「ミニマリスト」という生き方
こんにちは。
皆さん、「ミニマリスト」という言葉はご存知ですか?
ごく簡単にいうと、「ミニマリスト」とは、なるべく持ち物を減らして、シンプルにかつ豊かに人生を生きていく人のこと、とでもいいましょうか。
むちは実は結構「ミニマリスト」的志向がありまして、なるべくミニマルに人生を生きていきたいなあと常日頃思っております。
「ミニマリスト」(あるいは「ミニマリズム」)を意識するようになったのは、ここ1年ほどで、その間に何冊かミニマリスト系の本も読んできました。
そこで、今回は、「ミニマリストしぶ」という方(名前が直球ですね)が書いた『手ぶらで生きる。』という本をご紹介しながら、「ミニマリスト」という生き方について一緒に考えてみたいと思います。
なお、むちはミニマリストなので、紙の書籍はなるべく持たずに、最近はKindleの電子書籍で本を読むことがもっぱら多いです(かなり紙の本を断捨離しました💦)。
Kindleでは、気に入った箇所に自由にマーカーで線を引くことが出来るので、今回は、むちが気に入ってマーカーした箇所を引用しながら、「ミニマリスト」について、一緒に考えていきましょう。
①ミニマリズムの本質は、ある 1点を目立たせるために他をそぎ落とす「強調」にある。
「誰かが決めた、いい物」を消費するより、「自分が決めた、いい物」に囲まれて生活するほうが、よっぽど心地いい。
「なににお金を使い、なにに使わないか」を決めることは、「自分にとって、なにが幸せか」を知ることだ。
「ミニマリズム」と似た言葉に「シンプル」という言葉がありますが、両者の違いは「強調」の有無にあります。
「シンプル」の代表格といえば、「無印良品」があげられるでしょう。
ロゴも何もなく、非常にさっぱりとしたデザインですよね。
一方、「ミニマリズム」の代表格といえば、「Apple」でしょうか。
Apple製品は基本的にはシンプルそのものですが、その中でもあの象徴的なりんごマーク🍎は目を引きますよね。
あれこそ、「強調」=「ミニマリズム」の体現ではないでしょうか。
なお、むちは「シンプル」「ミニマリズム」はあまり使い分けていなくて、「無印良品」も「Apple」もどちらも大好きです。
「無印良品」と「Apple」はどちらも、ミニマリストとの親和性が高いですよね。
いずれにせよ、自分の好きな物に囲まれて生活するというのがとても大事だと思います。
②テレビは持たない。受け身の娯楽を減らし、自発的な活動を増やす。
テレビという「受け身」な娯楽で時間を潰すことを無駄だと感じるようになる。
問題なのは「テレビの前に座って、なんとなく番組を見る」という、受け身な視聴スタイルにある。
ミニマリストの方は、テレビを持たないというケースも多いようです。
むちは持っていますが。( ´•ᴗ•ก)ポリポリ
ただテレビが「受け身」の娯楽というのはそのとおりで、今は自分が本当に観たいと思った番組だけを観るようにしています。
③ 変動費よりも固定費を大きくする。定額サービスを賢く利用する。
いくらかかるか「読めない」変動費は人を不幸にし、確実に「読める」固定費は人を幸せにする。
ミニマリストには、新たなサービスをキャッチする情報力と、それを積極的に取り入れる柔軟性も必要だ。
あらゆる費用の固定化が、家計管理を楽にする
これはミニマリストに限らない話だと思いますが、定額サービス(いわゆるサブスク)は積極的に利用した方が良いと思います。
費用の固定化は、家計管理を楽にしますが、それ以上にものすごく便利です。
世の中の流れも、定額サービスへの移行に変わりつつありますよね。
むちも以前は、ゲオやTSUTAYAでCDやDVDを借りるといった生活でしたが、「結構高い」「借りる・返却するという手間がかかる」「レンタル期間が決まっている」「借りたいものが先に借りられていることがある」のような欠点がありました。
そこで、サブスク(Apple MusicやNetflix、Hulu、Amazonプライムなどなど)を思い切って始めてみたら、まあ不思議。
超便利です。
いつでもどこでも、好きな音楽や映画を、聴いたり観たりできる幸せたるや。
ゲオやTSUTAYAはこの先、相当な創意工夫をしないと時代の流れに飲み込まれてしまうでしょう。
なお、むちの「サブスク加入しすぎ問題」(ディズニーチャンネルにも加入)については、改めて記事にしたいと思っています。
④財布は持たない。リスクなし、メリット多数のキャッシュレス生活。
iPhone 7以降に搭載された「 ApplePay」を使えば、「 QUICPay」「 Suica」の支払いに対応。近所のスーパーや電車移動など、日常的なほとんどの支払いは iPhoneだけで完結する。
むちは、最近iPhoneを買い替え(iPhone SE第一世代から第二世代へ)、Apple Watchも購入したのですが、この機会に「Apple Pay」を生活に導入しました。
これまた超便利です。
