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全てが経験でありチャンス。借金であれ、失業であれ。〜「三千円の使いかた」を読みました〜

原田ひ香さんの「三千円の使いかた」を読んだ。

生きることは辛く厳しいことばかりだけど、前向きに解釈していけたらいいなと感じた。

全ての経験を糧に、それを「ネタ」として生きていく。
この逆境があったからこそ今の私がある。そう思えるように、前向きに昇華できるように生きていたい。

家が貧しい。借金がある。
誰が悪いわけでもない。強いて言えば運が悪かった。
どこにもぶつけられない怒りを、文字にして、言葉にして、誰かのために届けられたらいい。
理不尽に立ち向かう私の姿から、誰かが生きる希望なんかを少しだけ感じてくれたらいい。

失業中の友人がいる。
状況は良くない。次の仕事もなかなか決まらない。
けど、面接を繰り返しているうちに自分が大切にすべきものが見えてきたとも言っていた。
笑えない状況のはずなのに、不思議なくらいに清々しい表情をしていた。

ありがとう。おかげさまで。
人生が贈ってくれた理不尽に、感謝して生きれたらいい。

それは決して強がりなんがじゃない。
この人生を、幸せに生きていくためのコツだ。

順風満帆な人生などいらない。
向かうべき課題のない人生など味気ない。

仕事、夫婦、お金、両親。
問題は山積みだ。
だからこそ面白い。
いや、面白いと思い込んで生きていく。

人生に前向きになれる、素晴らしい一冊でした。

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