心に響く本がまた1冊。
昔から本を読む事が好きだ。
本好きな両親の影響だろうか。
26歳の時に、"こんまり"こと近藤麻理恵さんの
「人生がときめく片付けの魔法」を読んで衝撃を受けた。
今思い返してみても、当時の私はどん底だった。
20代は割と大変な経験をたくさんしたけれど、
どちらかと言うとポジティブ思考な私は
割と乗り越えてきた。
しかし、26歳の時は限界を感じていた。
それでも何とか気持ちを奮い立たせ、
時間薬というのでしょうか?
少しづつ前向きに戻り、
半分趣味だった資格取得の勉強などにも精をだしていた。
2冊完結で一気に読んだ。なんなら2周読んだのだ(笑)
まず興味をそそられたのは、共感する部分が大変多いなと感じたから。例えば、テスト勉強の追い込みの時に限って、机周りの掃除をし始めてしまうと言うフレーズ。
そう、整える事で気持ちがスッキリするのだ。
私は仕事に追われている時、心配ごとのある時など
少しでもマイナスの感情が現れると掃除をする癖がある。
あ!彼と喧嘩したりとかね!笑
自分も何気なくしていたこの行動が
わかりやすく言語化されていたのだ!
この本との出会いで、人生が変わった。
というか、人生において必要だと感じるものの見方が明確になった、という感じだ。
この本と出会った翌年、人生初の断捨離を経験した。
こんまり先生のときめく片付けには順番がある。
❶衣類
❷本類
❸書類
❹小物類
❺思い出の品
本類を見直していた時にある事に気づいた。
小説を除いて、昔から手に取って購入する本のジャンルが似ている。2回以上読み返した本のジャンルも更に絞られていることに。
34歳になろうとしている今、
直近で購入し、"お気に入り"した本もそう。
「シンプル、だから贅沢」著:ドミニック・ローホー
思い返せば10代の頃から
シンプルに魅了されていたかもしれない。
◆3歳からやっていたピアノの鍵盤や譜面の
モノトーンさが好きだった。
◆ミッフィーが好き。(今もすき・×・)
◆派手さはないけれど、クラシックでレトロな雰囲気のあるお洋服や靴に惹かれた。
◆学生時代、無印良品のノートや文房具が大好きだった。
(今もすき)
◆動きのある服より、シンプルなお洋服が好き。
流行りものを沢山集めても
いまいち満足しないことが多いのは昔から。
結局のところ、自分の好き!は決まっている。
コーディネートも、めんどくさいからシンプルにしているのではない。無意識に心地よいからなのだ。
その方が自分自身がしっかり表現される様にも感じる。
そう答え合わせができる本だ。
この本を読み終えると、
当たり前に昔から飽きずに使い込んできたものに対して
感謝の気持ちと更なる愛着が湧いてくる。
その他大勢にならない為に
流行りのアクセサリーをごちゃごちゃと身につけて
皆と同じようなコーディネートをして
トレンドメイクを施して。
若い頃はそれで良い。
では大人は?
…これは魅力的なのだろうか?
まずは自分と自分の心地よいことを知り、
自分の心に正直な選択をしてみると
「なんだか素敵なひと」
に近づけるのではないだろうか。