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コモンズ30ファンドの月次報告~わたしの読み方・2024年11月運用分~
コモンズレター
今月も待ってました。
今月も #コモンズ投信 、 #コモンズ30ファンド の #コモンズレター 11月運用分の #月次レポート が公開されました。
わたしがどんな読み方をしているのか、お伝えできれば幸いです。
渋澤と伊井の想い
今号は社長の伊井さんからのメッセージです。
コモンズ30ファンドで10年以上投資しているセブン&アイホールディングスを例に、M&A(企業買収)やTOB(株式公開買い付け)について書かれています。
日本企業によるM&A(企業買収)やTOB(株式公開買い付け)が増加傾向にあります。産業界も株式市場も日本では新陳代謝が進まないとの指摘がされてきましたが、近年ではニュースを聞かない日がないほどです。これは、成熟化した業界で自社による成長よりも他社との共創による成長を求める企業や、資本効率を重視する企業が増加していることが背景にあると思います。
『共創』が今の流れか。
社会全体が、「共に」、「協(共に働く)」を求めているんですね。
現在セブンの創業家は非上場化による買収提案を行っています。お客様、従業員などあらゆるステークホルダーの利益を考え、非上場化により経営効率を高めて企業価値を向上させることを考えていると思われます。この2つの提案を受けたセブン側は、社外取締役を中心に、長期的な企業価値向上を考慮して何が最善かを熟慮しているはずです。
私たちコモンズ投信は、セブンへの投資は10年を超えています。今回の買収合戦に直接関与することはできませんが、これまでも長期的な企業価値の向上について多くの議論をさせていただきました。日本のインフラとも言えるコンビニ大手のセブンが、消費者にとっても、従業員にとっても、そして株主にとっても良い形で決着することを望んでいます。
これまでのコモンズ投信とセブン&アイホールディングスとで行ってきた対話、議論が消費者や我々受益者を含めた株主にとっても、長期的な目線で落ち着くことを願っています。
運用状況
引き続き29社がファンドに組み入れられて運用が続けられています。
次にコモンズ30ファンドに組み入れられる会社、若しくは組み入れから外される会社。
投資委員会でどんな議論が交わされているのかを想像しながら、コツコツと積み立てを続けていきます。
今月のピック!
3名のシニア・アナリスト、アナリストが計3会社を取り上げています。
アナリストの皆さんそれぞれの個性が感じられるようで、読み比べるのも面白いと思います。
これも運用だけでなく、コールセンターの方々の顔までが見える投資信託だからこそ。
なお、わたしの偏った目で見ていることをご理解ください。
味の素
こちらはシニア・アナリストの末山さんが担当です。
業績好調の主な要因は、半導体電子材料事業と海外の 調味料・食品事業の成長です。半導体電子材料事業では、PC市場の緩やかな回復やサーバー/ネットワーク向け需要の改善に加え、生成AI向け需要の拡大が寄与しました。海外の調味料・食品事業では安定した成長が続き、事業利益率はコロナ禍前の水準を上回るまで回復しています。
半導体電子材料事業と海外の調味料・食品事業とあるように、味の素は様々な事業を行っていることがわかります。
わたしたちに身近なものは調味料・食品事業ですが、他の事業として冷凍食品、ヘルスケアが主なものとして挙げられるそうです。
ちなみに味の素では、半導体電子材料事業はヘルスケア事業に分類されています。
クボタ
こちらはシニア・アナリストの古川さんが担当です。
主要販売地域である米国では競合他社のボリュームゾーンである大型トラクターの出荷台数でも2桁のマイナス成長が継続しており、クボタの小型についても依然厳しい事業環境が継続しております。また建設機械においても需要は堅調なものの一部機種では一服感も出ております。そのような中、トラクターにおいては来期の需要期における生産復調を意識し、もう一段踏み込んだ在庫適正化の動きがみられ、市場動向に即した企業努力が垣間見えます。
トラクター事業が厳しい状況であることが伝わってきます。
一方で建設機械は堅調とのこと。
これらはクボタの一面でしかないわけですが、クボタには更に持ち味を活かして、社会に必要とされる会社であって欲しいなと思います。
ユニ・チャーム
こちらはシニア・アナリスト/ESGリーダーの原嶋さんの担当です。
当社は、原材料価格やエネルギーコスト、物流費といったコスト増に対して、新商品への切り替えを進めることで収益を確保してきましたが、中国の生理用品や、東南アジアの市場の一部で思うように販売数量を伸ばせず、業績が伸び悩みました。
会社側の説明によると、シェアを大きく落としているなどということではなく、既に必要な打ち手は打っているとのことで、ここからの巻き返しには自信を示していますし、株式市場の反応がやや大きすぎた面もあるとは思っていますが、それでもこの先、数四半期はこれまで以上に丁寧に業績を見ていく必要がありそうです。
ユニ・チャームについても、歯切れの良さ感がありません。
厳しめの話が多い印象です。
まあ、わたしが心配したところでどうなるものでもないわけですが。
NISAの活用方法を見直しませんか?
NISAしてますか?
というか、NISAは制度であって、「コツコツと積立をするのことが大切だよ」とはお伝えしていますが、NISAを使うことが目的ではなくて、コツコツ積立のために使える制度だよってこと。
どんな特徴の投資信託なのか、よく知ること。
どんなふうに情報発信をしているのかを知ることが大事だと思います。
皆さんも改めて、投資について、投資先や投資信託について考える機会にしてはいかがですか。
コモンズSEEDCapからのお知らせ
今期の応援先、アクセプト・インターナショナルの情報が書かれています。
注目していきたいですね。
#12月は寄付月間 。
#寄付月間2024 シンポジウム についての告知もあります。
健さんも参加されるんですね。
#寄付月間 を楽しもう。
欲しい未来に向けて。
さて、今号も楽しいレターでした。
YouTubeで配信されている、月次運用報告の動画もご参考に。
アーカイブでも見られます。
では。
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