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コンプレックスとのつきあい方~港区女子になって気づいたこと~
自分でも驚くくらい自然な流れで、私は港区女子になっていた。
それはそれは気が付かない間に‥。
厳密にいうと、本質的に変わることはなかったが、一時期毒されていたことは間違いない。しかも、長い間引きづっていた気がする。完全に毒される前に正気を保てたのは、私の周りの人が良い人ばかりだったからに他ならない。
思い返せば、気が付かないだけで心の隙間があったのだと思う。
自分でも自覚していないコンプレックスがあったのかもしれない。自分のマインドを振り返りながら、過去を振り返っていきたい。
■「港区女子の定義は?」chatGPTに聞いてみた
自分でも曖昧だったので、chatGPTに聞いてみた。
「港区女子」の定義を聞いてみた結果がこれだ。
「港区女子」という言葉は、特に日本の東京・港区で見られる女性を指す俗語で、主に以下のような特徴やイメージで語られることが多いです。ただし、これはステレオタイプ的な表現であり、実際には個人ごとに異なるため一概には言えません。
■主な特徴や定義
・生活の舞台が港区に集中している
港区には六本木、麻布十番、青山、表参道などの高級住宅地やおしゃれなエリアが多い。港区女子は、こういったエリアで生活し、仕事をし、遊ぶことが多いとされます。
・華やかなライフスタイル
ファッションや美容に気を使い、高級ブランドやトレンドアイテムを好む傾向がある。
インスタグラムやSNSで「映える」写真を投稿することが日常の一部になっていることが多い。
・経済的に余裕のある男性とのつながり
企業経営者や外資系企業勤務者、医者、弁護士など、経済的に余裕のある男性と交友関係があることが多いとされます。
高級レストランやラウンジ、会員制のバーでの交流が日常的。
・自己投資に熱心
美容や健康、スキルアップのために自己投資を惜しまない姿勢が特徴です。
ヨガやピラティス、パーソナルトレーニングなどを日常的に取り入れている人が多い。
・野心的な性格
「成功」や「上昇志向」を持っており、キャリアやステータスを意識した行動を取ることが多い。
■ポジティブな見方
自己管理能力が高く、魅力的な女性が多い。
社交的でトレンドに敏感。
都会的で洗練された生活を楽しむ。
■ネガティブな見方
表面的な華やかさに重きを置きすぎているという批判もある。
高級志向や金銭的な余裕に依存しているという偏見。
この言葉自体がややステレオタイプ的であり、港区に住む・働くすべての女性を代表するものではない点に注意が必要です。
へぇぇえぇ~~~~!!!
割と機械的に説明されている。(機械だから仕方ないのだけれどw)
私としても、おおよそ認識に相違はなく、基本的に当てはまっていた。
私の場合は、ネガティブな側面である「高級志向や金銭的な余裕に依存している」という点を自覚するのにとても時間がかかったことだ。
自覚がないうちにかなり毒されていた、と改めて思う。この部分を今回は振り返っていけたらと思う。
■港区女子になったきっかけ
正確には覚えていないが、港区女子になったのは、23歳くらいだったと思う。ちなみにその頃は「港区女子」というワードすらなかった。
港区女子になったきっかけは、港区で働き始めてお金持ちの人と付き合い始めてからだと思う。
元々お金が大好きだったのもあったが、楽しく働いていたし、やりがいも感じていた。自分でいうのもなんだが、私は精神的にはかなり幼い方だと思う。
そして、素直な分これまで出会ったことのない人が周りに増えたことで、意識が変わっていったのだと思う。
私は、自分自身を周りと比べるようになってしまった。
■「港区女子」への抵抗
思い返せば、時々「港区女子」という毒に抵抗もしていた。お金がすべてではないと思って、絶対割り勘主義の人と付き合ってみたり、家一軒分くらいのお金を彼氏に貸して、自己破産されて飛ばれたりもした。
そういった経験をした上で、やはりお金は大事、と気づくのだ。そうすることで、港区女子の思考はさらに加速していった。
彼氏と割り勘はありえない。年収○○〇〇万円以上が良い。プレゼントくれなかった、大切にされていない、この人はやっぱり好きじゃない、と。
■「港区女子」という猛毒
この毒は30代に入っても抜けることはなかった。
「港区女子」という猛毒は内面を蝕み、時間を加速させる劇薬だ。
漏れなく私も侵されていた。
これまで付き合ってきた人と比較し、人をお金ではかるようになっていたかもしれない。
その時に友達に絶交されそうになったが、今は正気を取り戻しているので仲良くやっている。
たまにそういった話題になると、もう絶交しようかと思ったと言われる。反省はしているが、私の中では人生の紆余曲折がありすぎて、自分でも驚くほど目まぐるしかった。理解してくれた友達には感謝だ。
■自分のコンプレックスに気づいた
私はお金に対してコンプレックスがあったのだろう。
小さい頃から決して貧乏ではなかったし、中流階級、ごく一般的な家庭環境だったと思う。
しかし、自分でも知らず知らずのうちに、自分のコンプレックスが育っていた。
自分に価値があるという明確な理由が欲しかった。それがお金だった。
自分に対して、何か誇れるものがなかった。揺るがない自信がなかった。
そういったコンプレックスや自己肯定感は、形を変えて港区女子を生んだ。
お金に固執していた恥ずかしい時代。
今でも時々顔を出す。そんな自分と一生付き合っていくつもりだ。
■お金は大事、それは変わらない
もちろん、お金は大事だ。大切なのはお金じゃないよ、とかキレイゴトをいうつもりはない。だが、それがすべてではないはずだ。
その人の人柄を見ようとはあまりしなかった。
弁解をさせてもらうと、お金がない人は心も貧しいように感じた。お金に余裕がある人は、心にも余裕がある。そりゃ魅力的に見えるのは仕方のないことだろう。
そういう意味では、今もそのマインドは変わっていないのかもしれない。
お金がすべてではないが、その人を構成する上でお金は非常に大きな役割を占めていると思う。
お金だけに固執することは無くなったが、お金は大事だと確信する気持ちはより一層強くなった。
何かを決めるとき、お金だけで決めることは無いが、要素のひとつとして大切だと思う。
■余談:旦那さんとのエピソード
最後に、旦那さんとのエピソードを紹介する。まだ付き合っていた頃、デートは基本的に割り勘だった。(厳密にいうと、支払いが交互だった)
この頃はとてもモヤモヤしていて、友達に相談していたりもした。
なぜ奢ってくれないのがイヤなのか、私なりに考えてみると、「大切にされていない気がする」からだと思った。愛されていない気がする。
私が男性で、大好きな人とデートしていたら、絶対にお金を出させたくない、と思うからだ。
奢るという行為は「大切にしているよ」という好意を示す場でもある。
それに当時はとてもモヤモヤしていた。(結婚したら、お財布が一緒になったのであまり気にならなくなったが‥。)
もし私が港区女子のままだったら、結婚できていなかったかもしれない。
港区女子の毒が切れ、普通の感覚を取り戻している最中だ。港区女子を経たからこそ価値観に影響されている部分もあるが、それも私、と胸を張って言えるようになりたい。そんな強さは無くさないでいたいと思う。
自分が30代半ばになってようやく、港区の価値観に強く影響されていたと思うし、あのままだったら結婚できていなかったとも思う。
心が荒んだときもあったが、それを経験したからこそ、大切なものに気づけてよかった。
最後までお読みいただきありがとうございました!
たまにこうして自分を振り返っていきたいと思っています!
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皆さんにも、私にも、幸あれ!!!
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