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教育を志す私がなぜIT企業なのかを説明しなきゃいけない気がする
教育に興味があります
幼児教育を独学で勉強してます
人格形成に高校時代から関心があります
そういうことを言う私は、最終的には人の成長や教育に関わる仕事につくんだろうなと思って生きています。人が育っていく過程に一番やりがいも問題意識も持っているからです。
でも、そんな私が4月から入った会社はごりごり日系のIT企業なんです。職種すら人事とかではないんです。
教育どこ行ったん。
実際によく聞かれます。あれ、教育関係じゃないんだね。教育は一旦やめたんだね。
そう思われるのも承知で、でも自分には確固たる理由があるので残しておきたいと思います。
私は将来何を目指すの
結局将来的には何らかの形で幼児教育に関わりたいと思っています。そして、教育とは子どもたちの未来をすこしでも幸せにするためにあると思っています。
でも、社会が変わり生活が変わり人々の価値観も急速に変化する世の中に従来のままの教育で通用するのでしょうか。私は、しないと思う。そして、教育の場から見えている世界が、この社会変革を適切に捉えられているのかと言ったらそれもわからないんです。
その子達がその後何十年も生きていくリアルな社会で、先見性をもって生き抜いている人、人生を楽しんでいる人。そういう人でないと、これから先の将来を生きていく子どもたちに必要な力をつけてあげられないと思うんです。
そして社会は今、IT化を超えてDX化(デジタル・トランスフォーメーション)の動きを加速させています。
教える側が、ITについて何の知見もなければ子どもたちにどんな未来を見せてあげればいいんでしょうか。自らがITで変わる世の中を生き抜いているだけではなく、これから先の動きまでを予見できるくらいのプロになりたい。
これからの世代が求められると思うもの
これからの子どもたちが身に着けなくてはいけない3要素を、私はIT・グローバル・多様性とおきました。これを当然持つべき要素としていくしゃかいになっていくと思うからです。
でもどうやったらそれをリアルに伝えていけるのでしょう。自分自身が分からないことは、伝わるように教育することなど不可能です。ならばその3要素を自分も体現したいと思い、3つを軸に仕事を選んでいたんです。
IT企業にいる教育好きは、ICT教育にでも取り組みたいのかな。そう思われることも多いような気がします。でも、ITを手法として使いたいのではなく、ITそのものが私にとって目的になるんです。
だから、周りがどんなにシステムの話をしても、私は幸福の話をする、私が今いるのはそんな環境です。こんな事を考えて就活をし、そして働き始めたのだと忘れないようにしたいです。
ビジネスから教育を捉えたい
ビジネスの知識がないから教育というありがちな解決策に逃げている。そう思われるのも嫌です。でも確かに、教育が「儲け」を出せず補助金頼みになっている業界であることも事実なんです。
教育業界にお金が潤沢に行き渡ることでまず改善したいものは先生方の待遇でしょう。先生という仕事がやりがい搾取ではなく、コンサル業や外資のような稼げる花形になれば、必然的に人が集まり競争率が上がることで教師の質をあげることにつながると思うからです。
自分が教育業界にいかなかったのは、そこに行って見えるものより見えなくなるものを恐れたからかもしれません。
これは逃げだといえば逃げであるけど、私は結局自分が一番熱意を持値続けられる状態で教育を長期的に見ていきたい。
親族に先生ばかりがいて、教員の、教育現場のリアルを後退りしたくなるほどみてきました。だからこそ、私は教育に希望を与えられるだろうか。次の世代に「大人になるのも楽しそう」「この時代を生きていて幸せ」「人生って楽しい」と思わせることができるか。
そんな教育への思いを持ちながら、私は会社員をしていくことに決めました。
どんな社会が私の理想なの
誰もが自分と社会との違いに苦しまずにありのままを愛せる社会が私の理想です。好きなものを好きといい、何よりも自分のことを好きだと思える子どもたちが育てる環境と自己肯定感の醸成をしていきたいんです。
きっと自己肯定感と愛情については他の記事でもっとゆっくり書いていかないといけないと思います。でも私が教育方法や科目から教育の変革を捉えることがない理由がここにあります。
自分のことを好きだと受け入れられる自己肯定感。これを何より育みたいです。そして、愛情を与えることや表現することに寛容な家庭と社会の実現のためには自分が何ができるかを考えています。
結局多様性も寛容さのひとつの目指すものだと思っていて、だからこそキーワードとして多様性を入れています。
今の会社は3要素を得られる場所か
ひとまず、大手IT企業としてITの変革には日々触れる業務をしています。私は技術者ではないので、プログラミングや研究という分野は全くできません。でも、どんな技術を使ってビジネスをしているのか、また社内のシステムがどう変化しているのかには日々触れることができています。
グローバルはずっとずっと入社時から言い続けてきて、そうしたら海外契約も担当する部署に入れていただくことができました。逆についていくことができるかの不安はありますが、どんなことも最初はチャレンジだと思ってかじりついているところです。
多様性に関しては、日系なのでなかなか古いところは多いです。でも私が普段の業務で海外の各地域の代表との会議の存在を知っていること、同期に海外の方が何人もいることなどから見ても古い雰囲気は少なかったりします。また私服出勤可能になったり、スタンダードがリモートワークになったりと、変革を実践しようとする姿も見えています。だからこそ選んだ会社でもあるので、ここでの変革が日本企業でのモデルケースになれるのではないかと新入社員らしいわくわくも持っています。
最後に
これからの自分の教育との向き合い方は確定していませんが、これからも私の問題意識の第一がそこにあることは変わらないと思います。そして教育業界にいつか入っていくとしても、今のビジネスを学ぶ経験は必ず役に立つだろうと信じています。
それぞれがありのままの自分を肯定できる社会と教育のあり方を、実生活の中からも模索していきたいと思います。
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