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「地図を読むのが好き」を考察する

こんにちは!ばらんです。

最近、こうなりたい・こうありたいというふわふわしたnote記事が増えてきたので、これからは今の自分や、それを形作るものについても少しずつ触れていこうと思っています。

第一弾として、自分の中で「好き」と「得意」が重なる分野である「地図を読むこと」について書いてみることにしました。

わたしは地図を読むことが好きで、わりと得意だという自覚もあります。目的地までみんなを導く地図係を率先して引き受けることも多いです。

この記事では、自分のそういった特徴について、ベストセラー『話を聞かない男、地図が読めない女』を引き合いに出して考察していきます✍🏻

地図は世界の縮図

わたしにとって地図とは、「現実を抽象化したものの極み」です。

(航空写真は情報量が多すぎて逆に見づらく感じるので、眺めていたいとまでは思わない🙃)

わたしが惹かれるのは、決まって2次元の平面的な地図。
それは現実のミニチュア版、抽象化された嘘のない姿を示していて、そこに何とも言えないときめきを感じます。この感覚は、家が縦半分に切られた形になっているドールハウスを飽きることなく眺めていた、幼い頃の純粋な興奮と似ているような気がします。

地図という世界の縮図を見ていると、定期テストの出題範囲が発表された時のような、長い行列の始まりと終わりが見えた時のような、「ひとまず全貌が分かる」ということに対する安心感や幸福感が押し寄せてくるのです。

本から得た洞察

『話を聞かない男、地図が読めない女』

衝撃的なタイトルだけでも聞いたことがあるという方は多いと思います。この記事を書くにあたり、男脳と女脳の違いを日常的な行動に結びつけて説明しているこの本を参考にしてみました。

(本の中で紹介されている男女論についてはそのまま受け入れる形で考察を進めていきます👌🏻)

空間能力について、印象に残った記述をまとめるとこんな感じ。

  • 地図を読める人は、頭の中で地図を回転させて方向を判断してその情報を保持できるため、迷わずに道を進んだり戻ったりできる。

  • 女性の脳には空間能力を管理する特定の領域がなく、左右の脳に散在しているため、男性より空間能力が低い傾向がある。

また、本で紹介されていた「男脳・女脳テスト」をやってみると、わたしは140点でした。150点未満は男脳寄りとされていて、この結果はわたしの地図への情熱と関連がありそうだなと思いました。

地図を読める女

次に、自分の特徴に当てはめて分析してみます。

本を読んで、「男脳」に近いと感じたところ。

・口に出す前に自問自答することが多い
・幼い頃から冒険心旺盛で、滑り台の上からジャンプしたり、ソファの背もたれを平均台に見立てて歩いたりしていた(だめ絶対)
・今は落ち着いた(と思う)けど、もともとはそういった活発な気質がある
・機械が壊れたらその場で直さないと気が済まない
・ゲームセンターが好き

一方、「女脳」的だと感じるところ。

・競争より協力を重視する
・同時に複数のことをこなせる
・曖昧なものや神秘的なものが好き
・周囲の情報を取り込み、分析する傾向がある
・議論になると感情的になる

これらの特徴から、わたしの脳は

  • 情に訴えがちなところや、本能で何かを感じ取るところは女脳。

  • 人の話や音の聞き方もやはり女脳。

  • 機械や地図などの人じゃないものや、視覚的なものの認識方法は男脳。

-という構造をしているのかなと思いました。

※地図だけでなく、機械いじりやゲームセンターも空間能力が試される分野なのだそう。

つまり、わたしが「地図を読める女」なのは、空間能力に関しては男性的な脳の特性を持っている可能性があるということ。

実際、普段はYouTubeを観ながら料理をするなど同時に複数のことをこなせるのですが、一度地図を読み始めると相槌を打ったり気遣いをしたりする余裕がなくなるほど集中してしまいます。もしこれが男性的な脳の働きによるものだとしたら、納得できる部分がありますよね。

集団心理と地図係

さらに、集団心理的な視点からも、わたしが地図を好きになった理由を考えてみました。

幼い頃から方向感覚には自信があったため、気がつけばグループの中で地図係を担っていることがよくありました。その経験を重ねることで、ますます地図を読むのが好きになり、得意にもなったという説です。

わたしが地図係を全うできるのは、周りの人が行き先を提案してくれたり、信頼して着いてきてくれたりするからです。地図に没頭するわたしの横で楽しげに会話を続けてくれることも多いです。そうやってお互いの能力を補い合いながらその場の空気が作られているのを感じます。

このような心理的・社会的な力動が、わたしの地図への情熱を一層強固なものにしているのでしょう。

まとめ

好きだから得意なのか、得意だから好きなのか。
こうして考えてみると、わたしの地図への情熱は「得意だからこそ生まれた好き」なのかもしれません。

考察を通して、自分についてまたひとつ理解を深めることができました。「地図を読むこと」に限らず、「好き」と「得意」が交わる場所には、自分らしさや成長のヒントがたくさん隠れているのだと思います。

こんなに好きだ得意だ〜と語っていますが、実際には自分以外の地図係の才能に舌を巻くこともあれば、読み間違えることだって全然あります。悪しからず🫢

これからも周りと調和しながら、マップリーディングライフ(?)を楽しんでいきたいです🗺️

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