
見えなくてみ見える。それが人間だ。
「宇宙戦艦ヤマト」の新作(ヤマトよ永遠にrebel 3199)に登場する印象的なシーンについて、人間の本質を考察してみたいと思います。
物語の中で、地球を出発する直前に主人公たちが敵の攻撃を受けます。その時、撃たれて地上に取り残された一人の女性が、恋人のいる大宇宙に向かって空を見上げるシーンがあります。この何気ない行為に対し、宇宙人(未来人)は疑問を抱きます。「なぜ見えないものを見ようとするのか」と。
これに対し、別の宇宙人が印象的な言葉を残します。
「見えなくてみ見える。それが人間だ」
この宇宙人は半機械の人造人間であり、純粋な人間ではありません。だからこそ、その視点から語られる人間観には深い意味があります。
人類は科学技術によって「見える世界」を広げてきました。顕微鏡でミクロの世界を、望遠鏡で遥か彼方の宇宙を。しかし、人間の特質は、そうした「見える範囲」を超えて想像し、考察する能力にあるのではないでしょうか。
例えるなら、暗い洞窟の中で懐中電灯を使うような状況を考えてみましょう。科学的アプローチでは、光が当たって見える部分だけを対象にします。しかし人間は、光の届かない闇の中も、空気の流れや匂い、直感や想像力を駆使して理解しようとします。文学的、哲学的な視点で世界を捉えることができるのです。
このほんの短いシーン―見えないはずの大宇宙に向かって空を見上げる女性の姿―には、そんな人間らしさが凝縮されていました。目に見えないものを心で見る。それこそが人間の本質的な特徴の一つなのかもしれません。

#人間は不可視も見えるおかしいね #宇宙戦艦ヤマト #ヤマトと永遠に #rebel3199 #星空 #哲学 #宇宙 #未来 #想像力 #見えないものを見る #人間の不思議 #詩的表現 #川柳 #宇宙の謎 #想像と現実 #人間の限界 #深い思索 #宇宙のロマン #アニメ好き #ヤマトファン