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秋のイベント出店・小諸・甲府。

読書の秋、とはよく言ったもので。

秋・・・9月になると途端に本のイベントが増えます。

それに伴い出店依頼・もしくは企画協力等のハナシも増える。

忙しくも嬉しい・・・というヤツですね。
しかし昨年から特に感じますが・・・9月、特に中盤までは暑くて!秋という感じはしないし本を読みに外へ・・・という方も少ない気がします。新たな時代の基準でしょうか。

昨年はまさにそんな暑さに影響を受ける時期に開催された小諸と甲府、イベント2つが今回の主な話題です。

小諸。

9/16開催・・・予報は雨の危険性大分高い、そんな状況。

通常ですと小諸大手門公園中央の緑の部分(芝生とは言えない)に本屋が出店するのですがこの日は前日から雨混じり、湿気含みな上に草刈りがされていない!という状況でしたので(飲食で出店者の方のひとりが草刈りを買って出てくれました!・・・スバラシイ!ですがイベントしては当然失格です。この会場の管轄は確か小諸市だったはずですね。)本屋は各自工夫、自分は公園の藤棚の隣、地面が石畳の場所を選んで陣取りました。



本にとって湿気は大敵。刈りたての雨を含んだ草は・・・と各店舗ここは慎重に。

本屋的に言うともう仲間うちでワイワイ・・・な感じが強いこのイベント。

雨が降りそうならテント設営を手伝い、風が強ければテントを押さえる・・・なんて相互関係がごく自然にでるのがこのイベントの心地よさ。

回を重ねているので本を目当てに来てくれるお客さんも徐々に増えて、特に今回は自分の友人の詩人が第一詩集をものにした、そんなタイミングでしたので話題にも事欠かず。その詩集目当てに来てくれた方もいて。

天気は前半曇り空も後半は晴れて気持ちいい風がふく感じ。



昼食にはこのイベントの定番となりつつある「スパイスキッチン モルチャン」のケララチキンとポークビンダルーのあいがけを。

美味いんだ―!

イベント終了後は本屋仲間連れだって近所に出来た「novels」さん訪問。

心地よい場所ですよ。

いずれnovelsさんにも出店していただいたり、またはイベント開催中相互に連携し合って街の中に動線が増えたり・・・したら愉しいですね。や、せっかくこの狭いエリアでの位置関係ですので是非そうしていきたい!

天候といくつかの幸運にも恵まれ次回がまた期待される小諸でした。

そして先日9/23、こうふのまちの一箱古本市。

自分の本屋としての活動を後押ししてくれた、と勝手にとらえているこのイベント。

自分、基本周辺の・・・地域の本の活性化につながるイベントしか出ない。甲府はそれでいくと少し遠めですが大事な時間でですので開催されれば必ず行きます。


ウチの定番スタイルはこの甲府がもとで生まれたんです。


にぎわい。


おとなりはハンモック屋さん・・・雰囲気いいのはもちろん、セルフビルド志向で話もあうんです。

今回は出店で53、本屋のブース数で55とそれこそヘタげな本屋巡りより見ごたえのあるイベントに。

事実自分も販売ももちろんかなり内容の濃い仕入れもして帰ってきました。

いい本ばかり・・・がやはり通常より安く手に入っちゃうんです。

イベントの内容はもう、言わずもがな。

今回は特に本屋同士のつながり・・・自分がつながりのお手伝いを出来る・・・が目立ってそりゃあもう嬉しかった。

出店できなかった方も遊びに来てくれたり、お久しぶりの方、初めましての方も声をかけてくれて。自分こういう時間が欲しくて本屋してるんだなぁ、って。

主催者さんの写真より、いつもの本屋仲間と。
この写真がすべてを物語っています。

お客さんと、本屋仲間と。

本当に一日中本の話をする。こんな時間滅多にないし、それが全くいやじゃない。

甲府、最高の時間でした。

ちなみに甲府からの帰路は定番コースが。

韮崎らーめん「頂」でシメの夕食を。その後山梨の定番量販店「戸田酒販」で山梨ウヰスキーをお土産に。今回は「鷹」のシングルモルト。(「鷹」は製造経路少し変わったかな?)


年々旨くなってる気がする韮崎「頂」。それもそのはず、最近じゃあ旨くないと続かない中もう10年近い付き合いになります。

愉しい愉しい、ばかりでもなんですんで。

少し残念な話。

昨年までこの時期のイベントレポートには必ずあったもう一つのイベント。

まちライブラリー主導「ブックフェスタ」に付随する茅野駅自由通路での一箱古本市。

昨年まで3年続いてきたんですけど今年は、開催されませんでした。

残念。

自身出店する本屋の募集や問題点の洗い出しなど協力させていただいたつもりだったし、今年に向け次は…と思うところも多かったのですが。
(ハリ書房さんなんかまさにまたご一緒するに最適、とか考えていたんですが。)

このイベントでデビューして1周年、という仲間もいるし。(まさに小諸・甲府で一緒でした。)

このイベントでなら逢える・・・ビーナイスの杉田さん・朝日出版社の橋本さん・・・両者話したい本の話題、満載でした・・・といった方々もいましたし。

そんな機会は今年、訪れませんでした。

少し悲しいです。

なによりせっかく3年続けてきて、ここで一旦途切れて・・・の例え”次回”があってもかなり意味合いも状況も変わってしまうと思うんですね。

こんな事いまさら言っても変わらないんですが。

残念です。

しかし過去を悔やんでばかりいても仕方ないですね。

10月には仲間による新しいイベントがいくつか。

新たな刺激を発信できればと思っています。


http://www.coldmountainstudy.com/
coldmountainstudy@gmail.com 

coldmountainstudy  店主:鳥越将路






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