ばらん

あたまの中を整理するための試み。お弁当のばらんのような存在。 臨床心理士🔰 INFJ

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マガジン

  • 臨床心理学一問一答ノート

    わたしが臨床心理士資格試験に向けて個人的に作成し、繰り返し読み込んでいた一問一答ノートを公開しております。 臨床心理士資格試験、心理系大学院の受験を控えている方のお役に立ちますように💮

最近の記事

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新卒で入った会社を1日で辞めて心理士になってみた感想

こんにちは!ばらんです😉 わたしは新卒で入った会社を出社1日で辞めて、いろいろあって臨床心理士になりました。 詳細はこちらに書いています💁🏻‍♀️ この記事では、心理士になるために費やした3年半を振り返ってよかったこと、よくなかったことをまとめてみました✍🏻 よかったことまず、よかったこと。 それはもちろん、国家レベルの資格を取得できたことです🔰 自分の経験を活かすことができる専門職があって、全国的にそれなりの雇用がある(わたし調べ)ことは幸せだな〜と長い目で見て

    • 「地図を読むのが好き」を考察する

      こんにちは!ばらんです。 最近、こうなりたい・こうありたいというふわふわしたnote記事が増えてきたので、これからは今の自分や、それを形作るものについても少しずつ触れていこうと思っています。 第一弾として、自分の中で「好き」と「得意」が重なる分野である「地図を読むこと」について書いてみることにしました。 わたしは地図を読むことが好きで、わりと得意だという自覚もあります。目的地までみんなを導く地図係を率先して引き受けることも多いです。 この記事では、自分のそういった特徴

      • 27歳、年齢と向き合ってみた

        これを書いてから誕生日を迎え、わたしはすっかり27歳になりました。 年齢を意識することに対して積極的ではないのは26歳の頃から変わってないのですが、 ひとつ歳を重ねてマイナーアップデートされた価値観もあるかなということで、ここに置いておこうと思いました。 27歳、年齢と向き合ってみます。 「わたしいくつに見える?」年齢を聞かれて「えー、わたしいくつに見える?」と返すやりとり。定番ですよね。 以前は「なんでそんなことを?」と思ってましたが、最近はだんだんとその気持ちが

        • 近内悠太著『世界は贈与でできている』の感想

          近内悠太著『世界は贈与でできている』の感想です。 佐伯ポインティ(信頼が厚い)のポッドキャストでおすすめされていたのをきっかけに読んでみました。 内容も構成も自分に大ヒットしたので、感じたこと、考えたことを書いていきたいと思います✍🏻 贈与は受け取ることから始まるこの本の中で贈与とは、「お金で買えないもの、そしてその移動」と定義されていました。 贈与は受け取ることから始まります。その受け取り方も様々あり、喜びを伴うものだけでなく、「受け取ってしまった…」という負い目や

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        • 臨床心理学一問一答ノート
          4本

        記事

          殿堂入りで好きな香りを言語化してみる

          こんにちは!ばらんです。 今日は、わたしが世界で1番好きな香り、ジョーマローンのウッドセージ&シーソルトの魅力を語らせてください。 この香り、公式ホームページでは以下のように表現されています。 この表現も分かるのですが、わたしがウッドセージ&シーソルトから受ける印象とは少し違うので、自分なりに言葉にしてみようと思いました。 わたしのウッドセージ&シーソルトわたしにとってのウッドセージ&シーソルトは、海岸に吹き抜ける爽やかさというよりも、家庭的で内面的な温かさを持ち合わ

          殿堂入りで好きな香りを言語化してみる

          扁桃腺を取ってから3年経った

          扁桃腺を取る手術を受けてから3年以上が経ちました。 この記事では、手術を決意した経緯や入院生活、その後の経過などについて書いていこうと思います✍🏻 扁桃炎持ち時代2018年頃から扁桃腺が腫れやすくなり、忙しい時やストレスがかかる時に限って扁桃炎になって数日間寝込む、というのを繰り返すようになりました。だんだんとその頻度は増え、月に2度発症することもありました。 扁桃炎になる度に、頭が割れそうな激しい痛みと高熱、悪寒、そして何に触れていても全身の肌が痛むという症状に苦しめ

          扁桃腺を取ってから3年経った

          原田マハ著『一分間だけ』の感想

          表紙とプロローグだけでも涙がこぼれる作品でした。 犬を飼ったことがある人なら尚更だと思います🥲 不器用で一生懸命な主人公が仕事とリラの間で揺れ動く葛藤がリアルに描かれていて、胸が締め付けられました。 大切にするべきものは恒常的で誰の目にも明確に映るけれど、100%で向き合えるかというのはまた別の話という…。 最後まで神様は現れませんでした。 それでも、リラと過ごした時間には意味があったと思える終わり方でした。同じ方向を見ていた時も、違う道を歩き始めた時も、これまでに

          原田マハ著『一分間だけ』の感想

          田中一村展に行ってきた

          東京都美術館で開催されている田中一村展に行ってきました。 ジムトンプソンの話を母にした時、田中一村に通じるものがあるねと言われたことで興味を持ち、この日を楽しみにしていました🌿 まず、一村の幼少期からの奇才ぶりに驚かされました。 手先の器用さは木彫家である父から受け継いだもので、立体的なものの見方が後の作品にも活かされていると感じました。身内の不幸や転居の多さにも関わらず、表現することを絶やさなかった一村。その創作への情熱が今こうして多くの人々の心に響いていることに感動し

