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「住まいの空間」の授業

こんにちは。中学校家庭科の授業実践をあげています。今回は「住まいの空間」の授業です。

基本的には1時間の授業を、フラッシュカード→教科書の音読・問題→主活動の流れで行っています。ここでは主活動のみを記録します。


【住まいに必要な空間】


個人生活の空間で行われることは何ですか?

→睡眠、学習、趣味、仕事など


家事作業の空間で行われることは何ですか?

→調理、洗濯、アイロンかけ、ごみ処理など


生理・衛生の空間で行われることは何ですか?

→入浴、洗面、排せつなど


家族生活の空間で行われることは何ですか?

→食事、団らん、遊びなど


収納・通行のための空間で行われることは何ですか?

→収納、通行など


【生活行為に必要な空間】


(開隆堂の教科書p211「話し合ってみよう」 )
Aさんの家のダイニングキッチンの様子です。Aさんはどこに困っているのか箇条書きで書きなさい。

→冷蔵庫のドアが開けられない、ドアを開けるとテレビ台にぶつかる、テレビの後ろに窓があるので見づらい、食器棚がキッチンから遠いなど

*早い子から持って来させて板書するよう指示する。
*板書された「Aさんが困っていること」に番号をふる。


Aさんが困っていること①を改善するために何ができますか?

→レンジやトースター、炊飯器を食器棚の上に移動して今ある台をこの部屋に置かない。など


②以降のAさんが困っていることに対する改善案を、隣に書きなさい。

*テンポよく示していく。

人が移動するときに通る経路を動線と言います。ここちよく生活するために、動線やその場での動きを想像して、家具の大きさや配置を工夫する必要がありますね。


【空間のさまざまな使い方】


あなたが生活する上で「これだけは譲れない」という思いはありますか?

→列指名でテンポよく回答させる。

(開隆堂の教科書p213「生活にいかそう」)
Aさん思いの場所に、あなたの思いを書き込みなさい。


Aさん家族の住まいについて考えます。食事をする部屋とみんなが寝る部屋を決めなさい。

→食事は食事室、寝るのは和室(6畳)など

Aさん家族全員の思いを考慮して、4人がどの部屋を使うべきか割り振りなさい。また、その理由も書きなさい。

例)

  • 妹:洋室(6.5畳) 友だちをたくさん呼ぶには広い部屋が必要で、おもちゃをしまうための収納も必要だから。

  • 自分:〇〇 〜だから。

  • 母:食事室 近所の人とお茶するのに台所が近い方がいいから。

  • 父:洋室(6畳) 書斎部屋としてちょうどいいから。


Aさんの祖母が、一時的に一緒に住むことになりました。部屋の使い方をどのように変えますか?

→祖母に和室(6畳)を使ってもらい、寝る部屋を洋室(6畳)にする。父の書斎は居間で夜パソコンしてもらう。など


部屋数が足りず、1つの部屋を2つの個人生活の空間にしたいときに、できることはありますか?

→パーテーションをする。一人用テントを使う。など


住まいに対する想いや願いは様々です。家族一人ひとりの気持ちを大切にしながら、協力して住まいたいね。

*今日の授業の感想を書いて終了する。


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