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純文学とは景色を眺めるようなものなのかもしれない。〜「海岸通り」を読みました〜
坂崎かおるさんの「海岸通り」を読んだ。
綺麗だ。美しい。
文章を読んでいるのに、まるで景色を眺めているような感覚になる。
純文学ってそうゆうものかもしれない。
正直、本書を通じて作者が何を伝えたかったかなんて、無能な僕にはわかりはしない。
読んでいて心地が良かった。
おしゃれなワードセンスに心が躍った。
人と人との繋がりに心が温かくなり、恵まれない環境で生きる人を見て安心してしまう醜い自分にも気づけた。
文字を見て、心が揺さぶられる。
その意味とか真意とか、難しいことはわからないけど。
これからも景色を流れるように、文学を嗜んでいけたらいいなと思う。
心に穏やかな凪を生み出してくれるような、優しい一冊だった。