Xiaomi Smart Band 9 Pro レビュー|1万円以下で買えるGPS搭載スマートウォッチ
こんにちは。murasakiです。
現在、Apple Watchからの買い替えで「Xiaomi Smart Band 9」を使っているのですが、GPS搭載・大画面の「Xiaomi Smart Band 9 Pro」も気になり試してみました。
手持ちの「Xiaomi Smar Band 9」との比較も交えつつ、使用感についてレビューしていきます。
屋外でも視認性の良いディスプレイ
「Xiaomi Smart Band 9 Pro」は1.74インチの有機ELディスプレイを搭載したスマートウォッチ。
リューズや物理ボタンはありません。
縦長の長方形になっていることでスタイリッシュに感じます。
手持ちの「Xiaomi Smart Band 9」と比べると画面は大きですね。長辺は「Xiaomi Smart Band 9」よりも若干短いようです。
ディスプレイが大きい分、「Xiaomi Smart Band 9 Pro」の方が操作しやすいです。またより時計らしい見た目のスマートウォッチになっている印象です。
【追記】
ついでに最近発売された「Redmi Watch 5(画像左)」とも比較してみました。個人的にはディスプレイサイズで選ぶなら今回の「Xiaomi Smart Band 9 Pro」が一番ちょうど良いと感じました。
「Xiaomi Smart Band 9 Pro」の最大輝度は1200nits、バッテリー持ちは公称最大21日間、その点は「Xiaomi Smart Band 9」と同じです。僕は最近までApple Watch Series 5を使っていましたが、あちらは最大輝度1000nits。何年か前のApple Watchよりは明るいと考えば十分な視認性だと感じます。
西陽の強い時間帯に視認性を確認してみましたが、しっかり画面の内容を読み取ることができました。ただ、明るさ自動に設定しているためか、稀に暗めに調整させることもありました。
充電はマグネット式。裏面に充電端子が備えられています。
下記は「Xiaomi Smart Band 9 Pro」に同梱されているものの一覧です。
「Xiaomi Smart Band 9 Pro」はスマホ用アプリ「Mi Fitness(iOS、Android)」と連携が必要です。
「Mi Fitness」では文字盤の変更やヘルスケア・ワークアウトの記録の確認、通知設定等の各種設定を行うことができます。
軽くて着け心地が良い
画面サイズが大きくなったことで、「Xiaomi Smart Band 9」の約27gから「Xiaomi Smart Band 9 Pro」の約40gと若干の重量アップ(どちらも付属のバンド込み)。
着用した印象としては、個人的には重くなったとは感じませんでした。
バンド幅の方は約2cmです。「Xiaomi Smart Band 9」はかなり細め(約1.5cm)のでしたが、「Xiaomi Smart Band 9 Pro」は標準的な幅となっています。腕細めの方が着けても太さは感じません。
バンドは外に通すタイプ。個人的には内側に通す方が目立たなくてよかったなと思いました。
TPU製でさらっとした質感です。汗や濡れにも強く、乾きやすいです。
GPS搭載でスポーツモードがより便利に
サイズ・重量以外に無印から大きく変わった点はGPSが搭載されたことです。150種類以上のスポーツモード機能では、スマホ無し・ウォッチ単体で位置情報を記録できるようになりました。
最近のスマホは大型化・重量化しているため、スマホ無しでも走りに行けるのは良いポイント。
ウォッチ側での位置情報はこのように簡易的に記録されます。
スポーツモード終了後はスマホ側で位置情報を見ることができます。地図上に移動経路が記録されより詳細な記録を確認できます。
またGPS搭載のメリットは他にもあって、コンパスアプリを使えるようになったことです。アウトドア派の方には嬉しい機能ですね。
ヘルスケア機能で様々な項目を測定可能
「心拍数」「血中酸素濃度」「睡眠モニタリング」など様々な項目を測定可能です。下記はスマホアプリ「Mi Fitness」のホーム画面です。
大画面でウォッチ単体でも見やすくなりました。例えば睡眠のデータはこちら。
スマホアプリ側でも確認できますが、起床時にウォッチ側でサクッと確認できるのはやはり便利です。
1週間は余裕で持つロングバッテリー
ワークアウトやヘルスケアなど、ある程度の項目を使っても1週間余裕で持つ長時間バッテリーを搭載しています。
僕は作業中にチラ見で時間を確認したいので、「常時オンディスプレイ(常時点灯)」と「持ち上げてスリープ解除」の機能はONにしています。
これらの機能は個人的には必須機能ですが、バッテリー持ちが悪くなります。そのため少しでも長く持つように自分の活動時間内だけ(6:30~22:00)だけONになるよう設定しています。
これらの設定を行えば1週間は充電無しで使えました。
LINE通知やアラーム等の基本的な機能を搭載
「Xiaomi Smart Band 9 Pro」はスマホに来た通知を見ることができます。もちろんLINE通知やGmailなどにも対応。
試しに同じGmailの通知を表示させてみました。「Xiaomi Smart Band 9 Pro」の方がぱっと見の情報量が多く内容が分かりやすいですね。文字も大きく見やすいです。
もし通知機能を重視するのなら、「Xiaomi Smart Band 9」よりも大画面の「Xiaomi Smart Band 9 Pro」の方が合っていると感じました。
通知受信時はバイブで知らせてくれます。文字で表現するのが難しいですがブブッと2回振動します。
僕は朝に弱すぎるため起床時のアラームにバイブを活用していますが、バイブの強度は強すぎず弱すぎず、ちょうど良いです。
アラームとしては強い方がいいかもしれませんが、何度もLINE通知が来ると仕事の邪魔になりそうですし、弱すぎると振動に気づけないので地味に良いポイントです。
あとよく使うのがタイマー。デフォルトで「3分」があるためカップ麺を作るときに便利です。
もちろん着信通知にも対応しています。
通話に関しては通知だけ対応していて、通話自体には非対応です。ご注意ください。
文字盤はカジュアル寄り
「Xiaomi Smart Band 9 Pro」には多くの文字盤が搭載されています。文字盤によってはコンプリケーションのカスタマイズも可能です。アラームやバッテリー残量、歩数などを割り当てることができます。
「Xiaomi Smart Band 9」でも同じことを感じましたが、文字盤は全体的にカジュアル寄りな印象。
できればもっとフォーマルな文字盤や、シックな文字盤を増やして欲しかったと感じます。
下記に文字盤の一例を貼っておきますので参考にしてください。
1万円以下でGPSと大画面を備えた高コスパスマートウォッチ
1万円以下でこの使用感は流石のXiaomiです。無印に続きクオリティには驚かされました。Amazonで月1000個以上売れるのも納得です。価格は9000円越えと「Xiaomi Smart Band 9」より4000円ほど高くなっていますがGPS搭載、大画面化の恩恵は確実に感じました。
GPSが搭載&大画面化で使いやすくなった点を考えると、ヘルスケア・ワークアウト機能をよく使う方や、ウォッチ単体で通知確認・データ確認したい方は「Xiaomi Smart Band 9」よりも今回の「Xiaomi Smart Band 9 Pro」が合っていると感じました。
予算1万円以内・ウォッチ単体でも使いやすいスマートウォッチを探している方におすすめです。