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コモンズ30塾~デンソー継承館&ギャラリー訪問~に参加して

はじめに

コモンズ投信のコモンズ30塾が開催されました。
デンソー継承館&ギャラリー訪問。
今回も参加出来ました。

コモンズ投信って何?

コモンズ投信って何?って方はこちら。

コモンズ30ファンドの紹介で、デンソーが取り上げられています。

マーケティング部の齋藤さんの「コモンズの視点〜企業のミカタ〜」YouTubeでの紹介はこちら。

デンソーってどんな会社?

株式会社デンソー。
日本電装からデンソーに社名変更をしたのは、1996年。
もうそんなに前なんですね。

トヨタ自動車の電装部門が独立して設立された会社です。
出身地にも製作所があるので、わたしには馴染み深い会社のひとつです。
わたしたちの身近にも、デンソーが作ったもの、作り出したものがいっぱいあります。
例えば、QRコード。
1994年に自動車部品の生産管理のために開発したそうです。
株式会社デンソーウェーブのサイトをご覧ください。

デンソー本社へ

刈谷駅付近

刈谷は、デンソー以外にもトヨタグループ会社の本社がいくつかある場所。
ジェイテクト、トヨタ紡織、トヨタ車体など。
そして、豊田佐吉さんが創業した豊田自動織機(所在地は豊田町!)も刈谷市に本社があります。
デンソーの本社は、刈谷駅(JR・名鉄)から徒歩で10分圏内です。

駅前からこんな距離感です

デンソー本社の入退場ゲート

工場等の入退場ゲートは、どこに行ってもちょっと緊張感があります。
とはいえ、会社毎に個性・色を感じたりして。
会議室でデンソーの概要説明や、注意事項の説明を受けて開始です。

少し緊張です

デンソーの方が言っていたように、デンソーの技術、目指す姿、企業文化を知る良い機会になりました。
特に、「交通事故のないクルマ社会を目指す」→安全・安心社会の構築をミッションとしてとらえているのが、とてもいいなと思いました。

ギャラリー

ギャラリーは月曜日から金曜日であれば、予約なしで見学できるとのこと。
ぜひ行って、見て、感じてください。

時間が無くて、駆け足での見学になってしまいましたが、別の機会にゆっくり見に行きたいと思いますね。
クルマに殆ど興味のないわたしでも、興味深く見られる内容でした。
展示を見ながら、デンソーならクルマという概念を変えることができるのかも、なんて思ったりしました。
もやもやっとですが。


ギャラリーで一番声を上げたのは、QRコードの仕組みというか、QRコードがどういうものかを体感したときですね。
なんとなくわかっていたつもりでしたが、コモンズ投信のシニアアナリストの上野さんが作った名刺をみて、なるほど!でした。

こんな感じで入力
名刺のQRコードを読み取ります♪
こんな感じ!


それから、技能五輪に関係しているであろう展示物。
技術ってひとの手で造られているものだなと感じました。

継承館

第2の創業期。
この言葉が掲げられたことを機に、2012年に開館したライブラリーを「継承館」と名を改めて、2021年にリニューアルオープンしたそうです。
一般には非公開の施設を見せていただきました。

この施設をつくるにあたり、デンソーらしさを議論されたといいます。
そして最終的にたどり着いたのが、「品質と安全」だそうです。
まさに「品質と安全のデンソー」の熱意が、われわれに届く内容でした。
継承館に入ってすぐにあったのは、社是と向き合う空間。
この空間で社是と向き合うことから始まります。

ちなみに社是はこちらです。

社是

その後…
・デンソーの歴史
創業時のエビソード、苦しかった時のエピソードが、分かりやすく、強烈に盛り込まれていました。
一方で、背景や人の想いが感じられる、とても興味深い内容でした。

・品質の原点
総合的品質管理(TQM)「デミング賞」への挑戦と獲得について、さまざまな面から紹介されていました。
それは、社員ひとりひとりのエピソードが語られるようでした。
家族ぐるみ、町ぐるみの挑戦、そして獲得だったことが強く感じられました。
plan_plan(ぷらん_ぷらん)は大事ですねw。

