繊細さんが”生きやすく”なるための柔軟な心の育て方
こんにちは。
今日は、繊細さん(HSP)についてのnote。
繊細さん、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の人は、日々のできごとや他人の言動が心に深く響き、大きな反応を引き起こすことが多いというのは知られていますよね。
繊細な気質は素晴らしい資質ですが、その一方で、ささいなことに過剰に反応してしまうと、心が疲れやすくなる原因にもなってしまうんです。
✧˙⁎⋆繊細さん(HSPの人)にもいろいろなタイプがあるんです。
マガジンで取り上げていますので、お時間あったら読んでみてくださいね。
✧˙⁎⋆繊細さん(HSPの人)に必ず持っているという特徴「DOES」についてまとめたnote。
これを知っているだけでも、少しは繊細さんという人が理解できるかもしれませんね。
✧˙⁎⋆こちらが繊細さんについてまとめた、有料マガジンです。
そういうわたしも繊細気質の持ち主。
自分のことを理解するために、深掘りしてみました。
お時間あったら読んでみてくださいね。
今回は、繊細な心を持ちながらも、柔軟で穏やかな反応を身につけるためにはどうしたらいいのか、ということを一緒に考えていきたいと思います。
また、反応を柔軟にするための実践方法もお伝えしていきたいと思います。
わたし自身も、繊細気質なので、このトピックはとても興味深く、そして過去に漠然と感じていた”生きづらさ”から脱却するために、わたしなりに研究した内容をお伝えしています。
ここ一年ほど、毎日がジェットコースターのような忙しい生活を送っていますが(今年初めに名古屋→神奈川に移住、秋にはピアノルーム契約してピアノを移動させたり、名古屋の実家を空き家にしたりとバタバタ続きです・・・)、そんなさなかでも、自分の感情とうまくつき合っていくことで、右往左往しなくなり、さらーーっとできごとや感情を流せるようになっています。
他人の言動や毎日のできごとに「そっかー」「そういうこともあるよね」とうまくやり過ごせるようになったら、疲労感を感じたりや寝込んだりすることも少なくなるかもしれません。
ではここからは、HSPの人を「繊細さん」と書いていきますね。
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なぜ繊細さんは反応が大きくなるの?
まず、繊細さんの方がなぜ反応が強くなるのか・・・から探っていきたいと思います。
✧感受性の高さと脳の情報処理
繊細さんは、周りの情報や人の気持ち、環境の変化を通常の人(HSPでない人たち)よりも敏感に察知するんです。
これは、脳が細かな情報処理を行なっていて、無意識に多くの情報を深く分析しているからです。
たとえば、上司のちょっとした表情の変化や友人の微妙な声のトーンの違いにも気づき、それを大きく感じてしまうからです。
このように、感受性が高いために、日々のいろいろなことが深く心の中に入り込んで、時に過剰な反応を引き起こしたりします。
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✧感情の共鳴と共感する力
繊細さんは、他人の感情に共感しやすく、その感情をまるで自分のことのように感じ取ることができます。
たとえば、他人の悩みごとや悲しみに触れると、自分の感情と混ざり合ってしまい、強く反応してしまうことがあります。
これはある意味、特技というか、いい側面だとわたしは感じていますが、過剰に反応することで、自分のエネルギーを大きく消耗しやすくなってしまうのです。
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反応を柔軟にすることのメリットとは
反応を柔軟にすることで、繊細さんがより”生きやすい”と感じられるようになります。
では、どのようなメリットがあるか考えてみましょう。
✧心の疲れが軽減される
柔軟な反応を身につけると、ものごとに対して過剰に反応することが減り、心の負担が軽くなっていきます。
繊細さんが自分を守り、穏やかな生活を送るためには、この負担を軽くすることが大切です。
✧周りとの関係がスムーズになる
他人の言動に柔軟な反応ができるようになると、周りの人たちとの関係もうまくいくようになります。
たとえば、誰かの意見に対して過剰に反応しないで、冷静に受け流すことができるようになれば、衝突が減り、信頼関係も築きやすくなります。
