深刻さで運命の輪っかを回すのやめてなんでもない顔で犬とお散歩出かけよう
ちょっと嫌な出来事があった。
感情をざわつかせたり揺さぶられるような出来事だ。
普通だったら自分がシャットアウトすれば済む話なのだが、訳あってそれができない。シャットと真逆のウェルカム状態。
困ったな・・
と思った。
私は自分の性質上、感情に激震を走らせるようなことはしたくないと思っている。
瞬間湯沸かし器的にカーーーっとなって周囲を巻き込んだ挙句自滅するか、びくびく恐れたり落ち込んで悩んだ挙句自滅するか。
いずれにしても自滅する。
いいことなんてなんもない。
だから感情はできるだけ「凪」の状態で穏やかでいたいと思っている。
なのに今回の困りごとのウェルカム状態。
どうすればいいんだろう
どんなふうに考えればいいんだろう
いつも通り頭の中がぐるぐるしてきたのでタロットカードを持ってくる。
自分の思考が行き詰まった時、私はいつもタロットカードを一枚出す。
「答え」をもらうわけではない。考え方の「切り口」や「視点」といったヒントをもらうのだ。
ということで出たカードは
起こる出来事はすべて偶然
起こる出来事、目の前にポンっとやってきたものは偶然でたまたまなものだと言っている。
今回の困り事が偶然起きた出来事だなんて今の私にはとうていそうは思えてないわけで、偶然どころか意味があるとしか思えていない。けれどそんな私に、
偶然起きた出来事、たまたまやってきた出来事だというそんな視点で考えてみろよ
そんな世界観に乗っかってみろよ
って言っているのだ。
あまりの真逆さに、なので正直少しイラッとした。けれどまたそれもポイントだったりする。
人には思考の癖というものがある。
たまたまやってきた出来事に対して瞬時に思考したり判断する、物の見方や捉え方、考え方の癖だ。そういった思考の癖が人にはあり、それが自分の運命の輪っかを回している。
たまたま来たものにいつも恐れや不安という捉え方をすれば、そういうふうに輪っかは回って人生は進んでいくし、ワクワクや楽しさという視点で物事を捉えればまた、そのように輪っかは回る。
だから
自分のどんな思考パターンが自分の人生の輪っかを回しているのか、このカードでそんな自分の癖を見つめることができるのだ。
今までの私だったら・・
たまたまやってきたこんな出来事に対して怖くなったり落ちこんだり、マイナスな方向へ大きく感情を揺さぶられていただろう。
そして自滅していた。
そしてそれが自分の思考の癖であり、パターンであるっていうことがわかった。
私に足りないのは冷静さだ
いちいちまともに受け止めない、正面衝突しない、ちょっと離れたとこから眺められるそんな余裕や間隔を持った視点。
しらんがな
しゃーないな
まあえっか
今の私にはそんなふてぶてしさすら必要なのかもしれない。感情を「凪」で保つための思考のコントロールだ。
ホフディランの"スマイル"という歌が頭の中に流れてきた。
♪ なんでもない顔してでかけりゃいいのさ
♪ 深刻ぶった女はキレイじゃないから
深刻さは要らないよな。
深刻になると深刻な輪っかが回っていくのだから。
だったら・・・
しらんがな、しゃーないな、まあえっか。
なんでもない顔してスマイルで犬とお散歩でも行ってこよう。