・安全の原点
悲しみを繰り返さないために。
展示内容は安城工場爆発事故です。
12名の方が被災し、6名の方が亡くなられたそうです。
粉塵爆発だったそうです。
アルミニウムの粉塵が、爆発するものだとすら知らない社員が、集塵機の傍で作業をしていて、犠牲になってしまったと聞きました。

事故の事実、そして、同じ事故を二度と起こさないための徹底的な原因究明と設備の復旧と改善の様子が展示されていました。
1969年9月の事故発生後、「再びこのような事故は起こさない」という決意で、同年10月には「安全のデンソー」を新しい標語として制定したそうです。
同年12月には安全衛生部を設置し、翌年には「デンソー安全衛生環境基準(DAS)」を制定し、それは新たな事象への対策、新たな安全要件や充実を図りながら、現在に引き継がれ、8冊6,000ページになっているとのこと。

ところで受傷者が運ばれたという八千代病院は、以前は名鉄名古屋本線から見える場所にあり、名前を見たことがあったので、より身近に感じられました。

継承館来館者の感想、決意が展示されていたのも、良いなと思いました。
継承館で感じたことを、その場で言葉にすることは、自分の記憶にも残ると思ったからです。

わたしならどんなことを書くのでしょうか。
当日のメモ帳には、こっそり書き残してありますけどね。

継承館の一部について、こちらで触れられています。

そういえば、安全衛生活動については、ギャラリーの入り口にもパネルがあり、安全への強い想いが見て取れました。

まとめの時間

ここからも、メモ書きは続いているのですが、チンプンカンプンな言葉が飛び交っていて、まだ未消化ですので、消化できている部分を箇条書きで。
技術のない技術屋ですみません。
でも、日本国内、身近なこと、自分事でも役立ちそうな内容がたくさんありました。

対話の時間

・海外へのものづくり、技術の伝承はどうしているのか
技術道場を展開している。
当初は指導者は日本からの出向者だったが、今では現地の方が指導者になっている。
現地のひとが現地で考えることも大切なこと。
同じプロセスで考えている。

・社是は各国でどのように展開しているのか
各国の言葉に訳され、展開されている。
特に品質・安全については徹底的に。
例えば事故が起きたとき、周囲の製作所でも展開するなどの取り組みがある。

・QRコードのこれから
QRコードの高度化、付加価値を高めることを考えている。

・安全に対して完璧を求めるのか
アップデートしていけばいいという考え方もある。
スマホのOSのように。
でも品質と安全は譲れない。

・規格作りから参画しているのか
それが出来るといいが、そこは欧州メーカーが得意なところ。
ただ、デンソーもオブザーバーとして入っているなど、繋がりを持っていることは強みだと考えている。

・デンソーは様々な部品をつくっているが、EV化で勝てるのか
EV化にあたり、部品を買ってきて組み立てても不具合が生じる。
ソフトウエアを使って、制御することが必要になる。
デンソーは研究開発費の半分をソフト開発に投じている。

・デンソーの企業文化に触れて(継承館)
現場の気付きを大切にする文化がある。
昼礼も適時やる文化がある。
失敗したとき、失敗したことに対するなぜ?なぜ?を気持ちが悪いくらいにしつこくやる。
事務系統でも同様のことをしている。
これらは企業文化、DNAのようなものだと思う。

まとめ

コモンズ投信のシニアアナリスト:上野さんと同じ班で回らせてもらったので、上野さんがどんな目線で見ているのか、という視点で全体をご一緒させてもらいましたw。
その感想は、わたしの宝箱へ。

デンソーの株式買いたいです。・・・と、簡単には言えない株価ではありますが、チャンスがあれば。
チャンスは今だけなのかもしれませんので、毎回迷うところなのです。

そんな意味でも、投資信託を通じて、コツコツ積立で投資させてもらうことは、悩みが無くなってくれてほんとありがたいです。

追記)Instagramで、たくさんの社員さんが紹介されているのが好きです。
投資先のひとが見えるようで。
他の会社さんもぜひ、参考に。

では。

関心を持ってくれてありがとうございます。 いただいたサポートは、取材のために使わせていただきます。 わたしも普段からあちらこちらにサポートさせてもらっています。 サポートはしてもしてもらっても気持ちが嬉しいですよね。 よろしくお願いしますね。