家計簿アプリ(むちはマネーフォワードを使っています)も併用すれば、連動して自動的に家計簿を作成してくれます。
いやあ、本当に恐ろしいくらい便利な世の中になりましたね。
⑤毎日同じ服を着る。お気に入りナンバーワンの服を、自分の「制服」にする。
人は、 1日に 9000回もの選択を行っているそう
柄物を選ぶと合わせるアイテムも限られ、すぐに飽きを感じる。
さすがに私服を制服化するまでには至っていませんが、だいぶ洋服は断捨離しました。
こすられまくった話ではありますが、かのスティーブ・ジョブズは、毎日同じ服を着て、余計な選択を生活から排除していたというのは有名な話ですね。
⑥「好き」ではなく、「大大大好き」な物を選ぶ。
「ちょっと好き」ではなく「大大大好き」と思えるレベルの「好き」を大事にする
中途半端な「ちょっと好き」レベルで物を選んでいたら、心が完全に満たされることはないし、物欲も一生おさまらない。
身のまわりを「大大大好き」で固めて、毎日を気持ちよく過ごそう
これも非常に大事な考え方かなと思います。
理想的には、自分の身の回りのモノ全てに対して、自分なりのこだわりをしっかりと語れることだと思います。
少数精鋭でいきましょう。
⑦「一点豪華主義」と「コンフォート原則」を守る。シンプルで満足度の高いお金の使い方。
どんな物にお金をまわすのかというと、シンプルに「毎日・長時間使う物」でいい。
毎日長時間使う物にお金を多く使ったほうが幸福度が高い( =コンフォート原則)」
ミニマリストはケチなイメージがあるかもしれませんが、実は必ずしもそうではないんですよね。
むしろ逆に、結構高価な商品を使っていたりします。
”「毎日・長時間使う物」には大胆に投資すべき”
これって実は理にかなった行為であって、長期的な目で見れば、安物買いの銭失いより、コスパがいいと思うんですよね。
⑧3択に絞る。選択肢を減らして「不幸の迷宮」から抜け出そう。
選択肢は多ければ多いほど、人は不幸になってしまう
「選択肢を3つに絞る」こと。
この「選択肢を3つに絞る」を日常生活で取り入れるなら、「服や雑貨などを購入するときの色を、あらかじめ 3色に限定しておく」「休日は、読書・片付け・ジムに絞る」などはどうだろう。
なるべく選択をしないで済ませるのが、幸せへの近道
この考え方も、むち自身、結構生活に取り入れています。
人はささいな決断にも、結構な労力を割いているようです。
いわゆる「決断疲れ」というやつですね。
そして、「3つ」というのが割と重要みたいです。
⑨「最大化人間」より「満足化人間」になる。
「満足化」は、「これで十分」なものを得て満足する生き方のことだ。「これで十分」は、だいたいの場合「十分に満足」である。なので「いちばん最初にいいと思った物を選ぶ」がポイントだといえるだろう。すばやく選ぶことで、迷ったり悩んだりする時間や労力を省くことができる。
僕が「満足化」と聞いて思い出すのが無印良品だ。無印良品の商品は、他社の高級ブランドと比較すれば、値段も品質も超一級とはいえない。だけど、ポジティブな「これでいい」というデザインや品質が、多くの人に受け入れられている。ユニクロもあてはまるだろう。
無印の小物やユニクロの服は、十分にして最高だ。「これで十分」はけっして妥協ではなく、自分の人生をコントロールするために必要な物差しである。
豊かに生きるためのコツは、「これで十分」なものを選ぶこと
とても重要な考え方です。
最大化を求めていると際限がないですからね。
「無印良品」は「これでいい」というテーマのもと商品開発を行っているようです。
「無印良品」が好きな人は、その思想に共感している人が多そうですね(むちもその一人です)。
「⑦一点豪華主義」と一見矛盾するようにも思えますが、そうではなくて、お金をかけるべきところにはしっかり投資して、それ以外の部分については、「これでいい」「これで十分」と満足するのが良いのではないでしょうか。
⑩「物」ではなく「経験」を資産にする。旅行の思い出は、心に一生残り続ける資産。
物を買ってもその瞬間しか満足感を得ることができないが、旅や読書からの学びなど、得た経験は自分の中に一生残り続けるから満足度が高い。
「物より経験にお金を使うほうが満足度が高い」という
物より経験にお金を使いましょうという話です。
”旅行の思い出は、心に一生残り続ける資産”
まさにそのとおりですよね。
最近はコロナのせいもあって、なかなか旅行ができないですが、早く収まって旅行できるようになるといいですね。
旅行記(エッセイ)とかも書いてみたいなあ。
いかがでしたでしょうか。
「ミニマリスト」(あるいは「ミニマリズム」)は、あくまでも考え方・生き方のひとつであって、決して他の生き方を否定するものではありません。
この考え方は使えるなと思った部分だけ抜粋して、生活の中に取り入れてみてもいいかもしれません。
「ミニマリストむち」からは以上になります。
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