
内省日記を書くことは心の健康管理
メイクもファッションもすっかり春ですね。Bonjour🇫🇷
今日はめちゃくちゃ晴れていたので朝5:00に起きて、少し読書をして、9時過ぎに自転車で軽くプチ遠出みたいな散歩をして、いまは絶好調ルンルン気分でコーヒーを飲みながら書いています。☕
さて、今日は内省日記について。
内省日記を書くことは心の健康管理、心の不調の予防をする、ということ。
まず、内省日記をどんなものを指すかというと、これは“人に見られないことを前提とした日記”であります。
例えばブログで日記を書くという方もいると思うけれど、ブログの日記は誰かに見られることが前提になっているので、“見られることを前提とした文章とか表現”というものに無意識のうちになります。
そうなると本当の自分の感情ではなく、表層的な、自分の一番コアの部分で感じていることではなく綺麗事みたいな、変に当たり障りないような表現を使ったり、誰かを傷つけないようにという配慮が入ったりと、色々なしがらみがあって、本っ当のぐちゃぐちゃのままの自分の深い部分で感じている感覚っていうのは、ありのままに書けない。
この、誰にも読まれない前提で書く、死ぬ前に絶対に燃やすと決めている内省ノートを私は朝に書いてるのだけど。
やっぱり人間というのは色々な思いを日々抱えていて、それをため込んで、しかも吐き出さずにずっと毒素を持ったままでいるから心が病んでしまったり、感情が爆発して取り返しのつかないことになってしまったりするのだと思う。
定期的なガス抜き=定期的な感情の吐き出しをするっていうのが、心の健康管理において最も有効的なこと。
包み隠さずに自分の感情を書く。
あれが嫌これが嫌、みたいなネガティブなことから、困ったどうしようって不安みたいなことまで、ぶわーっ!っと。こんなの人に見せられないっていうような状態で良いから。
それを書いていくと、ふとした瞬間に冷静になるんですよね。
文字になったものを読んで、
「めっちゃ心荒れてるや~ん」
みたいな、冷静に、客観的に見ることができるもう一人の自分が現れるんですよ。自分を分離させるみたいな。
心の中には激しく感情に揺さぶられる面もあれは、冷静に判断できるようなも部分もあるから。
心の中にいる冷静な自分がこの書き殴られた文章を見て、客観的にその物事を処理できるっていう。
ちょっと客観的に自分の感じていることを別の視点から見ることができるんですよね。
勢いよく書き殴られたものを見て、例えばだけどあの人が嫌だとか、あの人にされたことが許せないっていうことを、感情の高ぶるままに、ありのままに、見られないことを前提におりゃーっ!っと書く。
それを書いた後に冷静になっている自分で見ると冷静な自分からの視点を持てるんですね。
こんな風に書いたけど、でもあの人こういう面もあるんだよなぁとか、良い部分もあるんだよなぁみたいな、ちょっと別の視点からの意見とか物事の捉え方っていうのが出てきたり。
ただただ感情に揺さぶられているままの状態では自分に何が起こっているのかわからなくても、ノートに書いてみると、
書き出された文字=自分から分離されて出てきた自分
って感じで“別人格”で見ることができる。
そうなると、「ここから学べることは何だろう?」って考えたり出来るんですよ。
感情を溜めず外に吐き出して、冷静な自分で起こった出来事を振り返るというプロセスが、病む予防になるという。
メンクリとかが結構これと同じことをやっていて。
内省日記の場合は自分一人で、自分と客観視できる自分っていう二人の自分で対話していくようなプロセスなんですけど。
メンクリは何かっていうと、この感情の開示というか、自分が今思っていることとかを全部吐き出すっていうのを引き出してくれて。
全部一回気持ちをバーッと外に出すんですね。
で、外に出した後って結構スッキリしたりして、その時点でなんかもう殆ど終わったみたいな感じがあるんですけども。この先生のお仕事っていうのは、患者さんが抱えている心の中の溜まっているものを一回全部吐き出させるお手伝いをしてくれる、みたいな。
聞くに徹してくれて否定もせずに、ずっとうんうんって聞いてくれるんですよね。
で、吐き出された後に、じゃあそれに対して今はどう思う?みたいな話が始まるんですよ。
こういった全部感情を吐き出した後に冷静な状態で改めて何が問題になっているのか?とかを、先生と一緒に振り返っていくんですけど、先生は別に答えをくれるわけじゃないんですよ。
どんな風に今思っているのかとか、そういったことを聞いてくれるのだけど、それが結局“冷静な自分を育てる”ような質問をしてくれるんですよね。
で、最後にどうしていったらいいかな?みたいなところが、自分の中でちょっとずつ見えてきたりする。
私も十年ちょい通って、大分心の整理ができるようになってきて。
内省日記で心の健康管理ができるのも、メンクリで色々な感情を吐き出して、自分の感情を知ったり、どういった時にどんな思い込みがあるからそういう考え方をしちゃうのか?とか…結構丁寧に炙り出すことができて。
この十年の経験があるからこそ、結構自分で内省日記を書いてても、先生がしてくれる質問のように、冷静に捉え直すことができる自分がいて。
まあ、そう上手くいかないことも全然あるんですけど。変に爆発したりとかがなくなってきたかなという。
以前の私は本当に感情の起伏が激しくて、そのことにかなり悩んでいたので、この内省日記があるおかげで、大分気持ちが落ち着いてきているな、と。
変な話、もう死にたいみたいながっつり病むことは、もうここ数年全くなくなったんです。すっかり。
それはやっぱり1番は愛しの世界一優しいダーリンスペシャルピッピのおかげなんですけどね。
あとはこの内省日記のおかげもあるのかなと思ったりしてます。
あんまり自分の感情を外に出すことが難しい場合は、(結構外に出すっていうこと自体が難しかったりする)、その行為を避けることで自分自身を守ってきている可能性とかもあるのかなぁ、って思ったりもするので、まあ、そうなってくるとそれこそきちんとカウンセリングに行くことが必要かなって話ですし、そうすることで心がほぐれて見えてくるものが色々あると思うんです。
予防していたけどそれでも苦しいことがあって、ちょっとどうしたらいいのか分からないって時にはどうか心療内科へ。
虫歯になったら歯医者に行くのと一緒で、変に抵抗感とか持たずにカウンセリングや診療内科へ行くのが良いのかなと思います。
感情をまず吐き出すみたいなことが凄く大事だと思うので、心の健康管理の予防として内省日記とか、カウンセリングってものがあるんだということを皆さんに知っていただきたいなと。
日本だとまだ周りに言い難いって空気があると思うけど、全然恥ずかしいことじゃないし、もっと気軽に行けるようなものになっていけばいいなぁって思ってます。
