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ミホカナシリーズ

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ミホとカナのオリジナル創作会話です。こんな会話ありえない!と思うかもしれないけど、ふたりのこと大好きです。
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#ミホカナシリーズ

愛と好き①

愛と好き①

『ねえ、愛と好きってちがうよね。カナはどう思う?』

『うーん。愛とは光。前にミホが教えてくれたよね。ただ、私の愛のイメージは思いやりの方が近いかな』

『だったね。愛の見方って人それぞれだけど、なんかさ、愛って好きの延長みたいに思われてること多いと思わない?』

『うん。愛は、嫌いな人だって包むことができる。嫌いな人に思いやりを持つことだってできる。そんな風に愛を考えてる人って少ないかもね。でも

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何にもしたくないとき

何にもしたくないとき

『ねえ、カナ。何もしたくないときってどうしたらいいと思う?』

『ん?何もしなければいいんじゃない?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるんだ。でも今日はちょっぴり様子がちがうみたい。

『だってさ。そういうわけにはいかないよね。宿題もあるし、家の手伝いもあるし、毎日お風呂入んなきゃいけないし、いや、そんなことより他にもやることいっぱいあるは

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勝ち負けのないもの

勝ち負けのないもの

『ねえ、カナ。勝ち負けってどう思う?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『ん?どう思うって何が?』

『世の中って順位とか勝ち負けを求められることばかりじゃない?それを否定するわけじゃないけど、今後、地球の愛が育っていったら、私はもっとちがう選択もあると思うの』

『ちがう選択って?』

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願いは何型?

願いは何型?

『ねえ、カナは願い事、何にする?』

ミホは七夕の短冊を手にしながら嬉しそうに言った。

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。私たちは学園祭の企画で飾ることになった七夕の短冊にそれぞれの願い事を書こうとしていた。

『うーん、どうしようかな。こういうの、小学生以来だよね?』

『うん。こうやって想いを紙に書くのは、あんまないよね』

『願い事って、いざ書こうとすると、なかなか思い浮かばなく

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おわりははじまり

おわりははじまり

『ねえ、カナ。はじまりとおわりは同時に現れるって知ってる?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

私は、どうしてそんなこと聞くの?とは聞かない。だって、前置きなんていらないこの会話が大好きだから。わかっているから。

『えーと、スタートがあれば、ゴールもあるってこと?』

『そうそう。出会いがあ

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大切なもの

大切なもの

『ねえ、カナの一番大切なものってなに?』

『うーん。家族と・・・ミホと、それから青空かな』

『わぁ。ありがと。じゃあさ、目に見えないもので大切にしていることってある?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『目に見えないもの?』

『うん。勇気とか、人を信じることとか、信念っていうのかな。大

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私が私にアドバイスする

私が私にアドバイスする

『ねえ、カナは自分と自分で会話することってある?』

『ん?自分と自分で会話?・・・がんばれ自分!みたいに声かけたりすること?』

『うんうん。それに近いかなー。ただ、一人の自分じゃなくて、少し離れた所から眺める自分を想像したり、わざともう一人の自分を作って話をするの』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心

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魔法の薬

魔法の薬

『ねえ、カナ。プラシーボ効果って知ってる?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『プラシーボ?えーとー、たしか、薬じゃないのに薬だって話して飲んでもらうと実際に効果があるってことでしょ?』

『そうそう。心の力で身体の状態を変化させちゃうなんて、人間の潜在能力ってほんとすごいなって思うのよね。

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どっちが上?

どっちが上?

『ねえ、カナ。地球ってどっちが上だと思う?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『えーと。北極が上って言いたいところだけど、別に上も下もないってのが正解じゃない?』

『だよね。わたしもそう思ってたんだ。これって地球だけじゃなくて、世の中のものぜんぶそうだよね。お空も、花や木も、それに、このコ

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みかんの仕組み

みかんの仕組み

『ねえ、カナ。みかんって不思議だよね』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

今日は喫茶店のマスターがケーキづくりで余った蜜柑を1つずつくれたから、それを二人で食べようとしてたんだ。

『ん?蜜柑の何が不思議なの?』

『みかんの中に、またみかんがあるんだよ』

ミホは蜜柑の皮を剥いて、その中の1

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運がいいを選んじゃう

運がいいを選んじゃう

『ねえ、カナ。星座占いって好き?』

『うーん。まあまあかな。でも遊び感覚で見るのはおもしろいよね』

『星座占いって順位があるでしょ。あれ、いつも一位の運勢になる方法があるの、知ってる?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『なにそれ?あやしいなー』

私が笑いながら疑いの目を向けると、ミホ

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過去の変え方

過去の変え方

『ねえ、カナ。過去って変えられると思う?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『うーん。現実では無理だよね。・・・でもさ、ミホは変えられるって思ってるんでしょ?』

私が話の先を読んで笑いかけると、ミホも嬉しそうに笑った。なんでそんな話をするの?とは聞かない。だって、この会話が大好きだから。わ

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空想旅行

空想旅行

『ねえ、カナ。空を飛んだことある?』

『空?・・・あるよ』

『空って気持ちいいよねー』

『うん。ミホはどんな空が好きなの?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも私にいろんな心の話をしてくれるんだけど、ここ最近の私たちのブームは空想旅行なんだ。

『青空や夕焼けが好きだけど、雨上がりもいいよね』

『わたしもだいたいおんなじ、夜空もステキだよね』

『うん。じゃあさ、今

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くりかえしを楽しもう

くりかえしを楽しもう

『ねえ、カナ。くりかえしって素晴らしいよね』

ミホは道端で拾った、木の葉を嬉しそうに見つめながら、私にそう言った。

『くりかえし?葉っぱの命のこと?』

『うん。今ね、私、くりかえしの素晴らしさに注目中なんだ』

『へー。でも、葉っぱの命はくりかえしじゃなくて、生まれ変わりだよね』

『そうそう。くりかえしってどんなに似ていても、必ず新しいものなのよね。この葉っぱも世界にひとつって思うとまた違

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