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「言語の本質」を読みました。

今井むつみさん、秋田喜美さんの「言語の本質」を読んだ。

何の気なしに使っている言語を私たちがなぜ理解できるのか、どう学んできたのかを解説してくれていて、とても勉強になった。

そもそも、なぜ当たり前に言語を使用できているのか?なんて問いを、この人生で持ったことがなかった。
気づけば言葉を当たり前に使い、当たり前に生きてきた。

ここで感じるのが、私にも確かに言語を使えるようになってきた過程があったのだということ。
そして、その過程を喜んでくれた存在が確かに存在してくれていることが、なんとも言えないほど嬉しく感じられるのだ。

言葉を楽しもう。
言葉で紡がれていく、人と人とのつながりを大切にしていこう。

当たり前に感謝。
改めて、言語を使用できている奇跡、今こうして生きている奇跡に思いを馳せずにはいられない。

当たり前のことに疑問を持ってみる。
そこから人生の見え方がガラリと変わって、美しくなることもあるのだろう。

言語と人生の面白さを再認識させてくれた、素敵な一冊でした。

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