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【Tips】目から鱗3/3 週の始めはTUE〜時間割表

研究テーマが「やってみよう自分らしく」って、なんじゃそりゃ!

教員生活も10年を過ぎた頃3校目に異動しました。オープンスペースの校舎で区のデイサービスも併設しているちょっと変わったコンセプトデザインの学校でした。
比較的若い教員が揃っていて、活気のある学校だなというのが第1印象でした。ユニークな研究テーマを掲げて、実験的なことを多く取り組んでいるような学校でした。後者は学年ごとにフロアがあって、四つの教室と同じ広さのオープンスペースがあり、その一角に学年担任ブースがありました。職員室に行かずとも、いつでも学年の担任が顔を合わせて、相談ができる、そんなデザインでした。

固定時間割がない学校

通常、学年や学期の始めにそのクラスの時間割が子供たちに配られて、ランドセルのフラップの後ろに差し込んで、時間割の用意をするのだが、その学校は、その時間割票がなかったのです。担任は、2週間ごとに子供達に次の授業の予定を印刷して、配布するスタイルでした。「2weeks」と呼ばれていました。

そのために、金曜日の時間割を工夫して、午後に学年会をじっくり取れるよう教務が計画を立てていました。具体的にいうと、5校時で授業を終え、下校させ、前述の学年ブースで、次の2週間のプランを立てるという感じです。そこで、1時間強じっくりと学年会をしながら、計画を立てていき、子供たちに配布する次の時間割を作成していました。このように週ごとに予定を伝えるような、似たような実践を行っている学校もあるのではと思います。

月曜日配布する時間割の始まりは「火曜日」

週末に作成された時間割をもらうのは、当然月曜日です。なんと、子供たちに配られる時間割の始まりは、「火曜日」です。火曜日から翌々週の月曜日までの計画がそこには記されています。この発想はおそらく私にはできない。完敗です。なんと柔軟性に富んだ教員集団なのでしょう。誰がこのことを思いついたのか、詳しく話も聞かなかったのですが、「別に時間割の始まりが火曜日であっても、全く問題がない」というひらめきとそれを学校全体として実践できた職員集団の力は、素晴らしい以外の言葉がありません。そして、この経験は、自分の教員生活の更なるオリジナリティの追求に拍車をかけたのは、間違いない事実です。

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