見出し画像

うさぎとかめ

皆さんこんにちはこんばんは
最近ふとしたきっかけで知った『うさぎとかめ』のお話。

誰でも知っている『うさぎとかめ』

教訓はあまりにも有名。
自信過剰して思い上がり油断をすると物事を逃してしまう。
また、能力が弱く、歩みが遅くとも、脇道にそれず、着実に真っ直ぐ進むことで、最終的に大きな成果を得ることができる。

『何事も謙虚に驕らず、着実に進まなければならない』

私たち日本人が好きそうな教訓ですね。

私は、この寓話、日本の物だと思っていました。
有名な童謡『うさぎとかめ』も大半の方が口ずさめるでしょう?


原典は『イソップ寓話』

『うさぎとかめ』の原典、じつは『イソップ寓話』から、皆さんご存じでしたか?
日本へ入ってきた時期は室町時代後期、キリスト教伝来と同じ時期に入ってきたようです。
その後、明治時代に初等教育の教科書に採用され、一般化。
最初のタイトルは『油断大敵』だそうです。
当時日本が置かれていた状況を考えると、とても重要な教訓なのでしょう。

ここでまた『?』が。

『イソップ寓話』ってそんなに古かったけ?
完全に『グリム童話』と混ざってしまっていたのです。

『イソップ寓話』
紀元前6世紀にアイソーポスという奴隷がいて寓話を使いその名声をえたとされている。現在のイソップ寓話集と呼ばれるものには、アイソーポスのものだけではなく、それ以前から伝承されてきた古代メソポタミアのもの、後世の寓話、アイソーポスの出身地とされる(小アジア)の民話を基にしたものも含まれている。(Wikipedia抜粋)

交通の要所でもあったアナトリア半島出身のアイソポース(イソップ)。
一概にヨーロッパオリジナルの寓話とは言えないかもしれませんね。
様々な民族文化が交わる場所で、色や形を変えながら人々に広まる、ちょっとしたロマンを感じてしまいます。


私的寓話『うさぎとかめ』

慣れしたんだ寓話『うさぎとかめ』
話の内容や教訓は思い出すまでもなく有名な話。

常識や一般的な知識といものに疑いを持たず、一つの側面からしか物事捉えていないことが沢山あるんだろうな、と気付かされました。

違う角度から物事を見直したとき、『うさぎとかめ』だけにもこれだけの世界が広がり、想像は無限に膨らませることが出来る。

良し悪し限らず、物事の流れが速い現代だからこそ、流れに流されるのではなく、ひと呼吸おいて俯瞰できる習慣と素直さを身に付けたいな、と考えさせられる一件でした。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?