筋肉の『変化』は後天的に起こるのか!?
こんにちは!
パーソナルトレーナーの阿部です!
本日お話しする内容は
筋繊維のタイプは変化するのかについてです。
筋繊維のタイプと聞いて
驚いた方もいるかもしれませんが
実は筋肉にはタイプがあります。
それが速筋と遅筋です。
人間にも性別があるように
筋肉にも性別のような類のものがあります。
それぞれには
違った作用と特徴があり
人には必要不可欠なものです。
速筋は主に
瞬発力やパワーを中心に
遅筋は持久力をメインとして
主な働きをします。
ですから
走ってすぐ疲れてしまわないように
遅筋があるわけですし
力の発揮が弱いなんて事がないように
速筋が大きな力を発揮してくれます。
ですからお互いに
相互依存的な関係性にあるわけです。
切ってもきれない縁のようなものと言う訳です。
この遅筋と速筋の
割合のことを筋繊維組成といいます。
どっちがどれくらいの割合で
含まれているか。
含有率みたいなものです。
オレンジジュースに
糖質はどれくらい。
タンパク質はどれくらい。
みたいな感じです。
実はその筋繊維組成は
生まれつき決まっています。
ですから
速筋が若干多い人。
遅筋が優位な人。
というような感じですね。
つまり
スポーツの世界では
この筋繊維組成というのはかなり重要視され
この子はどんなスポーツが得意なのだろうか。
という点を筋肉のタイプから見ます。
それぐらい今の科学は進化しているのです。
ちなみに今日のタイトルにある
筋繊維組成はトレーニングによって変化するのか
という事ですが。
答えから言うと
半分変化します。
半分と答えさせていただいたのには
しっかりとした理由があります。
それは
速筋が遅筋になる事はあっても
遅筋を速筋にする事はできないからです。
これは現時点での研究の結果です。
遅筋は別名Type Ⅰ
速筋は2つ種類がありTypeⅡ aとTypeⅡ xです。
速筋の間での移行はありますが
遅筋が速筋になる事は今のところ無いとされています。
ですからTypeⅡ aとTypeⅡ xだけが変わると言う事です。
ただTypeⅡ aは速筋ですが
遅筋のような役割も持ち持久力があります。
そういった面では
速筋が遅筋ぽくなるとも言えるかもしれませんね。
それではまた明日の18時に👋