ここでは簡単に説明する。
・お腹すいた
・コーヒーもういっぱい
・ラーメン食いてえ!
・アイス食いてえ!
それでもついつい食べてしまう。100円だから・・・と。
チリツモで気付けば、週に2回も3回も。コンビニによる数ばかりが増える。
そんな時に有効なのが我慢貯金。ただ記録するだけだが、思っても見なかった自分の行動の価値に気づくことのできる『立ち寄り思考』の応用術。
◆記入項目は、以下の通りである。
・我慢した項目
・資産①抑えた出費
・資産②得た特典(健康、時間、集中力など)
・資産③ 回避できた損害
⭐️我慢貯金の成果
これを書く前後で、『我慢』に対する認識が変わる。認識を変えて行動を変えようという目論見だ。
Before(ヒューリスティクス=ちゃんと考えていないモード)
食べ物やアイスを我慢することでお金の節約になる。
After(多角的に適切に考えられているモード)
食べ物を我慢することで得られる資産はお金以外に多岐にわたる。「100円」という出費の背後には、健康、時間、精神的なエネルギー、人間関係など、多岐にわたる『資産』がある。
⭐️我慢貯金のポイント
✅分解思考で考えること。
以前に紹介したマインドマップアプリなどを用いて、「時間、健康、お金、人間関係、精神面」など多様な視点から②特典や③回避できた損害について検討できるとなお良い。
✅【空白の魔力】を使うこと。
記録することが重要なのではない。『記録する場所がある』ことが重要だ。
これは前回記事でも行ったが、【空白の魔力】によるところが大きい。
「空白の魔力」とは、次のような心理状況を発動させるものだ。(前回記事より抜粋)
❶そういえば、〇〇について記録するんだったわ。【~し忘れるの防止】
❷空白に、何か入れなきゃ【空白回避の心理】
❸昨日も一昨日も書いているのに、今日だけ書かないのは、気持ち悪い【実績を中断させたくない心理】
ただの我慢を金銭以外の価値から再評価してみる。それによって、より積極的に行動への動機付けを行う『我慢貯金』。貯まるのはお金だけではなく、諸々の『資産』なのである。
こんな感じで、【記録をとる】というのは、自分の行動に対する認識をグッと高めてくれる。ということで、次回は、【記録で行動改革その②】WOOPという手法について解説しようと思う。
「記事が長すぎて少し読むのがしんどい」という声もいただいたので、今後はもうちょっとお手軽な感じでサクサク読める分量にしていきたい。
最後までお読みいただきありがとうございました‼️ 少しでも読者の方に貢献できたなら、「スキ」をして激励してやってください。これからも頑張ります。
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