【解説】SAPコンサルタントってどんな仕事?
はじめに
皆さん、こんにちは!こちらの記事は、note編集部のIsamuが担当させていただきます。よろしくお願いいたします。
弊社マルチブックでは、海外拠点向けクラウド型会計・ERPソフトマルチmultibook事業の他に、多国籍メンバーによるSAPコンサルティング事業も展開しています。
ところで、
「SAPって一体なに?」
「SAPコンサルって普通のITコンサルと何が違うの?」
このような疑問を抱いたことはありませんか?
この記事では、そんなSAPコンサルタントについて順を追って、わかりやすく解説しています。
SAPってなに?
SAPは、ヘッドクオーターをドイツのヴァルドルフに置く、ヨーロッパ最大級のソフトウェア開発会社で、日本法人であるSAPジャパンも1992年に設立されています。また、同社が提供するERPソフトウェアパッケージの商品名もまたSAPと呼ばれています。ビジネスの会話で登場する「SAP」は、一般的にこちらのソフトウェア名を指していることが多いのではないでしょうか。
マイクロソフトやオラクルなど、他の名立たるIT企業もERPソフトの開発を行っていますが、SAPは、その中でも圧倒的なシェアを誇ります。日本でも、SAPジャパンが設立されて以来、多くの日系企業がSAPを導入しています。
ところで、これまで度々登場しているERPって、一体何なのでしょうか?
SAP導入企業に関しては、以下のページをご参照ください。
ERPってなに?
ERPは、Enterprise Resources Planningの略称で、和訳のされ方は何通りかありますが、例えば「経営資源計画」などが挙げられます。ERPは会社、組織内で分散されている「ヒト・カネ・モノ・情報」などの経営資源を一元管理し、活用することで業務の効率化や人材の適正配置などを実現させるためのマネジメント手法の1つで、それを実現するためのシステムやソフトウェアなどをERPパッケージや、ERPソフトなどの呼び方をします。また現在では、そちらのソフトウェアやシステムそのもののことを指して、ERPとすることも多くなってきています。弊社が提供するクラウド型会計・ERPソフトmultibookも弊社独自開発の、ERPに当たります。
SAPコンサルタントってなに?
それでは、よく耳にするSAPコンサルタントとは何なのでしょうか?
ITシステムを利用して企業の抱える課題の解決を図るコンサルタントを一般的にITコンサルタントと呼びますが、その中でも特にSAPを専門とするコンサルタントをSAPコンサルタントといいます。SAPを新しく導入する企業の経営、業務分析、導入支援、導入後のサポートなどを一括で行うので、当然のことながらSAPの機能を熟知している必要があります。また、企業が抱えるIT課題に対するソリューションを定義し、それに基づいたシステムの開発、設計も行うため、経営分析能力や高いコミュニケーション能力も必要とされます。
日本国内でのSAPの導入件数も非常に多く、大手企業での導入も多いことから、1目置かれている仕事といえるでしょう。未経験から実際に、SAPコンサルになる場合は、何かしらのERPシステムの導入経験や設計経験が必要です。また、SAP社公認のSAP認定資格も取得しておくに越したことは無いでしょう。こちらの資格が無くても、実際に業務そのものに携わることは出来ますが、製品に関する知識などを証明することができ、かつSAP認定の資格であるため、業務に従事する人の多くが、この資格の取得を目指す傾向にあります。
SAPコンサルタントの今後の展望
SAPはこれまで、グローバル企業を中心に多くの大企業で導入されてきました。そのような大金が動く大型プロジェクトは減少の傾向にあります。しかし、企業の海外進出に伴うロールインや、ロールアウト案件、他社ERPからの乗り換え案件はまだまだ多いといえるでしょう。また、モジュールの拡大やアップデートも頻繁にあるため、システム投資に積極的な企業の案件も未だに少なくありません。今後もシステムのアップデートが続き、SAPのプロジェクト件数が増え続ける限り、SAPコンサルタントの需要も下がることはないでしょう。
また、ERPのスキルや知見を活かしたIT業界でのキャリアパスも、非常に描きやすいです。ERPベンダー、コンサルティングファーム、SIer、また、一般企業のシステム部門、ERP運用担当などと、活躍できる場所も非常に幅広く、経験や実力によっては非常に高い収入も見込めるので、依然として人気も衰えることはないでしょう。
新卒からSAPコンサルタント!?
SAP社は学生のITリテラシー向上や、グローバル人材の育成を支援しており、大学などの教育機関にてUAP(SAP University Alliance Program)という教育カリキュラムを提供しています。UAPでは、SAPのデモ環境などを用いて、受講学生のビジネスに対しての理解を促し、ITと経営の両方に精通した人材の育成を支援しています。また、先ほど述べた、SAP認定資格の受験を前提としたコースもカリキュラムに含まれているため、資格準備にも最適です。日本では、早稲田大学、上智大学、青山学院大学、駒澤大学などが加盟校に含まれます。
ERPに強い人材の需要はどの企業でも高いため、UAPを受講し経営とITの両方に強い人材になることができれば、大手SAPベンダーやITコンサルティング会社等の就職にも有利になること間違いなしです!
新卒からいきなりSAPコンサルタントになることも、夢ではないかもしれません!
*UAPについて、さらに詳しく知りたい方は以下をご参照ください。
まとめ
以上、簡単にSAP並びにSAPコンサルタントについてまとめさせていただきました。弊社マルチブックが展開するSAPコンサルティング事業、並びにSAPコンサルタント採用情報については、以下の弊社HPをご確認ください!
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