見出し画像

なぜ本を読まなくなったのか

お正月休みもそろそろ終わり。
けっこう読書漬けだった。

同時に7冊。
『アルジャーノンに花束を(新板)』 ダニエル・キイス 2015
『訂正する力』 東浩紀 2023
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 三宅香帆 2024
『ライオンのおやつ』 小川糸 2019
『ことばの番人』 高橋秀実 2024
『避難学』 矢守克也 2024
『「解像度が高い人」がすべてを手に入れる』 権藤悠 2024

イオンのドトールやco-ba(シェアオフィス)のテーブルにどん、とタテに積んで置いて、
その本のタワーの上から開いて読んでは置き、
また開いて読んではその上に積んで別のタワーをつくる、
ということをしていた。

1冊につき10分ぐらいで交換する。
ので1周70分、2周140分。
飽きることもなくあっという間に2時間を超えてしまう。

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』によると、
そもそも「読書」は教養を吸収する教養主義のいち面があり、
働いていると教養(書籍)よりも情報(スマホ)をありがたがる。
すぐに役に立つ情報を求めている。

スマホだったりビジネス本だったり、
今日明日の話題になる、今日明日の仕事に役立つ、
そんなものを求めている。

そんなところに、
「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」
という問いや仮説の答えを、何万字の中から探し出さないといけない「本」。
著者の三宅香帆さんは、
「本にはノイズがいっぱい」
という。
ノイズとは、欲しい答えとは別の情報のこと。
だから、読書はタイムパフォーマンス(タイパ)が悪いのだ。

お正月休みもそろそろ終わり。
夜はドラマを観ていた。
『海に眠るダイヤモンド』 TBS 2024
『光る君へ』 NHK 2024
『舟を編む』 NHK 2024
『地面師たち』 Netflix 2024
『それでも、生きていく』 フジテレビ 2011

思えば、ノイズだらけの正月休みだった。
だけど、ノイズをたくさんインプットしておかないと、
解像度を上げられる働く人にはならないと思う。