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ザ・2020ビジョンの月次報告~わたしの読み方・2024年1月運用分~

コモンズレター

コモンズ投信のザ・2020ビジョンのコモンズレターの1月運用分が公開されています。

ザ・2020ビジョン_コモンズレター

運用責任者メッセージ

小型成長株の中でも業績が良い銘柄については、株価に反映されるようになりました。それに伴い当ファン ドのパフォーマンスも改善を見せ始めています。ここからは、徐々にそのピッチも上がっていくと考えてい ます。新NISAもはじまり、当ファンドは成長投資枠で買える国内株式アクティブファンドです。

コモンズレターより

「変化」に着目するこのファンドです。

変化を始めた企業、変化にチャレンジする企業を中心に中長期の視点で厳選し、ダイナミックな運用を行います

コモンズ投信ホームページより

ふと気になって調べてみました。
この第10期では口数が増えていることから、資金流入の状況です。
数年遡ってみたけど、年単位では資金流入していますね。
第10期の資金流出が増えているのは、新NISAと関係があるのかな。

ポートフォリオの状況

組入上位10銘柄をざっと眺めました。
先月の報告書と比較してみましたが、ここに現れてくる会社に変化はないようです。
でも年次運用報告書の期中売買欄を見ると、そこそこ大きな売買をしていることがわかります。

決算報告書も結構好きです。
普段見えない部分が見える気がして。
ただ、ルールがあるようで見た目は楽しくないです。

未来予想図

今月は【世界で需要が拡大する水産資源、イノベーションが持続可能性に貢献へ】がテーマです。

国連が掲げるSDGsの17の目標の一つに「海の豊かさを守ろう」があります。水産会社にとっては、漁業資源の維持や再生をもたらすための効果的な漁業管理が必要とされます。また、水産ビジネスは、気候変動による自然災害や水温上昇の影響、原料調達による影響(気候変動による収量減少による原料価格高騰)など多くの避けられないリスクもあります。しかし、一方で、養殖においてのIT(情報技術)やAI(人工知能)活用による生産性向上、昆虫など新しいエサの開発(魚粉のような天然のエサへの依存を減らす)などイノベーションの創出が期待されています。また、数年内には、一般に普及している海面養殖ではなく、自然災害の影響を受けにくく、病気のリスクも減らせ、漁獲量の安定に貢献する陸上養殖(場所を選ばず内陸で養殖を行う)プラントも大手商社や外資系資本、水産大手などによって、稼働がスタートする見込みです。
水産セクターのイノベーションが、重要なたんぱく源の持続的な獲得に貢献することを期待しています。

コモンズレターより

ビーチクリーンなどを通じて、海洋に漂流するごみの問題についても関心を持っているところです。
また、養殖が赤潮の発生の影響を受けて、壊滅的な状況になったというニュースがあり、養殖業者も大きなリスクを抱えているんだなと認識しました。

サンマの不漁は毎年のように聞きます。
漁業資源の維持や再生を含めた管理は、我々消費者を巻き込む大きな課題だと思います。
イノベーションとともに、海を大切にする、地球を大切にする取り組みも大事だと感じているところです。

コモンズPOINTからのお知らせ

コモンズPOINTでは一般社団法人日本障がい者乗馬協会を応援していることは以前にも書きました。
第10期の寄付も引き続き一般社団法人日本障がい者乗馬協会となったことが発表されました。
一般社団法人日本障がい者乗馬協会はわたしも応援させてもらっています。

今年はオリ・パラの年です。
これから行われるイベントやパラリンピックにも注目です。

24年1月運用報告動画

動画でも運用報告がされています。
コモンズ30ファンドの運用報告ののちに、ザ・2020ビジョンの運用報告があります。
どんなことが説明されているのか、自分が託したお金をどんなひとが運用しているのか。
そんな点に着目してみてはいかがでしょうか。

では。

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