「島はぼくらと」を読みました。
辻村深月さんの「島はぼくらと」を読んだ。
島に住む高校生たちの友情が眩しかった。
同時に、島という限られた世界で生きていくことの幸せ、また同時に苦悩についても考えさせられた。
田舎暮らしを選ぶ人がいる。
都会での戦いに疲れ果て、田舎に安らぎや平穏を求める。
ただ、やはりそこもトレードオフだ。
人間がたくさんいる場所からの解放は、限られた人間関係の中で生きていく苦しさと隣り合わせだ。
悪いことばかりではない。
小さなコミュニティだからこそ、そこで生まれる人間関係は強固でより濃いものとなる。
自分にはどんな生活が合うか、どんな生き方をしていきたいか選ぶことが大切なのだろう。
どうやったって、人間として生きていく以上は、人との繋がりを避けて通れない。
そこを最低限でうまくかわしながら生きていくのか、腹を括って人間関係の渦の中に飛び込んでいくのか。
人との繋がりが人生を豊かにすることはきっと間違いない。
その分量や濃度。自分に合った生き方とか人との付き合い方とか、うまく見つけて人生を楽しめたらなと感じました。
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