ひとつのスキも、100のスキも。
数日前、とある動画を受け取った。
そこには、映像と選んで添えられた音楽が表す〝時間〟が描かれていた。
美大でグラフィックデザインを専攻していた頃、インテリアやプロダクトの立体をデザインする人たちのことが少しだけ羨ましかったのを思い出す。
上下左右と奥行きに現実世界の空間を認識して自在に描いていく様は創造的で、離れたところからそれを眺めているのは楽しくもあった。
このnoteでの1年分の思い出の中から手描きイラストを選び、カレンダーを作った。
紙に印刷されてシルバーのリングで綴じられた姿はささやかな作品集のようでもあり、大切な宝物になったのだ。
動画は、そのカレンダーをモチーフに撮影されたものだった。
平面や立体を通り越し、紙をめくって筆を水に浸し、インクを溶いて絵を描く日常の時間そのものが感じられた。
愛おしい60秒を朝に晩に繰り返し再生した自分がおかしくて笑ってしまうほどに。
どんなにうれしい記事でもスキはひとつしか送れない。たくさんの感謝と思いをこめて、スキをひとつ送った。
ある時は星空案内人、ある時はアスリート、そしてまたある時は動画クリエイターの月のしずくさん。
ありがとうございました✨✨
どきどきわくわくしたり、時には迷い考え込んだりしながらnoteに描いた絵とことばの記事を、イラストカレンダーの中に残せるのはうれしいことだった。
その思いを受け取って記事にしてくださったひいろさん、ありがとうございました✨✨
ひいろさんのnoteはやわらかなやさしさと潔い素直さが感じられ、いつも日差しがさしているようだ。
noteで迷子になったとき、記事を読ませていただくとまるで方位磁針を手に入れたような気持ちになる。
今回のイラストカレンダーは、住所のやり取りや利益はなしで、印刷会社から直接購入していただいている。
デジタル世界のnoteの思い出を、紙の形で迎えてくださったみなさま、本当にありがとうございました✨✨
手にとってくださった方に喜んでいただけたこと。
お友だちにプレゼントしてくださり、そのお友だちからもステキなご感想をいただけたこと。
コメントでその言葉たちを伝えてもらった日は、来たる冬の厳しい寒さもひと跳びで乗り越えられそうなくらい、心がほかほかにあったまったものだ。
1枚の絵を、ひとりの方に見ていただけることのしあわせを大事に両手で受け取った。
たとえば記事が画面上で数百回表示されたとして、スキを10や50いただけたとき、ふと思う。
それらのスキは紛れもなく、それぞれが〝たったひとつのスキ〟なのだということを。
ひとつのスキも、100のスキも。
それぞれ全部がひとつずつ、大切なスキ。
いつもありがとうございます✨✨
次はみなさまのnoteでお会いしましょう🐻🩷