          田中一村展に行ってきた

          エメラルドグリーンに宿る曖昧な美しさ

          わたしは昔からパステルカラーが好きです。 特に、パープルやエメラルドグリーンのような、原色と原色の間にあるニュアンスカラーに心惹かれます。 最近、淡いエメラルドグリーンのイメージが頭に浮かぶことがよくあり、その抽象的な感覚を言葉にしてみたくなりました🪐 曖昧さに宿る美しさエメラルドグリーンって神秘的ですよね。 青の隣にいると緑に見え、緑の隣にいると青く映る。 青は冷たさや静けさを象徴し、緑は生命や自然の豊かさを感じさせます。 スペクトラムの両端にある色彩を行き来し

          エメラルドグリーンに宿る曖昧な美しさ

          本屋大賞『赤と青とエスキース』の感想

          2022年の本屋大賞で2位に輝いた青山美智子著『赤と青とエスキース』の感想です📝 お湯と水で作る湯船物語の第一章は印象的なフレーズから始まります。 世界観への誘導がスムーズで、個性豊かな登場人物たちがそれぞれに“適温”を見つけていく過程に惹き込まれました。 さりげなく出てきた『幸福に退屈している』という皮肉な表現もピリッと心に響き、満たされることの喜びや不安について考えました。 不幸は惨めだけど、幸福でも退屈する。 始めるのは難しくて、続けるのはもっと難しくて、終わ

          本屋大賞『赤と青とエスキース』の感想

          三秋縋著『三日間の幸福』 夏休みの憂鬱を溶かしてくれる作品でした🌻

          三秋縋著『三日間の幸福』 夏休みの憂鬱を溶かしてくれる作品でした🌻

          臨床心理学一問一答ノート〈ロールシャッハ編〉

          臨床心理学一問一答ノート〈前編・後編〉に加えて、〈ロールシャッハ編〉も作成いたしました。 個人的に、ロールシャッハ問題の正誤は臨床心理士資格試験の要だと感じています。 捨てるという方も一定数いるみたいですが、だからこそ合否において差がつくところとなると思います🏅 臨床心理学一問一答ノート〈前編〉に含まれている『心理査定』のPDFには、片口法・包括システムそれぞれの記号の解釈など、基本的な知識を載せております。 こちらは、そのような基本的なところを押さえた上で「これらを

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          臨床心理学一問一答ノート〈ロールシャッハ編〉

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          臨床心理学一問一答ノート〈後編〉

          後編では、以下の内容についてまとめています。 心理療法:12ページ 心理面接:5ページ 倫理と地域援助:5ページ 心理統計:6ページ 法律:4ページ 合計で32ページの資料となっています。 前編と併せて、試験直前まで確認できるお守りのようにご活用していただけたら嬉しいです。 留意点何度もチェックしておりますが、誤字・脱字の可能性があります。 個人の利用目的に作成したもののため、内容に対する責任は一切負えません。 お手持ちの参考書などと照らし合わせながら、知

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          臨床心理学一問一答ノート〈後編〉

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          臨床心理学一問一答ノート〈前編〉

          前編では、以下の内容についてまとめています。 基礎心理学:21ページ 精神疾患:11ページ 心理査定:24ページ 合計で56ページの資料となっています。 後編と併せて、試験直前まで確認できるお守りのようにご活用していただけたら嬉しいです。 留意点何度もチェックしておりますが、誤字・脱字の可能性があります。 個人の利用目的に作成したもののため、内容に対する責任は一切負えません。 お手持ちの参考書などと照らし合わせながら、知識の定着用としてご活用ください。 再配

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          臨床心理学一問一答ノート〈前編〉

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          【臨床心理士資格試験・心理系大学院】わたしの勉強法

          こんにちは!ばらんです😉 わたしは昨年、心理系大学院を修了し、臨床心理士の資格試験に合格しました。 詳細はこちらに書いてみました💁🏻‍♀️ この記事では、知識ゼロの状態からおよそ3ヶ月で大学院合格⇒働きながら資格試験一発合格を叶えたわたしの勉強法を紹介していきたいと思います✍🏻 ザルを重ねてボウルにする『勉強とは、ザルを重ねて知識という水が漏れないようなボウルにしていく作業』 高校時代の英語の先生が言っていたこの表現が好きで、何かを会得しようとする時には自然と思い出

          【臨床心理士資格試験・心理系大学院】わたしの勉強法

          【自己紹介】新卒で入った会社を1日で辞めて心理士になった話

          こんにちは!ばらんです😉 わたしは新卒で入った会社を出社1日で辞めて、いろいろあって臨床心理士になりました。 その“いろいろあって”の部分は予想よりもはるかに濃く、複雑なものでした。 22歳で会社を辞めて大学院に入り直すことを決め、臨床心理士の資格試験に合格したのは26歳の時のことです。 この3年半の間に何が起きて、どう感じていたのかを時系列でまとめてみました📝 入社・退社わたしは2020年の春に大学を卒業し、新卒入社した会社を出社1日で退職しました。 ※いきなり

          【自己紹介】新卒で入った会社を1日で辞めて心理士になった話