政府の「移住婚女性支援制度案」に批判殺到で、3日で再検討になったようです!東京から移住婚した女性に60万円の支援とは何と情けない発想でしょう!
こんにちは、鳥人間コンテストの放送が待ち遠しいDJムッチーです。
政府が、東京に在住・通勤の女性が結婚を機に地方に移住すれば60万円を支給するという、新制度案を公開したのが8月27日。その後、専門家間やSNSで批判が殺到して、30日には自見 英子 地方創生担当相が「移住支援のあり方について、しっかりと中身を検討し直すよう事務局に指示をした」と異例の事実上の取り下げを発表しました。
なんとアサハカでケチ臭いことでしょうね・・・岸田政権の特徴ですね。
この制度は、岸田文雄政権が進める「デジタル田園都市国家構想」の一環で作られた移住支援制度に付加する形で設計された制度でした。
既にある移住支援制度内容は、東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)から東京23区への通勤者と、23区に住む人が地方に移住した際、単身者に最大60万円を支給するというもので、男女は問わず移住先での就業や起業が条件となっています。
新制度案は、未婚女性が結婚を機に移住すれば就業・起業しなくても支援金を支給するというもので、額は最大60万円を軸に調整していましたが、批判殺到で再検討となっています。
女性が都市圏に集まる理由
少し前に放送されたNHKのクローズアップ現代で『女性たちが去って行く 地方創生10年 政策と現実のギャップ(だったかな?)』というテーマを掘り下げていました。(NHKプラスでまだ視れると思います。)
番組の中で国や自治体に対し、女性たちの本音を聞いてほしいという思いから「地方女子プロジェクト」を立ち上げたという女性リーダーの意見では、
「女性が都市圏に集まるのは、地方には働きがいのある仕事が見つからない」という現実があるということでした。
一次産業関連以外では、役所か建設業、土建業ぐらいしか働く場所がない地方の町や村が多く存在します。それらの職場のどこも旧来の男性主導型の組織で女性はサポート役になってしまうことが多く、夢の実現やキャリアアップなど夢のまた夢という実情も語られていました。
また都市圏並みの収入を得るには、自治体全体をさがしても数か所しかないので、都市を目指すことを考えるようです。
「結婚」と「お嫁に行く」
クローズアップ現代の番組内で「やっぱりそうか」と思ったのは、多くの女性が口にした「女性の役割」を求められる地方の息苦しさでした。
都市で結婚して暮らしていて、地方にある旦那さんの実家に帰った時に知る、お嫁さんのしんどさ。
「女のあんたが、なんで座っとるの!」なんて言われたりして大変です。
地方女子プロジェクトの人からも「地区の行事では女性陣が絶対台所に近い席に座っているんですよね。男の人たちは絶対動かなくていい席に座りっぱなしで。お母さんからずっと『女性は気が利く人間にならないとダメだよ』と言われて育ってきたので、将来生きづらいなって」なんていう意見も聞かれました。
地方には「女性の役割」というのが、厳然とあってその第一が子供を産むということなんです。
そりゃ、都会の暮らしを知ってしまえば、大好きなパートナーと二人で暮らす方を選ぶのは分かりますよね。
ところが、政府の政策担当者たちの頭の中は、地方の家庭が基本なのです。
役人たちの結婚観
硬い話が続いたので、ちょっと柔らかめのお話をしましょう・・
現在の地方創生大臣は1976年生まれの48歳、少子化担当大臣は1979年生まれの45歳で二人とも女性。(少子化担当大臣は僕の好みのタイプです・・・)
そして彼女らを支える内閣府のお役人の偉いさんも40代から50代。
大臣もお役人もそれぞれに裕福なご家庭の出身だと思われます。
彼らの結婚観は、彼らが成長の段階で感じていた社会が醸し出す家庭像に大きく影響されていると思います。
そこで、彼らが10歳前後の1971年から2年間ほどTVで流れていた、ライオンの洗濯洗剤「スパーク」のCMソングの歌詞を紹介します。
いかがでしょうか?これが、40代~50代の大臣や役人の潜在的な家庭像であり結婚観と言えるのではないでしょうか・・・
都市圏、地方を問わず、結婚ではなくお嫁に行くというイメージですよね。
あなたのために嫌いな家事も頑張るわ・・・そして、子供は3人です。
こういう人たちが、集まって、地方創生や少子化の対策を考えれば、「地方にお嫁に行けば、支援金」となってしまうのは、分かるような気がします。
曲が聞きたい方は、こちらから・(歌詞がCMソングとは変わっています)
少子化を女性だけに担わせるのはやめましょう
産めよ増やせよといくら周りが煽っても、全く意味がないのはみんな分かっています。でも、何もしないわけにはいかないから、お金とセットで制度を作るようなことは、もうやめましょう!
少子化は女性のせいではないですし、女性だけに担ってもらう筋合いのものではありません。
それより、素敵な恋愛や結婚と仕事のためのインフラ整備が大事です。
こう言うとすぐに、婚活パーティーやマッチングアプリという議論になるのですが、それより地方の暮らし方の改革が先だと思います。
地方でも安心して子育ができる医療や教育などの暮らしのインフラや都市と地方の2拠点生活の支援などが重要だと思います。
(田舎の高齢者の力もあてにすれば、頑張ってくれると思いますよ)
年間の予算が、30億~100億円あるのですからそちらに重点をおいてみてはいかがでしょうか・・・
本来デジタル田園都市構想は、そういう発想で生まれたものだったのではないのでしょうかねぇ・・・コンセプト設計が甘いから、バラバラになっているようです。
もうすぐ、日本のリーダーが変わります。
僕としては、さわやかな青年リーダー候補には、もうちょっと経験を積んでもらって、少子化や地方創生の観点から、地方出身の子育て経験のある女性が望ましいと考えています。女性の本音は、女性で無ければ聞き取れないし、適切な対応も出来ないからです。
それでは今日はこの辺で失礼します。
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