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本に囲まれた楽園から、道ゆく人をただ眺めるような逃避行を

とっても素敵な企画を見つけました。自分でやりたい本屋さんを想像して、それをnote上に公開(開店)させる!!本が好きな人なら一度は夢見たことじゃないでしょうか。

noteで、「あなたのやりたい本屋さん」を開店させてください。
おすすめ本を選書して紹介してもよし、自分のお店に置きたい本を羅列するだけでもいいし、POPを書いてもいい。本ではなく立地や店内のインテリア、ムード、キャッチコピーなどなど、どんな本屋さんなのか語ってくれてもいい。すっごく具体的に考えるのでも、ぼんやりふんわり理想の本屋さんを想像してくれてもいい。内容も演出も自由です。

メディアパルさんの記事より

そんなわけで、私も考えてみたいと思います。


木の質感。幼い頃から手入れのされた緑と木がある空間が好きでした。それは都内で家庭菜園を楽しんでいた祖母の影響かもしれません。それと、『マジックツリーハウス』のシリーズで主人公たちが飛び出していく、ツリーハウスに純粋に憧れたからかもしれません。

だから、木のテーブルといす、それから本棚が、私の本屋さんには必要です。小学校の教室ひと部屋くらいのスペースに並べたい。本棚は、壁いっぱいに。本屋さんは静かな住宅街の路地裏の一階にあって、通りに面した窓からは、近くのカフェやパン屋さんでお気に入りを買ってほくほくした人たちが通るのを、まるで映画のワンシーンかのように眺められます。

通りに面した窓のそばには、テーブルと椅子。本を買った人が、買った本とコーヒーや紅茶を楽しめる場所です。常連さんにはワインも出るかも。電気は蛍光灯じゃなく、オレンジっぽい光を。お店は不定休で、夏の晴れた日は夜まで空いていて、冬はきっと店主が寒いのが苦手だから閉まりがち。雨の日には、気分が良くなる音楽が流れていて、でも店主の偏頭痛がひどくなったら閉店です。

並んでいるのは、小説やエッセイ、絵本、歌集が中心です。お気に入りのクリエイターさんのZINEも置きたいな。メンバーシップを作った時にも思ったけれど、「今日と明日のすきま」に入り込むような、非日常を味わえる場所にできたらいいなと思います。もしくは、私自身がそういう逃避行を求めているのかもしれません。きっとそうだな。

通路にある本棚は、160センチくらいで、背が低くても本に手が伸ばせます。通路は狭すぎず、広すぎず。おしいれみたいなちょっと狭い空間が好きな私は、きっとちょっと狭めに部屋を作ってしまいたくなるけれど、人がゆったりすれ違えるくらいには空間を広く使いたいですね。

インテリアとして、好きな絵や小物も窓辺に並べます。広い窓と太陽の光はだいすきなので取り入れたいですが、本をだめにしちゃうのは怖いので、近くは飲食スペースにして、そこにいろいろインテリアを並べられたらいいかな。最近はの夏は暑すぎるので、南向きの部屋を避ければ、きっとちょっと落ち着いた場所になるはず。

あとは好きな本屋さんに置いてあった、綺麗な包み紙で中が見えないようにされた、シークレットの本の販売もやってみたいです。こんな気分の時に、っていうのだけを手書きで添えた本。

便利さじゃなくて、紙の本を目の前にするからこそある出会いや、空間自体の心地よさにこだわりたいんだなと思います。まずは自分の好きな空間をつくって、そこを大切な人と共有して一緒に楽しむ感覚ですね。


ひたすらお気に入りの本を集めたら、どんなに素敵な場所になるでしょう。なんだか、書いていて穏やかな気持ちになりました。素敵な企画をありがとうございました。


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mayu
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