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人間の内面を描いた時点でそれはもうSF。「盤上の夜」を読みました。

宮内悠介さんの「盤上の夜」を読んだ。

将棋や囲碁などのボードゲームを題材にした短編集。
それぞれのゲームを通して、人間の内面であったり人生というものについて深く描かれていてとても面白い。

本書はSF大賞も取られているとのこと。
え、SF?これってSFなの?と感じたが、SFという言葉を調べてみると「空想的な小説」という意味があるらしい。

リアルな世界をもとに、人間の心という空想的な世界を描いた本小説。
舞台はたった数センチ四方の盤上にも関わらず、そこにはどこまでも終わることのない広い世界が存在している。

人間って、面白い。奥が深い。
世界を広げてくれた、素晴らしいSF小説との出会いでした。

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