✧自分の意識がより前向きになる
反応を柔軟にすることで、できごとに振り回されることが少なくなり、内面的に落ち着いた状態を感じられるようになっていきます。
これは、自分自身の成長や充実感につながるので、「わたしは大丈夫」という自信も養われます。
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反応を柔軟にするための実践方法
繊細さんの長所を活かしながら、心を柔軟にしていくための具体的な方法をご紹介します。
ご自分に合ったかたちで取り組んでみてくださいね。
✧マインドセット:できごとに対するとらえ方を変える
ものごとに対する反応を変えるためには、まずそのできごとのとらえ方を変えることが大切です。
・「それはただのできごとにすぎない」
できごとそのものには意味がなく、自分がどう感じるかで意味づけをしていることを意識します。
たとえば、誰かのひとことに傷ついたと感じる場合には、その言葉に対する自分の受け止め方(解釈)を見直すことで、反応を穏やかにすることができます。
・「すべては自分のための学び」
他人の言動や起こるできごとを、自分の成長のチャンスと考えることで、ネガティブな感情に流されずに冷静に対応することができます。
たとえそれが不快に感じる場面であったとしても、「この経験がわたしを成長させてくれるんだ」ととらえることで、心の余裕が生まれるものです。
✧˖°⌖꙳✧˖°
✧毎日の習慣:少しずつ柔軟性を鍛えていく
柔軟な反応を身につけるためには、毎日の習慣に小さな変化を加えることが大切です。
・「5秒ルール」を実践してみる
他人の言動やできごとに対して、すぐに反応しないで、5秒だけ心の中で待つように意識してみる。
この5秒間があることで、自分がどう感じているのかを冷静に確認できるので、感情が爆発するのを防ぐことができるかもしれません。
・ポジティブな「セルフトーク」を取り入れる
反応が大きくなりそうなときに、「大丈夫、わたしはこの状況を乗り越えられる」という自己対話を意識的に行うことで、不安や緊張が和らいでいきます。
この方法を繰り返し行なっていくことで、内面的な安定感が育まれます。
・小さな「切り替えスイッチ」を作る
反応しやすいな、と思う場面で、何か違うことを考えたり、あえて周りの景色に目を向けるなどして、気持ちを一瞬だけでも切りかえる習慣を身につけるのもひとつの方法です。
たとえば、いやなできごとがあったら、頭の中で「切り替える!」と自分に声をかけるだけでも意識が変わっていきます。
✧˖°⌖꙳✧˖°
✧内面の成長:自分を受け入れ、他人と比べない
繊細さんは、他人との比較や自分の反応に対する自己批判で悩んでいることが多いのではないかと思います。
自分自身を優しく受け入れることで、柔軟性が育まれる基盤をつくることができます。
・「自分のペース」を大切にする
他人と比べず、自分のペースで成長していくことがとても大切です。
自分が感じることや反応に対して、「これがわたしの自然な反応なんだ」と受け入れることで、心の負担が軽くなり、柔軟性も身についていくのです。
・自己肯定感を育む
自分自身を肯定する気持ちは、柔軟な反応をするための大切な土台となります。
毎日の生活の中で、「今日もわたしはよくがんばった」と自己肯定する時間を持つことで、少しずつ他人の反応やできごとに振り回されない安定感が生まれていくのです。
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✧まとめ。自分の心は自分で育てる。
繊細さんという細やかな特性を持つからこそ、反応を穏やかに、そして柔軟にすることで生きやすさが増していきます。
すべてのできごとに一喜一憂するのではなく、少しずつ自分の心に余裕を持たせる工夫を積み重ねることで、心の安定感が高まっていき、周りの人やできごとともうまく向き合っていくことができるようになります。
柔軟な心の育て方は繊細さんにとって、生きやすさを育むための第一歩です。
最初は難しいと感じることも多いかもしれませんが、ご自分に合ったやりかたで、少しずつご自分のペースで取り入れてみてくださいね。
自分の心は”自分で育てる”。
だれも自分の心には介入できない・・・。
わたしだけの領域(フィールド)だから・・・。
一日二日で得られるものではないからこそ・・・やる価値はあると思いますよ♡
今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。