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生徒主体のルールメイキングと「平和が一番」

となり町の大槌高校では、
生徒たちが校則を変えた。

高校の魅力化プロジェクトを始めた。
生徒数が減り、町の人口も減り、
このままでは町唯一の高校の存続があやしい。
魅力化せねば、ということで、
行政と地域と学校が連携して、プロジェクトはスタート。

そこでまず「?」となったのが、「整容点検」。
毎月一回、教員から髪型や服装のチェックを受ける。
しかも、体育館で全員集合、整列し、直立不動で。

「これは魅力化と逆行してる」

ということで、この整容点検を見直すことを起点として、
学校のルール、校則を自分たちで変えていこう、
ということになった。

結果、髪型は自由になり、ジャージでの下校はOK、夏のネクタイもしなくてよくなった。

ところが、その後どうなったか。
大槌高校では、改革の動きが止まった。
その理由は、

①「平和が一番」
無理に変えるところを見つけないでもいいんじゃない? 
いまのままで十分、という生徒たちの意識。
そしてその背景には、

②熱量のある教員の移動
生徒たちへの伴走者がいなくなってしまった。

大槌高校は2年間の停止状態を経て、
課題が見つかりリスタートした。

「魅力ある学校づくりと生徒主体のルールメイキング」
2024年12月10日
主催 株式会社コエルワ
共催 認定NPO法人カタリバ

https://www2.iwate-ed.jp/oht-h/download.html


被団協がノーベル平和賞を受賞した。
日本は唯一の被爆国で、原爆被害者がいる国だけれど、
「核も戦争もない世界に」
という願いが空振りしている。

いま、日本は戦争してないし世の中乱れてもいないんだから、
このままでいいんじゃない?

という「平和が一番」が蔓延している。