赤十字誕生について
こんばんは、今回は私が高校1年生の時から参加している
「赤十字」についてご紹介したいと思います。
(赤十字とは)
「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」
ことを目的としていて、世界191の国と地域に広がる赤十字と赤新月社の
ネットワークを生かして活動する組織です。
(赤十字誕生)
1859年イタリアでは戦争が起きていました。
いくつかの国に分かれていたイタリアの国の1つに
「サルディニア王国」があり、オーストリアと戦いが行われていました。
悲惨な戦争と言われている「ソルフェリーノの戦い」が起こった時に、
何人もの人々が犠牲になりました。
救護をしたくても衛生兵は少なく、そのままにされてしまう兵士が
増え続けました。
しだいに、武器も無くなり銃で殴り合ったり、相手の喉に食らいつく兵士も
いる中、1人のスイス人(青年)が
ソルフェリーノの近くの町にやってきました。
彼の名は「アンリーデュナン」。(後に赤十字を創設する方です。)
デュナンが街に来た理由は、自分が経営している事業への援助を求めるため
でした。
しかし彼は戦争を目の当たりし、倒れている兵士たちに駆け寄ると、
その兵士は、血まみれで手足を失い、苦しんでいました。
デュナンは近くの教会を救護所にし、寝ずに兵士たちを救護しました。
彼は、「傷ついて戦うこともできないならば、敵も味方も関係ない」という
思いから、何十時間もの間、多くの兵士の治療を行いました。
それでも救えずに亡くなってしまう人もいました。
スイスのジュネーブに帰ったデュナンは、その後、3年の時間をかけて
「ソルフェリーノの思い出」という本を書きました。
その本を読んだ人から反響を呼び、1863年2月17日
赤十字が誕生しました。
その後、各国の代表者とともに「赤十字規約」を作り、
各国で、戦場での救護活動を行う団体を作ることが決まりました。
1864年再度、代表者がジュネーブに集まった際、条約を結び
「ジュネーブ条約」ができました。※赤十字条約とも言う
これにより、(戦場で救護活動をするものに攻撃をせずに保護をすること)や(負傷者は敵味方関係なく救護すること)が決められました。
(赤十字のマーク)
白旗に赤い十字のマークですが、一般の方や企業は画像を使うことができません。
なので言葉だけにします。
他にも、十字のマークが使えない国では、月のマークを使用し、
「赤新月」があったり、月のマークも禁止されている国では、
「レッドクリスタル」なんていうのもあります。
「人の命を守るためのしるし」として使われています。
(最後に)
今回は、赤十字の誕生をご紹介しました。
本日も読んでいただきありがとうございました。
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