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イクメンという言葉の認知度は9割以上、でも使わないという人が1割未満!理由の7割は「男性の育児は当たり前だから」でも注意が必要ですよ!

こんにちは、子供とお年寄りに人気があるDJムッチーです。

明治安田さんが、0歳から6歳までの子供がいる既婚男女1100名にアンケートで「イクメン」という言葉の使用について聞いたところ、認知度は9割以上でしたが使用率は 1割未満で、ほとんど使われていない状況であることがわかった そうです。
なぜ使用しないのか理由を聞くと、7割の人が「男性の育児は当たり前で言葉に違和感がある」や「育児をしている男性を特別視したくない」といった、男性の育児は当たり前で、 使用するまでもないと思う人が多数だったそうです。
2010年に厚生労働省で、男性の育休を推進する「イクメンプロジェクト」が発足して、 当時流行語大賞にも選ばれた「イクメン」という言葉は、世の中にすっかり浸透し、 「男性の育児は当たり前」という意識改革へつながる功績を残したようですね・・・役所主導にしては珍しいことです(笑)

男性は育児が下手

麻布大学獣医学部の菊水先生によると、「どんな生物にも、子育てには明らかな『性差』があります。男性は、女性より苦手です」とのことです。
その理由は、「子孫を産み育てる行動は、ヒト以外の動物にもある非常に古い脳がつかさどる仕事です。そこにある視床下部という器官からオキシトシンというホルモンが分泌されて養育行動が起こりますが、実は、男性ホルモン(テストステロン)は、育児行動を起こすホルモン『オキシトシン』の分泌を阻害するのです」のだそうです。
父親が母親の様に子育て出来ないのは、ホルモンが関係しているのですね。

「子どもが泣いても私はすぐに起きるのに夫は寝ている」「夫が指示待ちでイライラする」という不満を持つ母親は多いようですが、ホルモンの出方にハンディを持つ父親は、妻と同等にできなくても責められないところがあるのです。そうであれば、夫は妻をいたわったり、妻が育児以外の事をやらずにすむように家事や片付けなどをサポートしたりするという作戦が有効ということになりますね。

近年、人間の男性についての研究は増えてきており、それによると、子どもと関わる行為により、人間の父親もテストステロンが少しずつ減り、オキシトシン、プロラクチンといったホルモンが増えることが知られるようになったそうなんです。
菊水先生は「スキンシップや見つめ合いは母親にも赤ちゃんにもオキシトシンを分泌させますが、これは父親と赤ちゃんでも同様なことが起きるんですよ」とおっしゃっています。父親に母性が生まれる可能性があるわけです。

「育児をしていると、男性ホルモンが減ってしまうのか」と、不安になる男性もいるかもしれませんね、この点について菊水先生は・・・
「そこは、トレード・オフです。諦めましょう」とのことでした。
ここから先は、夫婦の問題なので、よく話し合ってください。

父親の子育ての問題点

拙著「パーソナリティートーク術」でも女性と男性のコミュニケーションスタイルの差について触れましたが、子育てにおいて、この差が後になって問題を起こす可能性が考えられるのです。その問題は「共感障害」です。
同著にも書いた通り、表情と感情の発生は、感情が先で表情が現れると考えがちですが、実は親の表情を真似ることで赤ちゃんに感情が生まれるのです。笑顔で赤ちゃんをあやすお母さんの表情を、赤ちゃんがまねることで、赤ちゃんには嬉しいという感情が生まれるのです。
つまり、嬉しいから笑うのではなくて、笑うから嬉しくなるのです。

これには共感を求める女性が好むコミュニケーションスタイルが有効で、赤ちゃんに表情と言葉で接することで生まれる好ましい共感作業です。女性に多いプロセス型の話し方に通じるものがあります。
これに対して、男性のコミュニケーションスタイルはゴール型といって共感より解決策を優先します。
例えば、お腹が空いて鳴く赤ちゃんを抱きあげて困った顔で「ハイハイちょっと待ってね・・・」と話しかけながらミルク作ってを与えるのが母親ですよね。赤ちゃんと共感しようとすると、同時に赤ちゃんもそれに応える。
ところが、父親の場合はミルクを作りに姿を消してしまって、ミルクができたら黙って与えてしまいます。空腹を満たすゴールの達成です。
男性はこれもコミュニケーションだと思いがちです。
このことは男性と女性の発語数に現れていて、女性が1日に話す語数は2万語なのに対して男性は7千語と、男性は女性の3分の1しか話しません。
おそらくは、発語の時の表情変化も、男性は女性の3分の1程度でしょう。
以上のことを十分認識して、父親は出来るだけたくさんの言葉で、表情豊かに赤ちゃんに話しかけて、赤ちゃんに共感してあげてほしいのです。

沢山の言葉と表情で話しかけてあげてください

共感障害は、企業や組織ではエネルギーバンパイヤという名前で呼ばれ始めています。他の社員が後片付けを始めているのに、それに従わない社員やグループワークが出来ない社員など、いわいるKYさん達の教育にエネルギーを奪われる企業が沢山現れています。
呼出して注意をしても、悪びれることもありません、共感が出来ないだけなのです。つまり指示がないからしないだけなのです。
成長してこんな風になってしまっては大変ですよね!
人間の言語を司る小脳は8歳で完成するそうです。つまり幼児期の言語活動が非常に重要なので、出来るだけ表情と言葉を赤ちゃんに届けてください。
(スマホをみながら、授乳させたり寝かしたりしないように!)

それでは、今日はこの辺で失礼します。
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。


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