全く違う世界に生きる、私たちと同じな人間 〜「レーエンデ国物語」を読んで〜
多崎礼さんの「レーエンデ国物語」を読んだ。
恋心、親子の愛、何かを成し遂げるために生きること。
ファンタジーだけど、私たちが生きるリアルな世界と確実にリンクする心情がしっかりと描かれている。
娘を大切に思う父の姿に感情が移入する。
誰かのために生きる。
結局、どの世界でも、それが虚構の世界でも、これ以上の幸せはないのだろう。
生きていれば色々なことがある。
それらが紡がれ、一つの物語が完成される。
全然違う世界で生きている、私たちと同じ人間の姿に、勇気や希望をもらえた。
だから読書は面白いなと、改めて感じさせてくれる一冊でした。
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