私と彼のお鍋ルーティン
「夕飯何にしようかー。何が食べたい気分ー?」
「うーん、簡単なのがいいよねえ」
「うん、そうじゃなきゃボイコットするー」
「そうだよねー。このままだと俺らの定番になるねー。」
「うーん、美味しいからそれでもいいんだけどねー。」
2週間に一度、彼の家に泊まりにいきます。自粛期間だからこそ外食はせずにずっとおうちデートをしています。
夕飯を食べて、すべらない話とかマツコ会議とかを流して、シングルの布団で身を寄せ合って、いちゃいちゃしていつのまにか眠っていて。翌日はお昼ご飯まで起きない日曜日です。
私の家に来る時には、何かしら下準備をしたり、たくさんの調味料を適当に使って料理ができます。でも彼の家には最低限の調理器具と、塩コショウと醤油とポン酢しかありません。だから、「俺たちの定番」はお鍋。
今のお鍋は、とても楽です。家族用のスープだけで味付けが終わるし、鍋の具用のカット野菜を買ってくれば包丁もなく出来上がります。
トップバッターは、やっぱりキムチ鍋。私は冬は1週間の半分はキムチ鍋を食べていると言って過言ではないので、とってもお世話になっています。
楽したいときに、とっても簡単。大体キムチ鍋の素とかチゲ鍋の素とかのストレートのスープタイプを選びます。具は、洗わず使える鍋セット2〜3人前。だいたい長ネギ、白菜、もやし、きのこ、にんじんあたりがカットされた状態で入っています。
どうする?白菜足しとく?
私も彼も野菜をモリモリ食べるタイプ。だから白菜の4分の1カットを追加。ついでに豆腐と豚バラ肉も。これだけ買ったら上出来です。あとは締めのうどんが家にあるか確認します。あればマル。なければカゴに追加。
お鍋といっても、一人暮らしにちゃんとした土鍋は買っていません。だから、何度も具材を入れ直しながら、小さなちゃぶ台にIHのポータブルコンロを置いて煮込みます。
はーいお肉追加でーす
第2弾そろそろやるから蓋持ってて、とか言いながら。
一風堂のラーメン鍋もしたし(メインがラーメンすぎてラーメンだった)
胡麻豆乳鍋も私が推してしました。
この前トライしたカレーチーズの素は、スープカレーすぎて2人で笑ってしまいました。
鍋にしよっか。そういってにこにこと食卓を囲めるしあわせに出会ってしまって、それが私たちの定番になった冬。
季節はもう、春になろうとしています。季節を重ねるごとにできる定番を楽しめる今の関係を、あまり深くは考えすぎずに目の前のお鍋を楽しみます。