✓サーカスの夜に/小川糸
▽あらすじ
離れ離れになった両親とかつて一緒に見たサーカス。
忘れられないその不思議な世界の
一員になることを目指して入団した
少年の前に現れる、
自由で個性の強い人々。
クラウン、ピエロ、ブランコ乗り、ジャグラー、
そして美味しいお菓子やスープを作ってくれるコック。
少年は少しずつ綱渡りを学んでゆく。
▽感想
サーカスの人たちとの暮らしで
自分の居場所を求めている、そんなお話。
なにか大きなことがあるわけでもないけど、
少年の心は毎日毎日、
サーカスのとりこになっていく。
サーカスの人たちもよい人ばかりで、
少年にとてもよくしてくれる。
小川糸さんらしい、ほっこりした文章が続き
美味しい料理も出てくる。
拾い忘れた話題がいくつかあるなとは思ったけど
それはそれで気にしなくてもいいのかもしれない。
✓サーカスの夜に/小川糸/新潮社