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2023年夏旅③〈長野県松本市〜白馬 道の駅めぐり編〉
古い町並み、朝市、素敵な喫茶店、景観…
心の栄養分が多すぎた飛騨高山。名残惜しさで後ろ髪ひかれつつも私たちは次に向かうことにした。
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(は?)
【2023年夏旅】
①出発編はこちら
↓↓↓
②飛騨高山編はこちら
↓↓↓
今日はいよいよこの旅の目的のひとつ
長野県でおいしいお蕎麦を食べる
というミッションを果たす予定である。
私はお蕎麦が好きで、普段からよくお蕎麦屋さんに食べに行ったりするのだけれど、「十割そば」というものを食べたことがない。
"十割そば" を"とわりそば" と読むのも知らず、"じゅうわりそば" だと思っていたほど馴染みのないものだった。
ただのポンコツなだけ疑惑もあるっちゃある。
普段出先で見かける十割そばが食べられるお蕎麦屋さんは、どこのお店もいつも混んでいるのでずっと諦めていた。毎回横目でチラ見してスルー。
なので今日のこの日にいよいよ念願の蕎麦を食べられると思うとワクワクし、期待がふくらむ。
本日も快晴で、朝からすでに朝とは思えない気温になっている。
早く冷たいお蕎麦を食べに行くべく、車を走らせる。
さも自分で車を走らせてるかのような書きっぷりだが運転してるのはもちろん旦那さんだ。
私が住んでいる地域とは違い、ここは本当にどこを走っても景色がのどかで穏やか。そして美しい。
特別な建物や何かのモニュメントなどがあって、それが素敵だというわけではない。
空と木と田んぼ
ただただこのコントラストが美しい。
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江國香織さんの小説ではよく「さみどり」という色の表現が出てくるが、この快晴の下に広がる田んぼを見て、こういうのを「さみどり」っていうんだろかなぁ…など一人思ってみたりする。
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水色と白と緑のコントラストの中をひたすら走り続け、正午を過ぎた。目的のお蕎麦屋さんまではまだあと1時間以上かかる予定だったが、旦那さんがまあまあの限界に来ていたようで、道のえきや食堂を見つけるたびに、
もうおなかすいたー
目的の店までホンマに行く?
もうあきらめへん?
もうこの辺で食べとかへん?
もう‥
とモウモウうるさい。つい何時間か前のてんこ盛りのモーニングをモウ消化したのだろうか…。
本当につくづく燃費の悪い身体だ。
ということで、あまりにもうるさいので予定を変更して途中の道のえきでお昼をとることにした。
【十割そば】の"のぼり"が立ってたのでまあいっか。いいことにする。一つ目のミッションはここ、松本市安曇の道のえきで遂行することにしよう。
蕎麦ののぼりを見たとたんに、私のお腹もグゥと鳴った。旦那の身体が燃費悪いとか悪口書いたことは、モウ知らんことにする。
食券機で食券を買い、提供まで大人しく外の景色を眺めながら待ち、いよいよ目の前に念願の十割そばがきた。
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やっと会えたその姿、忘れてなるものかと必死で撮った。このために窓際の席に座ったようなものだ。
凛としたこのたたずまい。素敵じゃないか。
割烹着にタスキがけとかしてしまいそうになるじゃないか。
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実食。
あれ…。
えっと、ちょっとよくわからん…。
えっとなんやろ…。つゆ?
つゆがなんかちょっと?
好みのつゆじゃない?
おいしい、いやおいしいよ?おいしいけど、
なんかちょっと思ってたんとちがう…。
いやおいしいけど…。わからん…。
え?つゆ?
(エンドレスループ)
以上が初十割そばの感想。
冷たくコシのある蕎麦はおいしかった。でも蕎麦つゆが初めて口にする味わいだった。関西のつゆとは当然違うのかもしれないが、正直なところ私好みのものじゃなく、ちょっと残念だった。
マズっっ
とかではなく、あれ?なんかちょっと違うなあ…程度のものなので誤解のないように書いておく。
あくまでも私の感想。私の舌がバカ舌なだけかもしれないので。
ということでひとつ目のミッションが完了し、お土産物や野菜(とにかく安い)、そして自分用にもお蕎麦を買って私たちは次に向かった。
* * *
松本市内を走りながら、やっぱり景色の綺麗さに見とれてしまう。
しかしどうしてこんなに「色」が綺麗なんだろうか…。
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毎日歩きたいとか思う
次にたどり着いたのは安曇野市の道の駅
「アルプス安曇野ほりがねの里」
ここは到着する少し前から私の目があるものに釘付けになった。
それは
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広大な土地に一面のひまわり畑。絶景。
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灼熱の太陽の下だったが、お店に入ることも忘れ、ジリジリ灼熱を感じながらもひまわり畑に夢中になった。
私たちの他にももちろん、家族連れやカップルなどいろんな人がいたけれど、おとなも子どももみんな笑顔だったのが印象的だった。
人を笑顔にしたり元気づけたり
ひまわりってやっぱりそういう力があるんだなと改めて感じた。
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ひまわり畑のあと、私たちは次のミッション遂行の場を設定する。
もうひとつのミッションは
信州の高原でアイスティをカランといわす
だ。
このミッション遂行の場にピッタリなのはあそこしかないような気がし、あそこを次の目的地に設定した。
あそこ → 白馬
「白馬」というワードが持つイメージと、スキー場のイメージだけで勝手に涼しい高原を想像する。
白馬=スキー場、標高高い、寒い、夏でも涼しい
こんなただの単純なオツムの弱い計算式。
この計算式でここ安曇野市から1時間ちょっとかけて「道のえき白馬」に移動した。
* * *
白馬に到着して思ったことがある。それは、
どこへ行こうとニッポンの真夏は暑い
ということだ。
ここ白馬も普通に暑かった。
標高740mとのことなので、35℃超えの盆地に比べれば確かに2〜3℃気温は違った。とはいえ真夏の2〜3℃の差というものは
ちょっと涼しいかなぁ
程度のもの。影で座っていれば暑さによる疲弊は少々免れる。その程度の差だ。猛烈な暑さから逃れたければ蓼科やなんとかアルプスとかもっと標高の高い所にいくべきなのだ。
暑さで疲れ果て、お土産物コーナーもそこそこに外へ出る。いろいろと気力も失いかけ、あまりの喉の渇きで移動販売のカフェで飲み物を買った。
見晴らしの良い場所におしゃれなテラスがあったので、そこに座って買ってきた飲み物を飲む。
唐突に思い出したけれど、高原でアイスティーカラン♪はもうこれでええか。うん、もういいことにする。
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カラン♪といわないプラスチック容器に入ったブルーベリーソーダで全ミッション達成。なんかいろいろ思ってたのとはちがったけれど、ブルーベリーソーダはとてもおいしかった。
時刻は15時30分
それでどうする?
ということになったが、私のガッカリがあまりにもあからさまだったのか、旦那さんが
せっかくだからスキー場まで行ってみよう
と言い出した。ここから車で1時間ほどの場所にある白馬八方尾根スキー場。標高1500m。寒いくらいの涼しさを体験しに行こう。
* * *
ということでスキー場に向かった私たちだが、長くなってしまったので次回へ
つづく・・・
必死で旅日記を書いてはいるが実は
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