2022年買って良かった本と、個人的ベスト5
2022年も自分メモを兼ねてまとめました。年末年始の読書の参考になれば幸いです。ジャンルで言うと、認知心理学、経営・事業設計、人材育成の本が多かったです。
2021年版はこちら。
https://note.com/muroya/n/n5e9487865104
それでは紹介していきます。マジのおすすめしか載せていませんので、参考になれば嬉しいです。
(紹介してるAmazonのURLは、すべてアフィリエイトのリンクです。)
個人的ベスト5に入るだろうと思うものはこちら。(詳細は後述)順番は迷って決められませんでした!!!!!!!!
『犬として育てられた少年 子どもの脳とトラウマ』
『レコメンデーション・エンジン』
『人間ぎらいのマーケティング』
『スモールビジネスの教科書』
『シン・営業力』
以下より、紹介します。ベスト5該当には★つけておきます。
いやぁ…衝撃だった。極端な事例で脳の作用について解説された一冊。神経科学の本は色々読みましたが、こういう脳内に鮮烈に絵が浮かんでしまって記憶に刻まれるような極端な事例は、知識をつなげる力があるなぁと思いました。。よく生まれか育ちかみたいな議論がありますが、人間の環境適応能力をとても強烈に感じる本でした。脳の発達に触れており、子育て中の方には特に読んで欲しい一冊。⭐️ベスト5に入ります!
TikTokもインスタもYouTubeもおすすめ機能に載るか載らないかで露出の量は段違いに変わります。デジタルマーケティングに携わるなら、この辺はエンジニアの領域だから…と思わず、基礎の本を読んでおくことをおすすめします。この本の中にあった「厳然たる事実ですが、レコメンデーション・エンジンのなかでは、あなた(ユーザー)はとてつもなく大きな表の上のとてつもなく長い数字が入力されている行になります。」のフレーズに出会えただけで買った価値があると思いました。これが本質だなと。⭐️ベスト5に入ります!
付箋をいっぱい貼った。AIに関するものすごい知見の深さや、人間の能力の発揮に関する洞察はすごいなと思った。あと超骨太な思考。壁にぶつかった時に何回も読み返す本になりそう。
骨太な本。ソーシャルメディアをやってる人は読んでおいてもいいと思った。人間への洞察が深くなって、インサイトを探求しやすくなると思います。
Dears北原さんの本を思い出すくらいユニークな視点の事業設計に感銘を受けました。一見、引きこもりという弱みのはずが、強みとして磨き上げていくところが面白かったし、ゴリゴリのWebマーケティングの具体的な戦術の話も多く、臨場感たっぷりで実務的に学べる本だなぁと思いました。⭐️ベスト5に入ります!
『人間ぎらいのマーケティング』が面白かったので、この著者の他の本も購入。Webマーケティングでパソコンひとつあればできるし、いい技術だなぁとひしひしと感じました。コンテンツをせっせとSEOやYouTubeなどに作っておけば、勝手に集客して勝手に営業してくれますしね。「最大の努力で最小の成果を出す」のフレーズにはハッとさせられた。確かにこれは競合は真似しにこないし、生き残る鍵の一つだよなと。後ほど紹介する『スモールビジネスの教科書』と合わせて読むことで、ニッチに生き残る戦略を描く参考にもなるかと。
ニューロサイエンスxマーケティングの領域。人間理解に興味がある人、マーケティングの原理とか知りたい人には刺さりそう。とくにマーケティングと関わりの深い脳の仕組みの要点をざざっと学べます。
資金繰りや、銀行との交渉など、経営のリアルが詰まってました。ソフトバンクもそうですが、ぐいぐい成長する会社は、財務がほんと強い会社なのだなと思いました。
人材育成なりトレーニングのメソッドが詰まった一冊。「量質転換しないこともある。例えばあなたは何千回もシャンプーしてますが、上手くなってますか?」とか、刺さるフレーズ満載。ハッとさせられますし、人生育成には経験則とか俺理論が蔓延ってる領域なので、もっと科学とか工学を持ち込んでメソッドを磨いていきたい。
企業内研修の設計をどうしようかと思っていて買った一冊。「子どものため」を徹底していて、この辺はマーケティングにおける顧客志向と同じで、いかに内向き組織にならず、本質を追求するかなんだなと気付かされた。マーケも教育も同じですね。HOWに飛びついたり、組織力学的に内向き思考になったり、恐れがあるが故に前例踏襲になったり。本質を追求する組織をどう作るかという観点でも学びが深かったです。
超超良書。スモールビジネスという手触りのある内容なので、商売の全体像を掴みやすいかと。「経営とマーケティングを繋げた理解が難しいな」という方はぜひ。超超良書。武田所長のTwitterも好きです。⭐️ベスト5に入ります!
