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蟲協会から成功報酬に関するお知らせ
【虫エッセイ】
繊細な羽と、メタリックなまん丸お目々が美しいアミメカゲロウ目の代表選手といえば、クサカゲロウ。
カゲロウといえば、「カゲロウのような一生」といった表現から、儚いもの、風前の灯、という意味を連想しがちだが、実は「アミメカゲロウ目」と「カゲロウ目」とは全くの別物である。
【アミメカゲロウ目】のクサカゲロウは肉食で、卵から羽化するまではたったの3週間。成虫になってからも小さな生き物を捕食し、1〜2ヶ月間生きる。
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自分が食べたアブラムシの殻を背に背負っている。
パッと見ゴミにしか見えない。
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一方【カゲロウ目】のカゲロウは、幼虫で2〜3年を過ごし、成虫は口が退化しているため飲まず食わず。数時間〜数日間の命を繁殖することだけに燃やす。そして、繁殖に成功しようがしまいが、伴侶に出会おうが出会えまいが関係なしに短い生涯を終える。
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さて。
今月は、アパートの共有部分に閉じ込められていた6匹のクサカゲロウを発見し、外へと逃しました。
わたくし今から変なことを言います。
ご注目せずに、お聞き流しくださいませ。
昔々から、困っている虫を見つけると助けることにしているのですが(たぶん皆様されていますよね?え?)救出活動をすると虫協会(架空団体)から一匹につき¥10もらえるシステム(そんなのない)を勝手に採用しています(どういうこと)。
月末に「えーっと、今月は20匹助けたから、¥200かぁ」と概算を出し、それでご褒美のおやつを買って喜んでます。
先日、通勤途中に道路の真ん中を歩いていた毛虫を脇の草むらに移動させたし、一昨日はアスファルトで弱っていたマルハナバチをラベンダー畑まで誘導しました。
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飛んでいった。
その他、小さな蛾を室外に出したり、コツコツ活動を続け、今月は現時点で¥120。
もう少しでグミ一袋買える。
小さな生き物を助けることで、小さな幸せをもらえ、2度美味しいこのシステム。
皆様も導入されてはいかがでしょうか。
お問い合わせは虫協会まで。
以上、本日は私の妄想をお届けしました。