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「しをかくうま」を読んで感じた「言葉を研ぎ澄ませていくことの美しさと楽しさ」

九段理江さんの「しをかくうま」を読んだ。

まさに純文学。
研ぎ澄ました言葉で遊ぶ様に、読んでいてなんだか笑えてきてしまう。
物語の概要とかは、私の能力不足で半分も理解できてない気がします。
それでも、読んだ後の高揚感とワクワク感が素晴らしいです。

言葉と人間という壮大なテーマを扱っている本書。
最近、言葉の持つ力であり、可能性であり、どこか神がかっているものを感じていて、そんな中で本書と出会えてよかったなと思います。

インタビュー記事を読んでいて、九段さんは言葉を研ぎ澄ますためにランニングや筋トレで身体も磨いているとおっしゃっていました。
たしかに、日常を整えることから美しく本質的な言葉は生まれると思います。
自分はどう生きたいか?何をしたいか?
それを理解するためにも、結局まずは言葉にして目の前に表すしかない。
自分が心から生きたいように生きるには、心身を整えて、まっすぐに言葉で表せれるように環境を作る必要がある。

言葉って面白いな。人生って面白いな。
そう強く感じさせてくれる一冊でした。

これから、トレーニングに出かけます。
肉体を研ぎ澄ませることで、言葉が磨きあげられていく。
そんな人生の楽しみ方を、していきたいです。

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