休職中のお金の悩み ~傷病手当金申請の体験談~
Green Forest代表の秘書、はるです。
今回は休職中のお金のお悩みについて、私の体験を交えた記事を書きます。
似たような経験をされている方の参考になれば幸いです。
休職中の悩みのひとつは、お金ではないでしょうか。
お給料が出ないので、貯金を切り崩して生活するしかない…と考えて不安になる方も多くいらっしゃると思います。
しかし会社を休職した場合は、傷病手当金を受給することができます。
申請すれば、お給与の3分の2の金額が支払われます。
傷病手当金は健康保険に加入している会社員であれば、最長1年6カ月受給できるものです。
分かりやすく説明されているHPを見つけたので、リンクを貼っておきます。
傷病手当金の受給まで、大体の流れはこのような形になります。
① 休職の手続き後、会社の人事担当者から傷病手当金の案内が届く
② 書類に情報を記載する
個人情報、疾患名など本人が記載する必要のある箇所が指定されているので記載する
③ 通院している病院へ書類を持参し、主治医に情報を記載してもらう
<注意点>
・定期的に受診(2週間に1回)していないと書類を書いてもらえないので、普段から受診している必要があります
・受診料に加えて、書類代の支払いが必要です
④ 書類を会社へ送付する
<注意点>
会社によって書類送付の締め日があり、締め日に遅れると入金が遅くなる場合もあるので出来る限り早めに送付するのが安心です
⑤ 会社で書類を受理後、一か月後または数か月後に指定の口座へ傷病手当金が入る
<注意点>
書類提出後、受給までに時間がかかります
私が初めて適応障害で休職した際、傷病手当金について何も知りませんでした。
傷病手当金の案内があった際、人事担当者の男性から「傷病手当金は一生懸命働いている人のお金から支払われている、貴重なありがたいお金だということを忘れないように」と言われました。
今思えば、パワハラのような言動をその人事担当者から受けていました。
その言葉を真に受けて罪悪感を抱いてしまった私は、「そんなお金は受け取れない」と思い、本来は受け取れるはずのお金を受け取らずに、貯金を切り崩して休職生活を送りました。貯金といっても毎月奨学金を返済しながら一人暮らしをしていた社会人二年目の頃で、それほど貯金があった訳ではありません。家族にも頼れず、働くこともできない。生活がギリギリで正直とても苦しかったです。
そんな中、通院して受けたカウンセリングで「あなたは傷病手当金を受け取れる。受け取る権利がある。あなただって働いて保険料を支払っていたのだから」とカウンセラーの方から言われて、その時はっと気づいたのです。
確かに私も一生懸命働いていた、働いていた時期はまだ数年だけれど、その間に保険料は支払っている、私にも受け取る権利があるとその時初めて思えたのです・・・。
当時は社会人2年目で立場が弱く、人事担当者に言われたことが正解なのだと思い、自分は受け取る権利はないと思い込んでしまいました。
結局、私は傷病手当金を受給せずにその会社を退職し転職することに決めました。それ以降はカウンセラーの方のサポートもあり、精神的に回復していきました。
転職後も事情により休職することになりましたが、その際の傷病手当金の手続きではその人事担当者のようなことを言ってくる人は誰一人いませんでした。
私のような経験をしている方はあまりいないかもしれませんが、何かが原因で働けなくなってしまった場合、傷病手当金を受給する権利があるということを知っておいてほしいです。
私の様に会社側から何か罪悪感を抱かせるような言葉をかけられたり、受給しにくくするような言動を取られた場合は気を付けてください。あなたには受給する権利があります。
もし困っていたら、勇気がいることかもしれませんが、誰かに相談してみてください。
休職を経験している方は今多くいらっしゃいます。
経験している方の話を参考にして、どうかあまり思い悩まずに。
生きる術はあります。
Green Forestのカウンセラーは休職経験者です。
休職中のお悩みもお聞きしていますので、お気軽にご連絡ください。
LINE相談は無料、カウンセリングはチップ制(お気持ち制)です。