IRにもちょっと携わっていたのですが、「投資家の思考法」を学ぶことの人生のコスパの異常性をつくづく感じます。価値と価格とか、マーケティングにも通じる内容満載。マーケティングも成長の投資ですからね。投資の考え方を身につけておくと、人生得することが多いなと思いました。
ムロヤの地元は北海道・長万部町なのですが、ニセコは結構近くにあります。これを読んで金融資本としての不動産に興味を持ちました。
後半はなんか失速した内容でしたが、前半がめちゃめちゃ面白かった。ビジネスのフレームワークではなく、使える優れた問いが満載なのが特徴です。「あなたの野望はなにか?」「もし、あなたの会社が、今、突如この世から消えたら、誰が悲しむでしょうか?」「あなたの会社や事業が、このままの状態だとした場合、その終焉はいつ頃来ますか?」などなど。今までとは違った角度で思考が走るので、いいトレーニングにもなりますし、ハッとさせられます。
V字回復の経営的な内容。改革ってほんと生半可にはいかないもので難しいですよね。この本では具体的にどう進めたらいいのかや、人間の感情を配慮した施策についても紹介されており、リアルな内容だなと思いました。
世界の大きな潮流を学べた一冊。また、終身雇用制や新卒一括採用など、こういう背景でこういう制度になっていたのかと、表面だけではなく社会システムの本質を学べる内容が満載でした。あとはズバズバ斬ってて痛快な内容。
Amazonのマネジメントの仕組みであったり、優れた仕事を行えるための仕組みが満載。「アウトプットKPI、インプットKPI」「プレスリリースに盛り込む9要素」「大きなビジョン、深いビジョン」など早速取り入れたくなる例が多かったです。本当に考え尽くされてる仕組みだなと思いました。
キーエンス出身の方の本。めちゃめちゃ面白いです。価値と対価の話、投資対効果の話、どれも言われてみれば当たり前ですが、突き詰めて理解して行動に落とし込むインパクトを超感じました。あとはお客様と向き合ういい姿勢につながる言語化が素敵だなと。社内で読書会もしました。⭐️ベスト5に入ります!
言語化、体系化、構造化がすごいと思った。こういう営業の本はとてもムロヤの認知特性にフィットしてて理解しやすかった。
おなじみ伊藤穰一さんの著書。Web3とかいろいろ言われていますが、要は我々の生活にどう関わるんだ!?という疑問を晴らしてくれます。この領域だったらまずはこの一冊でいいかと。
Amazon解説文より。
『★日本初「買わない人=未顧客」を理解するための教科書
★ノンユーザーやライトユーザーの獲得に特化した理論やフレームワークを紹介
★100ブランド以上で活用された、市場拡大のエッセンスを1冊にまとめて解説!』
これ面白かったです。森岡さんの本や、ブランディングの科学とか読んできた人は、これまでの学びを整理して理解しやすい本でした。論文が数多く紹介されていて、学びも多かったです。耳が痛いエビデンス満載。
よく聞く「1万時間の法則」の実際のところや、どういう風にトレーニングを積んでいくといいかがかなり見えてきた本でした。卓球の練習の時に、同じようなフォームを身に付けさせる逸話のところが超絶面白かった。
顧客ニーズのマネジメント手法が満載。組織的に再現性高くイケてる新商品・新サービスを生み出し続けるには、こういう仕組みがいるよなぁと勉強になりました。「顧客の困り事」にアンテナを貼り続けないとなと。
すぐ取り入れられそうな実践アイデア満載。一冊買っても一個の施策をやるだけで即ペイする本だと思います。これだけ詰まって情報代2,000円は安い。
人に効果的に教える方法もそうですし、自分が効果的に学ぶ方法にもつながるので、「学習法」とは人生のコスパがいいスキルだなと思いました。
認知心理学の本は小難しいのが多い印象なのですが、この本は99トピックに分けられててスルスルと読めます。この辺に興味ある方の最初の一冊目として良さそう。
さすが元コンサルと思う多様な切り口からの経営改善や、泥臭い施策をやりまくってるところが面白かった。USJ森岡さんの本ともちょっと通じるところがあるなと思いました。ロジックとパッションあたりが。
面白かった。強みを活かせというメッセージと、自己肯定感のある本だった。
紹介は以上です!
本当にこれだなと思っています。
「本は惜しまず買いなさい。知識への投資は複利となって返ってくるから」
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