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正社員の転職率が7.5%で、転職で年収が1割以上増えた人の割合が約4割とは。ジョブ型転職の普及のせいでしょうね!良い時代になったのでしょうか?

こんにちは、出版サービスを立ち上げてしまったDJムッチーです。
2016年の正社員の転職率が3.7%で約800万人なのに対して、2023年度は7.5%で約1000万人と25%アップなのだそうです。
そして、転職して年収が1割以上増えた人の割合は約4割なんだそうです。
理由は、ジョブ型の採用が増えたから。

ジョブ型の採用とは、企業が必要なスキルを持つ人を職務内容を限定して採用する方式で、仕事に対して人を割り当てる方式。
今までは、メンバーシップ型といって、総合職として新卒一括採用して、業務内容や勤務地を限定しない方式。これは、人に対して仕事を割り当てる方式です。

治水工事型でいいのかな?

ジョブ型採用に対応できるように、専門性の高いキャリアに挑戦して磨いている人見かけますけれど、それって治水工事の担当者になるってことだと分かっているのでしょうか?
仕事の流れを、上流にある湖から流れでる川に例えると、川の流れをせき止める障害物を取り除く技術のある人を採用するのがジョブ型採用です。
採用された人の技術によって、障害物は取り除かれて下流に流れる水は増えますから、めでたしめでたしです。
これを、トライアルバリア型問題解決と言います。

トライアルバリア

この採用の問題点は、仕事が処理に偏向してしまう事です。
仕事を、事業の売上や利益と言い換えると、この方法だと売上や利益の増加の上限があることが分かりますよね。
ではどうしたら良いか・・・湖をかさ上げして流れを急にすると下流のバケツにたまる仕事量はアップします。コペルニクス的転回です。売上や利益は増えると同時に、流れは急になるので障害物は流されてしまって、治水工事は必要なくなるのです。これをトライアルモティベーター型解決と言います。
これには、いままでの仕事には無い知識が必要です。そのためには、さまざまな才能が必要になってきますし、古い人間の勘なんかも重要になります。
そうすると、メンバーシップ型の採用が重要になってきます。
日本型の経営の強みは、さまざまな人間が存在するということです。

トライアルモティベーター

プロの条件は

プロの条件は何ができるではなくて、何ができないを知っていることです。
ミッションインポッシブルで、イーサンは出来ないことには手を出さずに、出来る人と手を組みます。これがプロのスパイの条件ですよね。
プロになるには、何が出来ないかを知ることなのです。ところが、日本の転職者たちは、出来る事しか知らないのです。
つまり、治水工事での障害の取り除き方しか知らない。湖の事も水の流れも知らないことが多いのです。つまり、全体を俯瞰できていないのです。
人材育成には、メンバーシップ型を採用するのは、まずは俯瞰させて出来ないことを知らせるためなのです。
年功序列で揶揄される日本型の採用ですが、イノベーションを起こすには、この方法の方が有効ということです。
一定割合での不出来なスタッフが出てきますが、それはあきらめるしかありません。

日本がダントツ

キャリア形成を見据えて「実施していることがない」という調査をおこなったところ、日本の正社員がダントツの30%。フランスが7%、中国4%、アメリカ3%、インド1%だったようです
終身雇用と年功序列のせいだと分析する人もあるようですが、これは事業を俯瞰させるために、専門性を意識させないというのが本当の理由だと思います。つまり、出来ないことが何かを解らせるためです。
日本型企業の人事施策を研究すると本当に面白いですね。
確かに、ダメ社員を作る傾向はありますが、犬にニャアと鳴けと言っているようなものですから、ダメはダメで仕方ないのです。

僕は、1度転職をしてその後独立しました。大手メーカーと大手流通だったのですが、そこでの経験から今日の記事の意見ができたので、2つの企業には感謝しています。

それでは、今日はこの辺で失礼します。
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DJムッチーでした。



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