クワイってなんなのさ🌱
先日、むぅちゃんがX(旧Twitter)でフォローしていた方のポストに、
クワイの写真が載っていたんです🌱
むぅちゃんはこの食べ物をスーパーで見たことがありません👀
「そもそも植物なの?だとしたらどの部分?」
「どうやって食べるの?海外では食べられているの?」
「どこに行ったら食べられるの?」
など、疑問が止まりませんでした。
ということで今回は、むぅちゃんの知らない野菜「クワイ」について調べてみました🌱
クワイを知らない人はぜひ一緒に勉強しましょう🐈
クワイっていったいなに?
クワイとは、オモダカ科オモダカ属の野菜の一種です。
クワイは水生植物で、田園で育ちます。
葉は水面より上に広がっていて、葉がついている茎が水中・地中に貫通しています。
そして、葉がついている茎の節から、匍匐茎(ほふくけい)が地中に展開されていて、それぞれの匍匐茎の先端に塊茎(かいけい)と呼ばれる肥大した地下茎があります。
ずいぶん不思議な形ですよね👀
クワイは奈良時代(8世紀)には日本にも存在していたと考えられていて、古くから日本で食用の文化が根付いていた食べ物であると言えます。
その後、江戸から明治時代にかけて、生産と利用が盛んになりました。
というのも、江戸時代に「新田開発ブーム」が起きたことがきっかけだと言われています。
戦国時代は、敵の領地を攻め落とせば領土拡大を狙うことができました。
一方、江戸時代以降は領地が固定されたため、自身の領地の中でやりくりをしないといけません。
そこで、新田開発のために、河川の大工事や用水路の増設等が行われ、水田が増えました。
その結果、お米と同様に水田で育つクワイも生産しやすくなったという流れです。
原産地は中国と言われています。
クワイってなにあじ?
この欄で一つ問題が発生…
「「なにあじかを書く欄があるのに食べたことがない」」
調べてみると、クワイは種類によって味わいや食感が少し変わるようです。
日本で食べられるクワイには、青クワイ・白クワイ・吹田クワイの3種がありますので、それぞれに対する食体験記をまとめますね。
✅青クワイ
・独特なほろ苦さの中に甘味がある。
・芋のようにホクホクとした食感である。
・日本で最も栽培されている種。
✅白クワイ
・苦みがあり、淡白な味わいである。
・青クワイよりも肉質が硬く、シャリシャリとした食感である。
・主に中国で栽培されている種で、日本での栽培数は少ない。
✅吹田クワイ
・小粒で、苦味が少なく甘みがあり、濃厚な味わい。
・ホクホクとした食感で緻密な肉質である。
・もとは水田に自生していた種で、栽培数が少ない。
・「最も美味しい」と言われており、高級料亭などで用いられる。一般市場ではほとんど見かけられない
次回、クワイを食べる機会にこの欄は更新することにします🌱
クワイってどんな料理に使うの?
①海外のクワイレシピ
日本以外だと、中国のみがクワイを食用として利用しています。
中国のレシピサイトに潜って検索すると、肉やホルモン等と一緒に炒め物などに使われることが多いようです。
✅クワイと豚肉の炒め煮
✅クワイとセンマイの炒め物
②日本のクワイレシピ
日本では、煮物や素揚げなどのレシピが多く紹介されていました。
「芽が出る」ということで、縁起物としてお正月料理にも食べられるみたいですよ👀
✅クワイの煮物
✅クワイの素揚げ
クワイっていつ・どこで食べられるの?
日本では、広島県・埼玉県が2大生産地となっています。
クワイの植え付けは、前年に収穫して冷蔵保存しておいた塊根を使って、4~5月頃に行われます。
その後、葉かき・追肥等をしながら丁寧に育てていき、11~12月頃に収穫します。
名産地である広島県のサイトでは、オススメの食べ方として「くわいと牡蠣の炊き込みご飯」のレシピが紹介されていました。
冬季に広島の郷土料理屋さんに行くと、食べられるチャンスがあるかもしれませんね。
出典・参考資料
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